【感想】たんぽぽ娘

ロバート・F・ヤング, 伊藤典夫, 深町眞理子, 山田順子 / 河出文庫
(40件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
5
13
10
2
0
  • おとといは兎を見たわ

    長らく謎の絶版で読めなかった話(近年は電書化を待つのでさらに……)。憧れの表題作を読めて満足できた。翻訳SFには珍しい爽やかさで,そしてジュブナイルでないところが頬笑ましい。

    投稿日:2015.06.09

ブクログレビュー

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  • zikomo

    zikomo

    昔のSF仕立てのファンタジー。やはりこの手のジャンルは短編がいい。

    牧歌的という言葉が似合う。テーマはボーイ・ミーツ・ガール。昔の少女マンガを読んでる感じ。都合よすぎな面は否めないけど、手にした時の期待値よりは面白かった。

    「失われし時のかたみ」。さだまさしの「博物館」って唄に似てるなって思った。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.28

  • ジジ

    ジジ

    『たんぽぽ娘』を含むロバート·F·ヤングの短編集。

     私は、アニメCLANADで出てきたフレーズに『たんぽぽ娘』という作品があると聞き、当時読もうとしたら、絶版で高騰してました。

     その後、他作品で取り上げられてりし、再翻訳された走りがこの作品だったと思います。

     当時私も、これは読まなあかんやろということで、発売日に買ったこの作品。

     実は買った当初は『たんぽぽ娘』だけ読んで、そのまま10年寝かせていたみたいで、本棚から見つけて、今度は全部読んでみるかということで、読んでみました。

     まず、率直な感想は良く言えば玉石混交、悪く言えば『たんぽぽ娘』以外ほぼ駄作だなと思いました。

     なんなら中学校2年生が、俺が考えた凄い設定を考えたノートに書いていそうな内容だなと思うものも…

     短編でいわゆる雑誌に書かれた読切みたいなものが多いので、設定がわかりづらいというのもあるし、時代は1960年〜80年代というのもあって、私が、生まれる前のアメリカなので、文化や出来事がピンとこないというのもあるのかもしれません。

     ただ、この中でもやはり圧倒(というか、日本人向け?)なのが『たんぽぽ娘』だなと。

     その他『河を下る旅』、『ジャンヌの弓』、その時の時代が分かれば、『主従問題』が好きかなと思います。

     惑星が出てきたりするやつは良く分からんまま終わってかなぁっていう印象です。

     テーマというか、短編に共通しているのは、ロマンス(特に少女愛?割と成熟した女性には厳しい傾向があるような…)、アンチ戦争、反絶対君主みたいな指導者、セックス(種の保存?)があるように思いました。

     『たんぽぽ娘』が会心の一撃みたいな作品だったんだろうなと思いながらも、基本は雑誌掲載で短編を書いていた作者ですので、書きたいものに当時の流行りのものを無理矢理取り入れ感もなきにしもあらず、当時の雑誌の読者層に合ってたものがこういう作品だったという可能性もあり、当時はこういう作品が雑誌に溢れていたんだろうなと思いました。

     今読むと当たり前で古臭いで一蹴できてしまいそうな古典SFの短編集ですが、発表から50年くらい経った今でも、これは良いなと思える短編が何作かあって、なかでも『たんぽぽ娘』は今読んでも素敵な短編だと思えるだけでも本当は凄い作品なんだなと改めて思いました。
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    投稿日:2023.07.17

  • yoichiokayama

    yoichiokayama

    たんぽぽ色の髪の未来から来た少女。
    「おとといは兎を見たわ、きのうは鹿、今日はあなた」
    「たんぽぽ娘」の、甘く切ない読後感。
    SF作家ロバート・F・ヤングの短編集。
    古臭さを感じさせない作品もあり、楽しめます。続きを読む

    投稿日:2022.06.23

  • mo12ino

    mo12ino

    表題のたんぽぽ娘は読めたけれど、その他は昔のSFで、なんか眠くなる。
    読み進めるのが少し億劫でなかなか読み進めない。
    解説読むと著者さんなんかあれな人みたいだし。

    投稿日:2022.02.19

  • ある

    ある

    奇想コレクション
    「たんぽぽ娘」時空を超えた愛の物語。
    ロバート・F・ヤング作品では「時が新しかったころ」もおすすめ

    投稿日:2021.12.21

  • トルクアタッカ

    トルクアタッカ

    たんぽぽ娘が日本人にはよく刺さると聞いていたが、自分も好みの作風だった。
    少女、時間旅行、再会という、こういう物語に弱いのかもしれない。

    投稿日:2021.09.21

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