【感想】中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?

NHK_PR1号 / 新潮社
(142件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
56
39
17
5
0
  • ツイッターとは何か? という問いに対する一つの名回答。

    ツイッターのNHK公式アカウント「NHK広報局」の中の人のエッセイです。(「中の人などいない」のですが、その理由も本文中で述べられています。)
    フォローしている人なら、頷きながら楽しく読めると思います
    実際のツイートを見ていない、フォローしていないという人は、その楽しさがちょっとだけ減ってしまうかも知れません。
    でも、ちょっとだけです。
    どのようなツイートをしていたかはいくつか引用がありますし、何より本文中にも「NHK+白石さん+のだめちゃん+バカリズムさん」+「まじめ、誠実、優しい、おもしろい、天然」ぶりがにじみ出ているので、本書だけで十分楽しいのです。
    (ちなみにかぎかっこ内の性格は本文からの引用です。)
    私は購入後、一気に最後まで読んでしまいました。

    楽しい、だけではありません。
    東日本大震災に関する章は、当時の緊迫した状況や著者の葛藤が伝わってきて、胸が熱くなります。
    クビを覚悟しての、ネットの違法配信についてのリツイート。
    国からの正式発表がなされていない状況での、原発事故にかかる避難の呼びかけ。
    そして「日常を取り戻すためのきっかけ」としての、「日常的なユルいツイート」宣言。
    批判を受けながらも信念をもってぶれずにツイートを続けるその姿には、ただただ、頭が下がります。

    NHKが好き。
    ツイッターに何かしら関わりがある(やってる)。
    そんなひとなら、読んで損はない一冊だと思います。

    続きを読む

    投稿日:2014.05.15

  • NHK広報アカウントをフォローしたくなりました ( ´∀` )

    Twitterはアカウント持っている程度で放置してるのですが、これを呼んでもう少し活用したいなぁと思いました。Twitterにはそんなに詳しくないのですが、楽しく読むことができました。著者が'ゆるい'と言っている通り小難しい感じはなく、著者の成長期みたいな感じでした。Twitterを全く知らない人、触れたことのない人には少し共感しずらい内容かとは思います。
    net世界での繋がりとか、そこで流れる情報との距離の取り方とか考えさせられる部分もあり勉強になりました。
    続きを読む

    投稿日:2015.06.25

ブクログレビュー

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  • ゴンゴンゴンゴン

    ゴンゴンゴンゴン

    企業アカウントのTwitterに人格を持たせ、企業とお客様を繋げるという発想。宣伝などが目的ではなく、あくまでお客様と友だちひいては家族という関係になり、その企業のイメージを変えるという長いスパンの広報活動。ユルい先には、本当に目指したいものを成し遂げたい情熱があった続きを読む

    投稿日:2023.05.21

  • aaaamino

    aaaamino

    NHKの公式ツイッターの中の人が
    どういう思いでツイートしていたかが分かる内容

    中の人も色々と試行錯誤してることがよく分かる

    投稿日:2020.06.23

  • ヒロボブ

    ヒロボブ

    ツイッター奮闘記。読みやすく、面白い!
    実話を本におそらく少しのフィクションで味付けしてあり、上質な小説として読める。Kさんの存在にスパイ小説っぽさまで感じてしまった。
    手に入りにくくなっているので、増刷してほしい。続きを読む

    投稿日:2020.03.15

  • わか

    わか

    Twitterで、たらればさん、シャープさん、中の人だった浅生さんの対談を読んで、今更ながら気になってて読んでみました。
    内容は、NHK広報の方が、NHK_PR1号(?)としてアカウント作ってから、3.11までのことが書かれています。
    NHK_PRのアカウントはほとんど見たことなかったので、新鮮な内容として読めました。
    最近、何かで見た言葉だったかもですが、Twitter上での、企業アカウント黎明期を支えてきたNHK_PR1号さんの姿を、ご本人の解説で読むって感じです。

    3人の対談、オススメなのでリンク貼っときます。
    https://corkbooks.com/articles/?id=4253
    続きを読む

    投稿日:2019.03.23

  • koishi-2018-pc

    koishi-2018-pc

    2014/9/10 Twitterで、こんなつぶやき
    ・ URLはこちら http://www.asahi.com/articles/ASG935X24G93UCVL01F.html 『「NHKツイッター「1号」さん、退職して作家に」』 :  朝日新聞デジタル
    『お堅い公共放送らしからぬつぶやきが人気を集めながら、これまでその「正体」を明らかにしなかったNHK広報局の初代ツイッター担当者(1号さん)が、7月末にNHKを退職し、作家活動を始めたことがわかった。』
    ・ URLはこちら http://www.asahi.com/articles/ASG994KB0G99UCVL00P.html 『こんなオジサンでごめんなさい 元PR1号さん一問一答』 :  朝日新聞デジタル

    NHKのTwitter ( URLはこちら https://twitter.com/NHK_PR 『NHK広報局 @NHK_PR』 : ) はフォローしてたけれど、ちゃんと読んだことがなく、こんなユニークな人がいたこともしらなかった・・・。
    元 「@NHK_PR1号」の 浅生鴨(あ、そうかも。URLはこちら https://twitter.com/aso_kamo 『@aso_kamo』 : )さんの、今後の作家活動、注目です。

    この本、今頃読んでも遅いかもですが、とりあえず読みました。(*^_^*)♪
     面白かったです。一気に読んでしまいました。

    企業(NHK)の公式アカウントながら、Twitterで友達作りを目指すPRさん。
    フォローはしていたんですけどね・・・。ちゃんと読んだことなくって〜。
    けっこうお叱りやら炎上やらあったけれど、飄々としています。
    その代わり、NHK広報として自分らしいつぶやきに「がんこにこだわってもいます」
    圧巻は、やはり 3.11のときのつぶやきでしょう。
    震災でその便利さが注目され TwitterやSNSは 市民権を得ましたね。

    ところで、NHKのイメージを変えようと、つぶやき続けた PRさん。
    有終の美を飾ったのかしら。

    2014/09/12 予約 9/23 借りて読み始め、一気に読み終わる。

    内容と著者は

    内容 :
    NHK広報局のツイッター公式アカウントながら「だめキャラ」全開、公式なのに軟式なツイートの主、NHK_PR1号さん。
    お叱りを受けても挫けない、つぶやきの秘密と正体に迫ります。

    著者 :
    NHK広報公式アカウント。やや癖のあるツイートが特徴。
    通常業務の間にゆるく運用しており、繁忙期には止まります。
    アイコンはおやつ時間。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.12

  • meglinq

    meglinq

    ニュースなどにも取り上げられたNHK PRのツイッターについて、その立ち上げからを中の人(PR1号)が描いた読み物です。
    とても簡潔にわかりやすく書かれていて読みやすい。現実そのままを書くというよりは現実の人物を元にデフォルメしたりして書いてある部分もあるようですが、NHK PRのツイッターがどのような考えのもとに、作られていったかというのがわかります。そして東日本大震災時のことも描かれていますがその部分はドキュメント風にもなっていてその当時が思い起こされて涙が浮かぶこともありました。多くの人に瞬時に言葉が伝わることの大きさ、その責任についてもとても覚悟のいることで、それをあのゆる〜い雰囲気を壊さず続けてこられたのはすごいことだと思いました。

    私が読んだのはNHK PR1号名義のものですが、中の人浅生鴨さん版で文庫も出ていてNHKを退社してからの文が加筆されたものもあるようです。
    続きを読む

    投稿日:2018.11.16

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