【感想】ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件

楠木建 / 東洋経済新報社
(583件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
307
143
58
13
3
  • 戦略はストーリーである

    脈絡のない静止画を並べてもストーリーにならないのと同様に流行りの戦術を採用しても一貫性のある戦略にはならない。サッカーでロングシュートを何本撃っても、無駄なパスを繋いでボール保持してもゴールを取れない。一貫性のある戦略のもとにパスを出しシュートする必要がある。
    概要にあたる第一章がサンプルに全て納められています。ダウンロードして読んでみてください。サンプルをダウンロードして読めるのはReader Storeの特徴のひとつですから。
    続きを読む

    投稿日:2013.10.21

  • 戦略を考える上で勉強になりました

    戦略自体を教えてくれるものではなく、戦略の考え方を教えてくれます。
    実際の企業の戦略をベースに解説をしてくれるので、実感がわきますし、業種が違えども十分に参考になります。

    企業の戦略を考える立場やそう言ったコンサルの方はある程度考え方の手法はお持ちだと思いますが、改めて勉強してみては如何でしょうか?続きを読む

    投稿日:2014.08.20

  • 読み物としてもなかなか面白い

    戦略とは全体をインテグレーションすることで、個々に差異化要素を磨いてもうまくいかない。
    このインテグレーションの作業をストーリーとして語り、ビジョンを共有させるということが重要と謳っている。
    さまざまな事例を挙げているが、これがいささか冗長に感じされる人もいるだろう。続きを読む

    投稿日:2013.09.25

  • 経営談義のネタ本

    こなれた語り口の戦略論。部分部分はうなずける話がいっぱいでスイスイ読みましたが、全体を振り返ると、結局のところ本書自体がどんな「ストーリー」であったのだか一般化しきれずに戸惑います。経営論や戦略論ってものがあまり自分の性に合わないせいでしょうか?

    ただ個別のストーリーは結構面白かったので、読み物としてはイケていると思います。サウスウエスト、ガリバー、アマゾン、マブチあたりが印象に残りました。
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    投稿日:2013.10.14

ブクログレビュー

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  • ノート

    ノート

    上司の推薦で読む

    優秀な戦略には一貫したコンセプトに立脚した他には真似のできない独自のストーリーがある。いろんな本のベストプラクティスを模倣することしかしてなかった自分は全然芸がないことに気づく笑

    仕事で上手く周りを納得させて巻き込むことができないのは、ワクワクするストーリーを描くことができていないからだということにも気づく。個別の取り組みが全体に与える影響をもっと分かりやすく伝える力が必要かも
    続きを読む

    投稿日:2024.04.01

  • まいくろん

    まいくろん

    このレビューはネタバレを含みます

    本も厚く、繰り返しの表現なども多いが、この厚さでないと伝えたいことを表せなかっただろうと思わせる説得力があった。
    要点まとめなどを読むのではなく、自分で最後まで読むことで確実に得られるものがあるように感じた。

    【以下最も心に残った考え方のメモ】

    他社の良いやり方や、ビジネスでは常識とされているような打ち手にまどわされてはいけない。
    その会社ごとのストーリーがあって、それを突き詰めていくべき(わざとダラダラ会議をする会社、結果主義でない会社、あえてそれをしていることで成果を上げてる意味があったりする)
    自分の会社ごとのストーリーをつきつめて考える。

    ストーリーの終わりは必ず「…というわけで長期利益がでましたとさ。めでたしめでたし。」でなくてはならない。

    違いを作ってつなげる。

    静止画でなく動画として考える。

    顧客イメージを考えて、その人が喜ぶことを考える。
    (アスクルの久美子さんの例…社員は5人、事務を中断して文具店に買いに行く、徒歩、雨が降ってきて嫌だ、頼む人も頼みづらい)

    コンセプトは、【最高の品質】などのように肯定的単語をつかわないこと。
    アスクルは小さい会社久美子さんをよろこばせること。
    サウスウエスト航空は空飛ぶバス。
    スタバは第三の場所。
    そのコンセプトにもとづいてストーリーができてて行動に一貫性がある。
    コンセプトはどんなにユーザーにアンケートとっても、前線の営業マンにきいてもわからない。ユーザーに聞きすぎると逆にぶれる。

    クリティカルコア
    ストーリーの中に一見不合理で他者が真似したくないものを組み込む。

    「コンセプト」と、「真似したくないクリティカルコア」があって競争優位になることで、
    「他者が真似しようとすればするほど他者が自滅していく」という状況を作り出せる。
    (真似することでその会社のウリとの矛盾がでてきたり、中途半端になったりして、魅力や利益率が減ったりするから)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.04

  • sayryo

    sayryo

    優れたリーダーは優れたストーリーを語れるという内容は非常に印象に残った。腹落ちする内容もたくさんあり、メモリ たくなるフレーズ も多々。思わず 購入。

    投稿日:2024.03.03

  • rinreo DAD

    rinreo DAD

    凄いボリューム。
    物事を伝える際もストーリーが大事、飲み会のネタもストーリーが大事。企業経営も、やはりストーリーが大事。

    投稿日:2024.01.24

  • よーへい

    よーへい

    マブチモーター、デル、サウスウエスト航空、アマゾン、アスクル、スタバを例として話が展開される。何度も読みたい戦略本。


    骨法10ヶ条
    1. エンディングから考える
    2. 「普通の人々」の本性を直視す
    3. 悲観主義で論理を詰める
    4. 物事が起こる順序にこだわる
    5. 過去から未来を想像する
    6. 失敗を避けようとしない
    7. 「賢者の盲点」をつく
    8. 競合他社に対してオープンに構える
    9. 抽象化で本質をつかむ
    10. 思わず人に話したくなる話をする
    続きを読む

    投稿日:2024.01.11

  • naosunaya

    naosunaya

    今さらだが年末休みに再度通読。
    考え抜いた末の最後のスパイスとして「業界の常識から見れば不合理」な打ち手が全体の要となる、という論の立て方は秀逸。

    しかしこの本もやはり実務の指南書ではない。端的に言って、運転資金が回るのか、についての分析がないのでこれを読んでも事業が回るようにはならない。そこら辺は本書終盤で「撤退基準を定めよ」という形でさらっと触れるのみ。

    もちろん本書は「戦略」についての本なので、日々のオペレーションは経営管理の領域として別書を当たるべきだろう。
    本書の意義として、コンサルの綺麗なプレゼンよりもまずは考え抜こう、ストーリーを立てよう、というメッセージには大いに共感を覚える。
    同じコンテクストでの失敗論、撤退論も読んでみたい。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.03

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