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馳星周 / 集英社文庫 (18件のレビュー)
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総合評価:
yasuayu62
意外でした
いつもの馳作品とは少し趣が異なりますが、戦争の虚しさ、理不尽さが馳作品風に表現されていたと思います。良い作品です。
投稿日:2013.11.10
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takahan24
吉村昭の「殉国」は軍国主義を中心として描かれていたが、この「美ら海、血の海」は反軍思想が中心だ。しかし、題材は同じなので、悲惨な沖縄県民の末路に心を打たれる。
投稿日:2020.07.22
八百
私自身幾度となく沖縄を訪れ多くの戦争遺構を見聞きして回ることで当時そこで行われていた異常な世界を人並み以上には認識していると思うのだが。 しかしそんな知識の端くれがあったとしてもたった14歳の鉄血勤皇…隊の少年の目を通して見る地獄絵図にはやはり驚きは隠せず戦争の持つ狂気に忿怒の言葉さえ見失ってしまう。 特に仲間の命の為と言え同胞の老人子供に拳銃を突き付け食糧を強奪するシーンは生々しくここまで追い詰められながらも本土の防波堤となり犠牲になられた沖縄の人々には感謝と共に哀悼の意を捧げるしかない…合掌 続きを読む
投稿日:2019.08.14
gachi-folk
戦争の中で青春をすり減らした子どもたち。おとずれるはずの希望や未来は、グラマンが根こそぎ奪って行く。戦後はまだ終わっていない。沖縄の悲劇も忘れてはいけない。
投稿日:2018.02.13
ぷらりん
真夏に読んだけれど、クーラーの効いた快適な環境で読んじゃいかんなと思った。終戦記念日前後のTVの街頭インタビューで高校生か大学生ぐらいの子が「(かつてアメリカと戦争をしたと聞かされて)アメリカと戦争な…んてするわけないじゃないですかあ!」なんて明るく答えているのを見ると、沖縄のことなんて観光地ぐらいにしか思ってないんだろうなあ、米軍基地が多くある理由も理解してないんだろうなあ、小学校で英語やらプログラミングやら教えるよりも現代史をきちんと教えるべきなんじゃないのかなあ、と思ってしまう。続きを読む
投稿日:2016.08.09
anri0912
日本で唯一地上戦を経験した地、沖縄。 惨い。本当に惨いです。 今年で戦後七十年という事ですが、まだまだ戦争の傷を癒せない方が沢山いると思います。 自分の大切な人が、人を殺さなければいけない立場に立つ…という想像なんてしたくない。 自分の大切な人が誰かの手によって殺されるなんて考えたくもない。 怖くて辛くて悲しくて、ページを捲る手が何度も止まりました。 これからの日本が、自分の大切な思いを、ちゃんと大切に思い続ける事が出来る国で あって欲しい。 娘がおばあちゃんになって、孫が出来て そのまた孫が幸せでいられる、そんな国であります様に。 ひたすらそんな事を祈りながら読みました。続きを読む
投稿日:2015.07.22
dribbler18
戦時中の沖縄の状況が手につかむようにわかる作品。描写が生々しくてぞっとするけど、そこがまたいいんだよな。
投稿日:2014.12.23
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