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本間チョースケ / 講談社 (2件のレビュー)
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総合評価:
grin
本としては秀逸だが、ガイドブックとしては...
神の雫は読んでませんが、イタリアワイン好きとして興味があり、1年ほど前に購入しました。 実際に読んでみて、本としての評価とガイドブックとしての評価が全く分れてしまいました。 対象とするワインの価格…帯や扱うワインの本数などは上手に設定されています。 個々のワインと著者との個人的関わりが記されていて、イタリアワインに対する愛情が伝わってくるのも良いです。取り上げられているワイン203本のうち、私が飲んだことのあるのは15本くらいです。その範囲で判断すると、書かれている内容もかなり的確だと思います。 半年ほど前に著者ご自身に会って30分ほどお話しさせていただく機会がありました。 文章やイラストから饒舌な方をイメージしていたのですが、質問には丁寧に答えてくださるものの、どちらかと言えば物静かな方でした。現在は執筆当時とは別のインポータさんのスーパーバイザーをされています。お会いしたときに、内容は良かったけど「独断と偏見」は嘘ですよね、とお聞きしたら笑っておられました。業界人の方が書く以上、各インポータさんへの配慮がなされていることはまあ当然なんですが... というわけで、読み物として面白く、ワインについての情報も優れていると思います。 一方、ガイドブックとしては使い物になりません。 この本に限らず、電子書籍のガイドブックの利点は豊富な索引機能だと思います。 50音順はもちろん、産地、ブドウの品種、インポータ、など様々な条件でワインを検索できる索引機能があれば、良質なガイドブックになったと思うのですが、この本にはこうした機能が全く欠けています。 この事実に気づいた時は、出版社は一体何を考えているのか、と唖然としました。 というわけで、ガイドブックとしての評価は最低です。 続きを読む
投稿日:2014.03.10
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call4
本書では203種類の庶民派ワインがボトルの写真付きで紹介されている。 本書で紹介されるワインは値段が書かれていて、価格帯は1000円くらいから高くても3000円以下。 週末にちょっと美味しいワイン…が飲みたいときに手が出る価格。 ちなみにイタリアのワインはイタリア国内を1番のマーケットと考えているため、フランス産のものほど値段が変動しないという。 そのため、安定して楽しみたいお気に入りはイタリアのワインの方が適しているのかもしれません。 また、著者はセカンドワインを狙う戦術も推奨しています。 セカンドワインとは、格付けがあるワインの生産者が、フラッグシップモデルとして持っているワインの廉価版のこと。 樹齢の若い樹はたくさん実をつけるが、一つ一つが熟成していないためセカンドワインとして売り出されることが多いという。 いずれはフラッグシップになる畑のぶどうなのでポテンシャルがあり、値段からは考えられないほどの品質のワインに行き着くこともあるという。 本書では、このように廉価で飲める美味しいワインの様々なノウハウを知ることができる。 これからワインを始めてみようかという人にオススメです。続きを読む
投稿日:2017.10.18
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