【感想】電子の星 池袋ウエストゲートパークIV

石田衣良 / 文春文庫
(173件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
25
74
58
4
0
  • IWGP第4弾

    シリーズ第4弾。
    お馴染みの登場人物に新たな物語と登場人物が絡んでいく。
    相変わらず面白いけど、今作ダークで、ヘヴィな話が多かった気がする。
    最後の「電子の星」は読んでて、気持ちが悪くなった。

    一方で、「ワルツ・フォー・ベビー」と「黒いフードの夜」が好かった。
    続きを読む

    投稿日:2021.05.05

ブクログレビュー

"powered by"

  • かのん

    かのん

    【2024年67冊目】
    まかないに手を出さないラーメン屋の店員、息子を殺されたジャズタクシー運転手、ビルマから来た少年、人体損壊映像と山形から上京した負け犬。池袋ウエストゲートパークシリーズ第四弾。

    今回も情緒が忙しかったし、誠はいつも読者のそばにいてくれるし、タカシは変わらず王様でした。巻が進む事に面白さも増していく気がしています。

    お馴染みの登場人物たちも少しずつ成長したり、変化していて、池袋の街がいつもそれを見守っているようです。

    しかし、アングラ映像の描写はきつかった…文字の早送りはできないので薄ら読んだような読んでいないような感じで乗り切りました。

    続きの巻がとにかく楽しみなシリーズで、こればっかり読んでしまいますね。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.31

  • K.94ra@黒人格絶賛展開中

    K.94ra@黒人格絶賛展開中

    このレビューはネタバレを含みます

    振り返り読みです。

    東口ラーメンライン
    元Gボーイズメンバーの店に嫌がらせをする敵対店舗を撃退する話。
    ストーリーの中で、東口の外れにあったラーメン屋(無敵家、ばんから、光麺(光麺は既に閉店済み))も出てきて、親近感が湧きました。
    ドラマのスープの回とはほとんど内容は異なっているので、少し新鮮な感覚で読めました。

    ワルツ・フォー・ベイビー
    これはアニメでもそのまま放送された話。
    自分の息子が亡くなった事件の真相が、かつての息子の恋人によるものであり、最後にその真相を本人から明かされる少しナイーブな話。
    最後はすべてを受け入れた親父さんの優しさにほっこり。

    黒いフードの夜
    海外からやってきた売春少年とその家族(父親)を組織から救う話。
    この話は、今は裏社会に潜んでいるけど、今後公に広がって来る社会問題ではないかと思いました。
    先々のI.W.G.Pの話にもあるように、在日外国人に関わる問題の始まりのようにも感じました。

    電子の星
    最後の話は、話中の描写がリアルでグロテスクだったので、10数年ぶりに読みましたがはっきりと覚えていました。
    最後はいつものメンバーでアンダーグラウンドな池袋の闇を暴いていましたが、本シリーズらしさがあるといえばあったのでは?と思える話でした。(少し尻すぼみ感はありましたが・・・)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.05.07

  • ゆっくり

    ゆっくり

    ラーメンの話から始まって人体損壊の話で終わる本ってなかなか無い。
    扱っている話題は暗くて粘性のあるものばかりだけど、それでもコミック感覚で読めるのがこのシリーズのいい所。とはいえ、最後の電子の星の重さはそれでは片付けられない程度だった。まだ負けてもいない奴は負け犬以下だっていうの、とても良い。続きを読む

    投稿日:2023.02.22

  • かほ

    かほ

    電子の星が重すぎてそれ以外の話の感想を書く気にならない…IWGP史上1番重かった…そろそろ誠が死なないか心配になってくる

    投稿日:2022.10.12

  • ほかみ

    ほかみ

    シリーズものなので話がサクサク進みすぎている感が少しあった。その分テンポが良く読みやすかったのでさっと読みたい人にオススメ。
    少しグロッキーな表現があったため要注意

    投稿日:2022.05.13

  • キじばと。。

    キじばと。。

    「東口ラーメンライン」は、Gボーイズのツインタワーが経営するラーメン店が、何者かによる嫌がらせの被害を受け、マコトが犯人をさがし出す話。

    「ワルツフォーベビー」は、五年前に息子を殺した犯人について調べてほしいという父親の依頼をマコトが引き受ける話。息子の南条利洋は、かつて上野のチーム「アポロ」のリーダーを務めていましたが、マコトが話を聞きに行くと、当時の仲間たちはことばを濁します。その後、利洋の妻であった晴海とその関係者から、利洋が仲間たちに向けていた顔と、意外な事実が判明していくことになります。

    「黒いフードの夜」は、ビルマ人の少年のサヤーの物語。彼の父親は、民主化運動にコミットしながらも、仲間を裏切ることになってしまい、そのために日本にいる現在でも息子のサヤーは苦しむことになります。

    「電子の星」は、過激なSM動画の撮影にかかわる物語で、かなり衝撃的な叙述を含んでいます。
    続きを読む

    投稿日:2022.04.23

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。