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河田勝彦 / 朝日新聞出版 (5件のレビュー)
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総合評価:
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フラビオ
2015年4月24日読了。尾山台オーボンヴュータンのシェフ・パティシエ河田勝彦氏の自伝、各章のテーマの洋菓子レシピも付いている。この人は分厚い洋菓子の本も何冊か出しているが、サービス精神というか「俺の…技は何でも盗んでいいよ、でも俺はこれを身に着けるために死ぬほど努力してきたんだよ、くるならこい!!」というようなすごい自信と、それを裏打ちするすごい努力を感じる。オーボンヴュータンの店構え・菓子は古い・現代的ではない印象があるが、この本を読んでなぜ彼がそれほどまでにフランスの菓子の伝統にこだわるのか、が少し理解できたような気もする…が、彼の哲学もわかるが、やはり店員にはお客への挨拶や笑顔のサービスはしてほしいと思うよ。続きを読む
投稿日:2015.04.24
庵
オーボンヴュータンのお菓子は食べた事がないのでそのうち行ってみたいと思います。 思い入れのある11の伝統菓子(やジャム)にそって河田シェフの歩んで来た道のりを窺い知る事ができます。 自伝を書かれて…るどのパティシエもやはり苦労と努力があって今があるのですね。続きを読む
投稿日:2014.10.28
mai0302
「菓子屋」としての誇りと信念がひしひしと伝わってくる名著です! 何気なく食べているお菓子も、絶妙な計算の上で成り立っているんだなぁと感激しました。 この本を読んでからオーボンビュータンに行ったら、お菓…子大量買いしちゃうこと必至。続きを読む
投稿日:2012.12.05
smile&rovinne
このレビューはネタバレを含みます
河田勝彦さんの自伝的著書。 初めて顔を知りましたが、町のおっちゃんぽくて親近感… 結構毒舌な感じですが、おいしいお菓子を食べてほしいという 想いがビシビシ伝わってきて、こっちも「よし一生懸命食べる!」 という気になりました(笑)
投稿日:2011.10.30
niwatoko
著者で、パティスリー「オーボンヴュータン」店主の河田氏は1944年生まれ。菓子職人をめざし、渡仏して修行し、帰国してお店をひらき、っていうエピソードが書かれているのだけれど、いやいや今とは時代が全然違…うー。フランス菓子なんて日本人はほとんど見たこともなかったわけだし、フランスでの修行だって、お金がなくて和食屋で働いたり、パリ五月革命に遭遇したり、ブドウ狩りのアルバイトで奴隷のように働かされたり、すごい苦労があったようでびっくり。でも、そんな苦労はさらっと書かれていて、それよりもっと、何度もくり返し書かれている菓子職人としての心がまえや情熱、働くということついて、仕事のしかた、などなどになんだかいろいろ感動してしまった。お菓子づくりの専門的な話も、食べる専門のわたしでもすごく興味深く読めた。食べるなら、こういう人のつくったお菓子を食べたい!と強く思った。11のお菓子にまつわる思い出や思い入れのエピソードもよかった。今はやりのスイーツというより、伝統的なフランス菓子という感じなのもいい。お菓子の本というと、やっぱりレシピや、カラー写真でのお菓子の紹介が多いけれども、こういう読みものとしてのお菓子関係の本をもっと読みたいなと思った。いろんなパティシエの修行話とか。(この本を読んでいて、フランスの地方の伝統菓子を復活させたというピエール・エルメ氏に興味がわいて。レシピじゃないエルメ氏の本が訳されたらいいのに)。オーボンヴュータン、わたしは一度しか行ったことがないんだけれど、またすぐにでも行きたくなってしまいました。続きを読む
投稿日:2010.03.08
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