【感想】造船の技術 どうやって巨大な船体を組み立てる?大きなエンジンは船にどう載せるの?

池田良穂 / サイエンス・アイ新書
(3件のレビュー)

総合評価:

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  • 守るも、攻めるも、白妙の!

    …というわけではないですがね。
    造船は戦前の太平洋戦争の建艦競争がその動力源だと言われると少し複雑な気分にはなりますし、韓国が徴用工の問題で請求して日本を追い詰めようとするのも分かるような気がします。アメリカに宣戦したのは日本であるわけですね。しかも、韓国はカルタゴから独立したヌミディアと違って核保有国の北朝鮮まで用意してあるわけです。
    さて、悲しい現実は置いておいて、戦前の日本で、造船の横波対策の画期的な発見を三菱造船である研究者が成し遂げたとか、フーコー先生のジャイロの話とか、塗料の話、オートパイロットの話など内容には事欠きません。
    まあ、この本に書いてあるように、三菱造船の栄光の歴史はあることはあるのですが、最近、三菱造船、他の兵器研究企業を持つ戦前の会社が業績悪化を続けているのは、どうも一つのシグナルのように感じられないものがないわけではないです。
    本来、研究者は兵器研究に携わってはならないのであって、平和と世界の発展のために働くべきなのです。特に戦前企業の締め付けが厳しいのは、どう考えても報復の可能性を排除できないからでしょう。日本人として真摯に反省しましょう。
    造、船、お、見、舞、い、申し上げ-マス。
    星5つ!
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    投稿日:2019.02.23

ブクログレビュー

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  • mm

    mm

    船に使われている多数の部品や工程の一部が紹介されている。工学やものづくりについてある程度の予備知識がないと全体の理解は難しいのではないかと思う。記載内容の良し悪しを判断するには私の知識が足りない。

    投稿日:2023.07.23

  • totssan

    totssan

     本シリーズ初本。カラー図版が多く、非常にわかりやすい。これならとっつきやすい、というくらいシンプルに説明されている。本書で気になった技術は専門書を探してフォローすればよい。こんな大型な部品なのに、精度管理、特に組み立て精度管理がしっかりしている、という点が面白い。至極当然ではあるのだが、この技術はものすごいものだ。ということに気づくことができた。
     同じ図を複数回使うのはちょっとよろしくないな、とも思ったが、これは細かい指摘か。とにかくすんなりと高度な技術を概括できた点が良い。ブルーバックスしかこの手の技術シリーズはないと思ってたが、類書が100冊近くもあるとのことなので、今後注目したい。
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    投稿日:2013.11.02

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