【感想】トンネラーの法則　どんな逆境もはねのける人はどこが違うのか？

自分の置かれた環境を乗り越えることができる人間は現実にはほとんどいないというのが、心理学のかつての通説だった。

トンネラーは、棘だらけの柵をトンネルを抜けるかのように事もなげにくぐり抜け、ほぼ無傷の…まま柵の向こう側に到達する。

トンネラーには、穏やかな態度で人生に取り組むことができるという卓越した能力がある。彼らは人生に行き詰まったり、ストレスで参ったりすることがない。ユーモアを使って、創造的なやり方で気力を高めたり、社会との絆を築いたりする。

トンネラーの人生には、絶対的に信頼し頼りにしている存在、無条件で彼らを愛していくれる存在が、少なくとも一人はいる。

スポットライトを自分に向ける

困難に意味を見出す
覚えておくべき3つのこと
1、人生の重要な側面において、意味を捜し求めるべきだ
2、意味を見失いがちな逆境のときには、人生の小さなことのなかに意味を見いだすことが特に重要になる
3、意味を捜し求めることは意味を見いだすことと同じくらい価値があり、同じくらいの満足感を与えてくれる可能性もあるということ。

トンネラーは意味に満ちた状況に自分自身を置くので、自分の目標に忠実でありつづけることが、他の人々よりも容易なのである。

サテライトの存在
自分には味方になってくれる人がいる。助けが必要なとき、いつでも頼りにできる人がいるということを知っていれば、人生の重荷に耐えることはずうっと容易になる。続きを読む

内的統制の所在（locus of control）
意味の探求（meaning）
粘り強さ（）
情緒安定性
ユーモア
サテライトの所持と活用

（「トンネラー」とは？）……あたかもトンネルをくぐり抜けるように、人生の障壁をするりと通り抜けることができる人々、失意から立ち直る力、粘り強さ、逆境を乗り越えるすべを見つける力といった性格、特性が際立…っている。
（トンネラーの気質と成功の関係？）……トンネラーは意欲に置いてはひたむきだが、気質という点ではおおらかなのだ。トンネラーは高い情熱と集中力を持つと同時に、人生を楽しもうという姿勢を常に失わない。困難な課題や障がいへの対処に際しては、おおらかな気質が、人生への取り組み方を大きく変わるのだ。
（人との付き合い方とは？　学んだことを実行に移す力？）……１．従業員に意見を求めよう。２．火に油を注ごう。３．名誉の殿堂入りするコーチのように振る舞おう。４．模範を示そう。５．従業員を家族と考えよう。６．隠れた才能を見いだして育てよう。７．君は自分で思っている以上に素晴らしい。従業員にそう伝えよう。続きを読む

■トンネラー

A.かつて心理学では、自分の置かれた環境を乗り越えられる人間はほとんどいないというのが通説だった。だが、人生の障壁を、トンネルをくぐり抜けるかのように、するりと通り抜けることができる、…「トンネラー」ともいうべき人々がいる。

B.トンネラーは、人生のあらゆる局面で意味を見いだそうとする。辛抱を重ね、不可能を可能にするには、困難きわまりない状況に置かれても、このように、人生で起こる出来事の意味を見いだそうとする態度が欠かせない。

C.トンネラーは意欲においてはひたむきだが、気質という点ではおおらかだ。自分の置かれた状況に対し、過剰反応しない。小さなことにくよくよせず人生を満喫する。そういう生き方をすることで、大きな困難に遭遇しても冷静に受け止められる。続きを読む

困難で不遇な境遇をくぐり抜ける人の資質。スポットライトを自分に向け、困難に意味を見いだし、揺るぎない決意をする。ユーモアの力。存在を認めてくれる人の存在。

人間ってすごい。社会に、この知見をもっと活…かせたらよいのに。続きを読む

[関連リンク]
人生の障壁をするりと通り抜ける「トンネラー」になるには : ライフハッカー［日本版］: http://www.lifehacker.jp/2014/01/140116book_to_r…ead.html
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