【感想】現実を動かす会話力

齋藤孝 / 扶桑社BOOKS
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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ブクログレビュー

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  • run

    run

    このレビューはネタバレを含みます

    会話の価値というのは、話の面白さではなく、その後に何が起こったかで決まる
    現実を動かすというゴールを意識することが何より大切。

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    投稿日:2021.01.15

  • 香具師山啖呵堂

    香具師山啖呵堂

     著者の齋藤孝さんは以前、『雑談力が上がる話し方』という本を書かれています。
     中身がないもの、意味を求めないものが雑談。
     現実を動かすもの、意味のやり取りがあるもの、究極的には新しい意味が生まれるものが、会話。
     ビフォーアフターで現実が変わるのが会話。
     つまり会話力は雑談力の上級編といった位置づけか。
     上級編だけに、「雑談力」より取っ付きにくく、面白味に欠けたような。
     それでも、著者の経験など具体例が面白いので、一般的な会話術の本よりは実践的な感じ。


    ⚫️言葉が発せられる前からコミュニケーションは始まっている。
     会話が始まる前に「コミュニケーションできる体」「反応できる体」を作っておくことが、社会人としての会話力の基礎
    ⚫️身体は、知らず知らずのうちに硬く冷えている。
     身体を温めてから人と会う習慣をつけること。
    ⚫️物事を動かすようなクリエイティブな会話には、ちょっと弾んだ身体が欠かせない。相手の弾みを瞬時に感じ取って話題を変えるという感性も磨くべき。
    ⚫️「準備・融通・フィードバック」は成功の必勝パターン
    ⚫️会話によって新しいアイディアが生み出される。
     その瞬間を楽しみ・祝福すること。
    ⚫️テレビをつけっ放しながら何かをする。
     情報や世間の感性に常にさらされて、世の中に対する反射神経を良くしておく。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20141112/p1
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    投稿日:2014.11.13

  • しゅんぺい(笑)

    しゅんぺい(笑)

    著者の本はときどき読むのだけど、本書はちょっと打算的な気がした。
    なにも動かない会話があってもいいんちゃうかな、と思ってしまうし、むしろそういうのにまみれて生きるのが、人間らしい人生なのではと思うんだよなぁ。
    話す前と後で、どんなふうに変わったか?ばかり考えられたら、たまったものではないからさ。
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    投稿日:2014.07.26

  • torepan07

    torepan07

    著者は、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。

    著書に「声に出して読みたい日本語」「身体感覚を取り戻す」等多数。

    会話には、現実を実際に変えていくパワーのあるものと、何の変化ももたらさないものの大きく二つがある。

    後者の典型例が雑談である。特に意味を持たない、中身のないコミュニケーションを取ることで、人間関係を良好に保つことが、雑談の役割。もちろん、それはとても意味のあることである。

    雑談力を磨いたら、今度はその先の会話力へと進む必要がある。
    会話の価値というのは、話の面白さではなく、「そのあとに、何が起こったか」で決まる。

    そんな会話力について以下の5章から成る。
    ①基本の会話マナー
    ②現実を動かす会話とは?5つのステップ
    ③対象・シーン別 現実を動かす会話のルール
    ④自分の現実を動かす会話
    ⑤会話が変われば現実が変わる 現実が変われば人生が変わる

    著者には申し訳ないが5年ほど前に著者の代表作を一読した際に、自分に合わないと思い途中で読むのをやめた。

    しかし、本書を手に取り、その本が悪いのではなく、自分がその考えについていけていかなったと反省している。

    本書を手に取って何やら感覚的にビビビとくるものがあった。書かれていることや構成等が非常に読み手にとってわかりやすく書かれており、かつ実践しやすいしたくなる流れであり、さすがという点が多かった。

    読むタイミングによってその本の自分における価値というのは変わるとは思うものの本書は今の自分にはぴったりしっくりくる。

    さらっと読ませながらどすんと考えさせる本には何か大きな力を感じざるを得ない。
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    投稿日:2014.03.16

  • noznoz

    noznoz

    ○新入社員の心得
    ⚫︎テンシュカク「テンション、修正、確認」
    ⚫︎「準備、融通、フィードバック」
    ○話は、水が高いところから低いところへ流れるように、持っている情報の価値が高い人から低い人へ伝えるのが基本。つまり、相手にとって価値の高い情報を持っている人はたくさんしゃべってもいいが、持っていない人がベラベラしゃべると、全く無駄なおしゃべりになってしまう。
    ○問いかけによって相手にモヤモヤをつくりながら、考えを整理し、気付きをつくるのが、第3のプロセス。
    ○良い発問とは、相手の意識を増やしてあげられるもの。質問の中でも、相手の深い思考力を刺激するようなもの。
    ○他人と比べるのではなく「一ヶ月前と比べたらどんな感じ?」など、あくまでも「当社比(本人比)で聞くこと。
    ○モヤモヤに名前をつけて問題のベールを剥いでいく
    ○私は、基本的に何かのプロジェクトを始める前の打ち合わせをしない。作業の手前の打ち合わせをやると、その段階で問題点は見えないので、たいていの場合、作業に入った時に「あ、これも問題だった、あれも問題だった」ということがわかりストップしてしまう。まずは、実際に具体的な作業をして、それからみーうをする。作業をし始めたことでわかる問題点があるので、それについて「次はこういう準備ををしましょう」と話し合う。
    ○さまざまな意思決定の優先順位がハッキリしていると、一つ一つがストレスにはならなくなって行く。
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    投稿日:2013.12.16

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