キーエンス解剖 最強企業のメカニズム
西岡 杏(著)
/日経BP
作品情報
営業利益率は脅威の55%超、社員の平均年間給与は2000万円超──。売上高は1兆円に満たないながらも日本の時価総額ランキングで第3位に入るのがキーエンスだ。日本を支えてきた製造業の弱体化が指摘される中、なぜキーエンスはこれだけの結果を残せるのか。その神髄は顧客の心をつかむ営業や商品開発、人材育成の仕組みにある。外部にほとんど明かされないキーエンスの正体に日経ビジネス記者が迫る。
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商品情報
- シリーズ
- キーエンス解剖 最強企業のメカニズム
- 著者
- 西岡 杏
- 出版社
- 日経BP
- 書籍発売日
- 2022.12.23
- Reader Store発売日
- 2022.12.23
- ファイルサイズ
- 7.2MB
- ページ数
- 248ページ
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この作品のレビュー
平均 3.9 (123件のレビュー)
-
ビジネス書は、すいびょうさんの本棚を見て、なければ読むというルーチンになっています(笑)
なので、最近、読む数が著しく減ってます…
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1.この本を選んだ目的
━━…━━━━━━━━━━━◆
最近、また、仕事を変えようと考えており、その時に人材コンサルに言われたのは、「あなたは深掘りが足らない」という指摘。なんでも出来るタイプなので、小手先で実行して、それで終わりにしてしまうのが、弱点ですとのこと…
そう、もっと、しっかり考えたい。
ということで、久々にビジネス書や、学習本を読まねばと、、、手にした一冊です。
キーエンスはハンディーターミナルの導入でお世話になっており、標準でついてるソフトを使って、ソフトを作っていた時もあります。給料すごいのは知っていたけど、取り組みまで目を向けたことがなかったので。
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2.概要
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この本はキーエンスに在籍していた人が書いたものではなく、外部の人が取材を通して書いたものです。
一つのことに絞ってキーエンスを紹介するのではなく、こんな取り組みをしています、というのを、全部上げていく感じの作品です。割と古い取り組みについても紹介されています。
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3.感想
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特別、驚きはなかったです。
吸い込まれるものがなかったな…
それこそ、ターゲットをしっかりしぼって、もっと、一つの点について記述した方が面白かったと思います。
例えば、毎日実施するロールプレイングについては、もっと具体的に、様々な例を用いて紹介してほしい。
それから、プロセス重視の評価手法についても、その内容をオープンにして、マネしようと思えば、その仕組みを導入できるぐらい、詳細に紹介してほしい。
財務諸表を確認すればわかるようなことなんか、いらなかったかもしれないですね。
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4.具体的にどのような点を学習したか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
日々繰り返すことで成果を上げることに意識をむけなければいけないこと。
プレゼンといえないとしても人前で話すことや、ボードに書き込むこと、など、日々実行して、レビューをもらえれば、成長するし、間違いなく自身の成果につながるだろう。
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5.具体的にどのような行動をするか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
その企業や自部署において、「毎日実施することで、利益を増やすことにつながるものは何か?」を、考えるようにする。そして、提案していく。
日々の生活においても、毎日することで、自分の目指すものに近づくことがないか考える。
とにかく、毎日やるのは大変だから、その先にあるものをイメージできるような目標を立てる。
続きを読む投稿日:2023.10.05
大きな利益を生み出し、社員が多くの報酬を得ることで有名なキーエンス。
その利益を生み出しているのは、商品ではなく人だった。
僕が知っているキーエンスの特徴は、この程度だった。
利益率の低い事業はしな…い。
オーダーメイドの商品は作らない。
どんなものも翌日納品。
こういう仕組みをつくれば、誰でも利益を生み出せると、浅はかに考えていた。
しかし、
これらの意思決定や行動をするのは、紛れもなく社員である。
では、仕組みさえ作っておけば、社員は忠実に動いてくれるのだろうか。
キーエンスでは、そうは考えていない。
人はすぐに怠けるし、意志の力だけで自分の行動を完全にコントロールすることはできない。
人は生まれながらにして弱い“性弱説”を根底に、それでも人が行動し、成果を出す仕組みを作っている。
たとえばセールスについて、うまくいかなかったらフィードバックを受けて反省すべき、と分かっていても、実際に実践している人がどれだけいるだろう。
しかも、大事なのは「“反省”をどう活かすか」だ。
キーエンスの営業は、毎日、セールストークのロープレを繰り返し練習することが義務付けられている。
ロープレでは上司が顧客役となり、様々なタイプの顧客を演じ、ロープレ後にはフィードバックをする。
これを毎日繰り返していれば、うまくならないわけがない。
また外出報告書という、とても面倒くさそうな制度もある。
外回りの営業は、事前に訪問予定を報告する。時間と相手先だけでなく、どのような目的で何を提案しにいくのかまで報告する。当然帰社後には、実践を報告する。しかも1分単位で。
この外出報告書は、上司が部下の行動を監視するためにあるわけではない。
外出報告書を作成する段階で、営業員は訪問先で何をするのか事前準備をすることになる。事前準備の有無により、営業成果が変わることを知っているからこそ、事前準備を“外出報告書”という形で仕組みがしたのだ。
実際に働いている社員はどう感じているのだろう。
「監視されている」と窮屈さを感じていないのだろうか。
どうやら、そうではないらしい。
キーエンスの仕組みに則って仕事をすることで、誰でも成果を上げることができ、顧客が満足し、会社は発展し、自身の報酬も増える。この大きなサイクルを理解しているために、むしろ活き活きと活力ある職場になっているらしい。
つまり、全体最適こそ、自分の利益だという考えが浸透している。
本書は最強企業を作っているキーエンスの人事の仕組みを紐解く良書だった。
経営者はもちろん人事担当者や部門責任者には、参考になる部分がたくさんあるだろう。
最後に、調べたわけではないが、この本には「モチベーション」に関する記述はなかったように記憶している。
マネジャーたちが日々上げようとしている“社員のモチベーション”。実は経営には直接関係ないのかもしれない。続きを読む投稿日:2024.04.09
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