【感想】風立ちぬ

堀辰雄 / オリオンブックス
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
1
1
0
0
0
  • 主人公の独白とも言える手記という印象

    今夏話題の映画の原作(の一部)となっている小説です。
    主人公と婚約者(妻?)の物語で、主人公の独白という印象ですね。

    比翼の羽根ともいえるお互いへの依存と思いやりが根底に流れていると感じるお話ですね続きを読む

    投稿日:2013.09.26

  • 静かな愛の小説

    題名のせいか、サラサラと風のように流れ、去ってゆく時間。
    作中の大部分は“私”と“節子”。

    《風立ちぬ、いざ生きめやも》

    これでもかってくらいシンプルな作品。
    堀辰雄の魂を嫌でも感じてしまうような不思議な感覚を味わいました。
    ふたりの花咲き匂うような人生。
    行き止まりの先の愉しさ。
    死のかげの谷。
    幸福の谷。

    無償の愛。

    何度も何度も読み返してしまった部分は最後。
    すべて読み終えて、自然と頭に浮かんできたのは高村光太郎の『智恵子抄』でした。
    続きを読む

    投稿日:2015.08.08

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。