【感想】激流[下]

柴田よしき / 徳間文庫
(127件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
16
37
50
12
2
  • 上巻の勢いのまま終局へと向かいます。

    過去の記憶、過去の嫉妬と憧憬、現在生活と仕事。同じく猜疑と嫉妬、欲求と希望。
    新しい出会いや事件(出来事)が過去の彼らとリンクして、物語が展開していきます。

    と、ここまでは 上巻と一緒。

    ここからは、過去が浮き彫りになり、現在の事件や不可解な出来事と・・・・・・

    とまあ、結末を迎えるのですが、少々不満な所を言うと

    『つぐない』です。つぐなう必要はそこにはなく、他人の運命の責任を少年少女が負うには
    若すぎるし、重すぎるのではないかと言う事。

    我ながらネタバレにならない程度の感想文でした。

    面白かったです!

    あとがきも良かった。
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    投稿日:2015.04.01

ブクログレビュー

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  • eri

    eri

    Kindleにて読了。
    20年前に修学旅行中に失踪した女子中学生。
    同じ班だった6人に不可解な事件が起こる。
    中には『覚えてますか?』という不気味なメールも。
    彼女に何があったのか?彼女の失踪に自分達に責任はあるのか?

    上下巻2冊で長編となりますが…
    一体何が起こってるの???と気になり、ガンガンと読み進められます。
    また、章によって主人公というか視点も変わるので、飽きがこなく面白い!
    楽しく読ませていただきました。
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    投稿日:2023.07.16

  • Blue Broccoli

    Blue Broccoli

    中学時代の修学旅行で同じ班になった7人の男女
    京都旅行のグループ行動中に一人の女子生徒が忽然と姿を消した
    捜索を行うも消息はつかめない
    その失踪事件を自分の心の中の傷として抱え、20年が経過しそれぞれの人生を歩んでいる彼らに失踪した女性とから突然のメールが届く
    「私を覚えていますか・・・」

    誰が何の目的で・・・
    35才の彼らは私生活でも様々な悩みを抱えながらメールの謎を解き明かそうとするが、彼らの周りでは次々と不可解な事が・・・
    女学生は生きているのか???

    結末部分が少し私の好みではありませんが、「じゃあどうだったら良いの」と聞かれると困ってしまう。。。

    登場人物のキャラクター設定が非常にハッキリしていて場面の展開も早く900頁の長編ですがスラスラ読めました。
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    投稿日:2023.02.18

  • ひーぽん

    ひーぽん

    上巻から続く謎…
    結末だけみると、失踪の原因には意外性もあり面白かった。
    でも、なんというか……上巻でちりばめられていた謎が伏線としてどう回収されていくのかと期待していたので、ほとんど大筋とは関係なかったような……なんとなく『このくだりは、いる??』と思うところがあった。
    全般を通して会話がすごく説明調で、くどくて読むのがきつかった。言いたいことを言う前に前置きや説明が入るから、何を伝えたいのか大事なところはどこなのかぼやける。そこまで、説明してくれなくてもという感じ。
    あまりに長いので、飛ばし読みしてしまい、その後話がわからなくなって戻って読むを何度か繰り返してしまった。
    20年ぶりに再会した元同級生たちの、仕事や家庭、悩む姿なんかはすごく丁寧に描かれていて、読み応えがあった。ミステリーの部分でないところの方が面白かった。
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    投稿日:2022.09.06

  • evelyn123

    evelyn123

    なんだろ、途中で高速読みにシフトするほどではないものの、会話部分が普通の小説とは逆にブレーキの役割をしてた感じで、自分としては読むのに時間がかかった。

    投稿日:2022.04.20

  • satoko

    satoko

    中学時代を絡めて伏線回収されていくが、複雑なことはなく読みやすかった。「激流」のタイトルにも納得。

     大人の勝手な事情・感情に行方不明の冬葉と当時関係していた6人が巻き込まれ、主人公:美弥とハギコーを中心に事実を追い求め真相が明らかになる。

     過去にやってしまったことや起こったことは変えられないし、立場によっては今後に影響を及ぼしてしまう。でもその失敗を糧に前進しようと努力するのか更に悪いほうにいくかはその人の選択や行動が大事だと思う。
     新たな部署で目標をもって仕事に取り組むサンクマはカッコイイし、美弥の母親との会話や恋人との会話がなんか良い。

     悲痛な物語だけれど、起きる出来事や主人公:6人それぞれの感情から得られる気づきもたくさんあった。
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    投稿日:2022.03.24

  • y

    y

    面白かった。
    登場人物がどはまりでした。
    柴田さんの本は初読でした。
    こんなにも人物描写がうまい作家さんだったとは!
    特に美弥の性格はとても共感できるものでした。
    尖っているようで実は一番に純真でピュア。
    また人間が愚かな行為の一線を越える簡単さ、、、
    もっと長編にしても良いくらいの飽きのこない素晴らしい本でした。
    また柴田さんの本を読んでみたいと思える1冊でした。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.19

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