【感想】ビジネス思考法使いこなしブック

吉澤準特 / 日本能率協会マネジメントセンター
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
2
4
2
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • 農田

    農田

    ラテラルシンキング=水平思考は初めて知った。類推とかで他のヒントから思考を立てる方法。
    個人的にはクリティカルシンキングができるようになりたい。認知バイアスに引っかからないように頭に入れたい。認知バイアスの内のハロー効果、コンコルド効果、リスキーシフト、バンドワゴン効果についてはファストアンドスローの中にもでてきた。
    ハロー効果→1つの特徴だけでその人の全体を印象付けてしまう。あの人は野球が得意だから、スポーツ全体なんでもできる。
    コンコルド効果→損失分を補おうとして、さらに深みにはまっていく。ギャンブル全部に言える。
    リスキーシフト→他の人がやっていることに同調。赤信号でもみんなが渡っているから渡っちゃおう。
    バンドワゴン効果→みんながあいつのことをああいう風に言っているから、俺もそう思う。自分の意見を持たずに周りの空気に流されること。

    事例を参照に進めていくのは面白かった。簡単に読めるが全ての内容を理解・暗記するのは難しく、何回も読むべき本。とても勉強になった。
    続きを読む

    投稿日:2020.08.21

  • たけ坊

    たけ坊

    ナイスハーベスト社という架空のパン会社で働く3人。それぞれロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングが得意で、各フレームワークを用いてケーススタディしていく。知ってても使えなければ意味がないということで、実際の話をわかりやすくパン会社に当てはめた想定がでてくる。例えばカップヌードルとか、楽天球団とか、スタバとか、コダック社とか、ローズベルトの大統領選勝利とか、TPP交渉とか。わかりやすくてよく勉強になった。続きを読む

    投稿日:2020.03.19

  • なおつ

    なおつ

    このレビューはネタバレを含みます

    【書評】3つの思考法を使い分けよ!『ビジネス思考法使いこなしブック』

    本書では左脳的思考法について取り扱う。
    ロジカル、ラテラル、クリティカルという3種類の左脳的思考法を、
    実例形式で学ぶことができる。

    ロジカルは「要素を分解する」こと。
    ラテラルは「他の分野の方法をもってくる」こと。
    クリティカルは「前提が合ってるかを考える」こと。
    上記は基本的な考え方で、それぞれに合わせた考え方のフレームワークがある。

    特に「認知バイアス」の考え方が興味深い。
    「思い込み」ほど思考を止めるものはない。
    クリティカルな思考は、思考停止を防ぐことができる。
    「当たり前」になっていることだからこそ、
    改めて考え直すことができる余地がある。

    本書にあるような様々なフレームワークから
    自分が普段使わないものを、まず1つ実際に使ってみる。
    そうすることで、自分が使っていなかった思考法を意識することができる。
    上記を繰り返すことで、使えるフレームワークが増えていき、
    自身の考え方のレパートリーを増やすことができる。

    本書を読んで感じたことは、
    「思考の偏りを意識」することが大事だということだ。
    どの考え方も一長一短がある。
    大事なのは使い分けることだ。
    どの考え方が自分に足りないかを日々意識する。
    その上で様々な考え方にトライすることで、
    自身の思考を活性化していきたい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2019.05.02

  • かず

    かず

    フレームワークを知っていることは大切なことだが、
    そもそもの考え方、アプローチ法が分かっていないと
    宝の持ち腐れだし、いざというときに使えない。

    本書はビジネスにおける課題解決に向けたアプローチ法を
    ケースも含めて説明してくれています。
    意外とラテラルシンキングのような考え方は出来ていないと
    自分でもやってみて感じました。

    【勉強になったこと】
    ・問題解決の根幹をなす3つの思考法
     ロジカルシンキング:
      論理的に物事をブレイクダウンする垂直思考。
      複雑で大きな問題を前にした時、単純な単位に問題を
      切り分けるにはどうしたらよいかと地道に考える。
     ラテラルシンキング:
      結果に至るプロセスの多様性に着目して最も効果的な
      解決策を見出す水平思考。もっと簡単に出来るやり方は
      ないか、似たような事例はないかと、様々な可能性を考慮。
     クリティカルシンキング:
      状況を疑い、Why/So Whatの両面から、本当に達成
      すべき目的に対する解決さくを示す探求思考。
      本質的な問題は何か、もっと実践的なやり方はないか
      と与えられた情報に対して主体的な課題設定を行う。

    ・クリティカルシンキングのうち、弁証法では、検討素案
     となるテーゼをまず示し、これに対するアンチテーゼを
     議論の中から取り出す。これらからジンテーゼ(折衷案)
     をまとめる。

    ・課題解決に向けたアプローチ手順
     ①クリティカルシンキングで状況を疑う
     ②ラテラルシンキングで周囲から類似事例を探す
     ③ロジカルシンキングで問題をブレイクダウンする
     ④総合的に物事を捉える
     上記を何度も繰り返すことが大切。

    ・各思考法で使うフレームワーク
     ロジカルシンキング:
      広がり :MECE、ベン図
      深さ  :ロジックツリー、ピラミッドストラクチャー
      並び  :IPO、TOC、ストーリー法
      つながり:因果関係・相関関係、親和図法
     ラテラルシンキング:
      ひらめき:ブレインストーミング
      ムリヤリ:欠点希望点列挙法、SCAMPER
      マネ  :ミメーシス・ミミック、シネクテクス法
     クリティカルシンキング:
      見える化:ヒストグラム、BATNA/ZOPA
      対比  :プロコン、フィットギャップ分析、ジレンマ
      思い込み:PAC思考、オッカムの剃刀、認知バイアス

    ・説明変数は多ければよいというものではない。
     少なくても説明が成立出来るのであれば、可能な限り
     そぎ落とすこと。そうすることで相手にも伝わる。
    続きを読む

    投稿日:2016.11.27

  • kitosa

    kitosa

    ロジカルシンキング
    リテラルシンキング
    クリティカルシンキングとは
    どういう考え方のことで、
    問題にはどんなアプローチの
    仕方があるのか教えてくれる。
    深入りし過ぎてないので
    読みやすく、入門には良い続きを読む

    投稿日:2014.05.24

  • とわも

    とわも

    親近感のわくイラストとケーススタディの豊富さでロジカルシンキング、ラテラルシンキング、クリティカルシンキングについて知ることができた。
    ビジネス思考に興味があれば誰でも楽しく読める。
    他店で人気のパンがなぜ売れ残るのか?に対する3つの思考法のアプローチの違いを講評付きで解説してあったり、カップラーメンの逆転の発想を元にしたパン屋のケーススタディが示してあったりして興味深い。続きを読む

    投稿日:2014.04.27

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。