【感想】テルマエ・ロマエI

ヤマザキマリ / 月刊コミックビーム
(619件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
237
214
88
16
1
  • ただの風呂のお話、されど風呂のお話

    古代ローマのお風呂を中心とした話。
    風呂設計士が現代日本にタイムスリップしてきてカルチャーショックを受けて…。というのがひたすら続くだけなんだけど、何故か非常に面白い。

    現代人にとっては普段は何気なく見ている風呂を、古代ローマ人が改めて冷静に分析しているのが割りとツボ。
    日本人が平たい顔族とか呼ばれたり、おじいちゃんおばあちゃんとのボケあいがあったり基本的にはギャグ漫画になるのかな?割とどんな属性の人でも安心して読める作品。

    日常生活にあるものを改めて外の視点から見ているのが面白さの秘密なのか?とにかく理屈抜きにしても面白い作品だと思うので是非。ただ、絵とかはのりがあまり好きじゃない人もいるらしいので、サンプルを読んでからだともっと安心かと思います。
    自分はこの絵は味があって好きだし。ギャグセンスもヒットしました。

    お風呂に入りながら、あちこちに思考を巡らせつつも、のんびりほっこりするのが好きな人に是非。
    続きを読む

    投稿日:2015.10.10

  • 奇想天外な面白さです!

    お風呂を題材にここまで面白くできる作者のセンスに脱帽しました。
    日本の伝統である銭湯の良さを描いた作品はほかにもあったと思いますが
    ここまでユーモアを取り入れたものは無いと思います!
    懐かしい銭湯が時代と場所が違えば画期的で先進的なおもてなしの心になるんですね。続きを読む

    投稿日:2015.01.06

  • 定番でしょう!


    映画化もされた、話題漫画の第1作目。

    まずは騙されたと思って、この1冊から読んで
    みてください。

    きっと、次へ、次へ…。と、読みたくなります!!


    古代ローマに湯槽に入る習慣がある、と
    その部分は【漫画だからでしょう!?】と、
    思わないで!

    本当に歴史的な書物や、遺跡すら残っています。

    私も大学院で習ったときは驚きました
    (もちろん、この漫画が発売されるずっと前)。

    続きを読む

    投稿日:2014.05.02

  • お風呂の良さがしみじみ感じる本

    日本で温泉や銭湯を経験したことのある人なら誰もが感じるが良さや不思議,当たり前の所作を、現代の日本にタイムスリップした古代ローマ人を通して面白おかしく、しみじみと実感させてくれるコミックスの第一巻です。約2000年を遡り、同じ火山国のローマの人々のお風呂好きな様子や日本におけるお風呂に関わる出来事が古代ローマで人気となる様子を読んで、自分のお風呂好き実感しました。楽しい一冊です。続きを読む

    投稿日:2014.01.03

  • 佳作

    ご主人のイタリア人がローマオタクのせいもあって、現代日本と古代ローマとがそこそこ錬られたシンクロ具合で、時代考証がなかなかです。また途中に入るエッセイ的なものが非常に効いています。ただし、その時代の彫刻は彩色されていたはず。作者も漫画ということで100%正しい時代考証でない部分は割り切っていることを後のエッセイ部分で記載しているので良いこととしましょう。最終三巻は終局エ向けての物語ですので、目くじら立てないでやさしい気持ちで読んでください。続きを読む

    投稿日:2013.12.31

  • おもしろい!映画を見てから読みました。

    上戸彩ちゃんが気になって先にDVDを見ました。面白かったのでコミックを…。どちらも面白かったのですが、私は映画の方に座布団1枚。
    って、コミックが先だったんですよね。男の人がみんなプロフェッショナルな感じが艶っぽくていいですね。だめだめな男のプロ?・・・とか、みんな職人肌って感じ。続きを読む

    投稿日:2013.11.22

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ブクログレビュー

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  • 読生

    読生

    真似と言えど、しっかり再現できるのはルシウスさんの技術力に他ならない。
    日本の風呂文化も古代ローマの影響を受けているものもないわけではないでしょうし、ある意味ループする世界なのかもしれません。
    ルシウスさんが消えた後の日本もなかなかの騒ぎになっている気がするのですけど。
    そのうち風呂に現れる謎の外国人妖怪として扱われるのかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.24

  • layefferinre

    layefferinre

    今読んでも面白い。風呂への執着がローマ人にも、と考えると、気持ちよさの追求は世界どこでも変わらないのかも、と。

    投稿日:2024.03.02

  • らじヲ

    らじヲ

    阿部寛主演で映画化された古代ローマ×日本の温泉文化=パラダイスを描いた作品の第1巻。
    しょっぱなから全裸のおじさんが表紙で、古代ローマとキリスト教文化が入ってくる前の日本のおおらかさを表現しています。

    古代ローマの浴場技師がどうして日本にタイムスリップしてくるのか、どうして古代ローマに戻れるのかの詳しい説明はないのだけど、古代ローマ人と日本人が温泉・入浴をこよなく愛していることをわかりやすく教えてくれました。

    とにかくこの本を読むと狭い自宅のお風呂に温泉入浴剤を入れて入るよりも、ちゃんとした露天風呂がある温泉に行きたくなります。
    コロナやらインフルエンザがもうちょっと落ち着いたら、近場の箱根でもいいから温泉に行きたいなぁ…。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.12

  • bukuawa

    bukuawa

    お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第一巻。
    古代ローマのテルマエ(大衆浴場)技師ルシウスが、タイムスリップで目にした現代日本の風呂にまつわるetcに驚嘆しつつ再現に挑む姿は、ユーモラスであると同時に、古代ローマの目を通した日本風呂文化論にもなっていて、一石三鳥のおいしさ。
    風呂を通じて共通点もありつつ、やはり違いのある古代ローマと現代日本。現実にルシウスみたいな人と風呂談議ができたなら楽しいだろうなあ。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.21

  • books2022

    books2022

    ローマと日本のお風呂の比較

    ローマと日本に共通点がある

    親近感が湧く

    作者がローマ市民目線になりきっていることがすごい
    完全にローマ市民目線だから日本とローマの比較が細かくわかって、楽しい

    投稿日:2022.08.11

  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    おぉ、こういう物語なんですね
    あらすじだけは知っていて
    今まで読まずに来たのですが
    アルバムジャケットの油絵で
    作者が気になって
    有名なこの作品に手を出してしまいました。
    これを映画にしたのかぁと思いながら
    これを機会に映画も見てみようかとも思いました。
    今まで触れたことのない作品に
    触れる機会はあちこちにあります。
    その機会を逃さずに
    色んなことを楽しみながら。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.08.07

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