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榊原康 / 日経BP Next ICT選書 (5件のレビュー)
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hayataka
OTTとの直接対決を避け、裏方触媒に徹すると表明して主役から降りたNTT。世界戦略の中心であるコムとデータの好調を賞賛しつつ、裏方触媒領域にはIBMやAccenture等の強力な競合がいて、下手すると…裏方触媒の土管になると懸念。光卸を巡る話やドコモ凋落話は、通信業界の勉強になるけど面白くはない。AppleやGoogleとの直接対決を回避したのに、スマデの普及が一巡したら、Apple SIMとProject Fiが牙を剥いてくるかもという話が最も震えた。続きを読む
投稿日:2020.12.20
japapizza
”課題先進”業界の舞台裏が生々しく語られていた。特に、光コラボを巡るNTTグループとKDDI・ソフトバンクや総務省の攻防は興味深かった。 以下、著書より。 「携帯電話業界は現在、『成熟化』『土管化』…『同質化』の三重苦に直面している。」 「『主役の時代は終わった』−。 NTT持ち株会社の鵜浦博夫社長は就任以来、こう言い続けてきた。」 二〇一四年六月に開始したドコモの新料金プランについて。 「NTTドコモが当初、個人向けに用意したパケット通信のプランは、毎月の通信容量が二Gバイトの「データSパック」と同五Gバイトの『データMパック』の二種類。ユーザーからすれば、「とりあえず安いプランを選んで様子を見よう」となる。『約三分の二がデータSパックに駆け込んでしまった』(NTTドコモ幹部)。」 今後のNTTグループの役割分担については以下のように語られていた。 「NTT持ち株会社の鵜浦社長は、NTTドコモを消費者向けの窓口としていく方針を明らかにしている。必然的にNTTデータとNTTコミュニケーションズは企業向けの窓口を担い、NTT東西は光コラボの開始でインフラの構築と運用の役割が色濃くなっていく。」 続きを読む
投稿日:2018.10.08
Haru&Shu
同業界に勤める関係から目を通してみたが、直接係る話もあり、最後まで興味をもって読めた。 現業や種々の情報収集を通じて、ここ最近のNTTグループが抱える現状は自分なりに理解しているつもりだったが、体系…的かつ網羅的に整理されている本書を読んだことでより具体的なイメージがつき、かつその現状と通信業界の今後の展開を見据え、裏方で日本を支えるというNTTグループの決意が伺える。 事実ベースの書物としては、やや大袈裟な言い回しが気になったものの、それはそれで読み手を飽きさせない効果があると思える部分もあり、実際のイメージがつく分読み物としても楽しく読めた方だと思う。続きを読む
投稿日:2015.11.16
yamakei6211
NTT大好き(?)日経BPさん、の本。 恒例の巨大コングロマリッドNTTを深読みしていくシリーズ。深読みしすぎな部分もまたあり。なぜ紙面ではあんなに叩くのに、本まで出してくれるのだろうか。 先輩に貸…したら帰ってこなかったので、中身については後程。 新宿紀伊国屋で購入。続きを読む
投稿日:2015.10.25
hokkaido
テレコム業界誌「日経コミュニケーション」記者によるNTTを巡る業界本シリーズの最新作。 日コミのこの手のシリーズはどこまで分析に深く踏み込むかで質にけっこう差があるのだけど、今回はまあ良くもなく悪く…もなく。ここ数年のNTTグループは急速なグローバル展開、NTTドコモの苦戦、光コラボレーションモデルによるNTT東西のビジネスモデル転換とかなり環境が大きく変わってきているので、そのあたりの流れを網羅的に抑えるには役立つが、新鮮味のある分析があるわけではないという印象。続きを読む
投稿日:2015.09.05
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