【感想】分解するイギリス ──民主主義モデルの漂流

近藤康史 / ちくま新書
(4件のレビュー)

総合評価:

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  • 今後もモデルであり続ける

    イギリスのEU離脱という選択が、最近の社会事情の変化などにより、不安定化したイギリスの民主主義の結果であるという分析です。小選挙区制、二大政党、議院内閣制により安定した民主主義政治を行ってきたイギリスの政治が、各制度の機能不全により不安定化し、国民投票が、予想に反した結果となったと、最近の社会動向から結論付けています。そして、民主主義のモデルとしてではなく、イギリスにける問題の分析から、学ぶ必要があることも、強調しています。続きを読む

    投稿日:2017.07.05

ブクログレビュー

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  • uma-z

    uma-z

    EU離脱により注目を集めたイギリス政治について、その制度と歴史、さらに現在の機能不全を分析した本。
    長年、「ウェストミンスター・モデル」として日本の政治改革などのモデルとされてきたイギリス政治だが、近年はBrexitに代表されるような問題も目立っている。その背景は、あくまでも政治制度を中心に機能不全が生じているためと著者は言う。続きを読む

    投稿日:2018.08.09

  • youkeypp

    youkeypp

    このレビューはネタバレを含みます

     二大政党制は、やはり無理がある。  
     日本に導入されてから、やはり政治は、硬直化した。
     イギリスから学ぶべきは、そこへ国民投票を、行うと更におかしなことになりそうだということ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.09.26

  • karma_fukai

    karma_fukai

    非常に良い。とにかく構造のお話。乾燥している。日本の同時代史についても同じものを読みたい。小選挙区制と政党の新陳代謝の両立は難しいなあ。順位をつけた投票とするか比例に変えるかしないといけないんだろうけどなかなか現実的には難しいよなあ。続きを読む

    投稿日:2017.07.08

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