- 最新巻
栞と噓の季節
米澤穂信(著)
/集英社文芸単行本
作品情報
ベストセラー『本と鍵の季節』(図書委員シリーズ)待望の続編!
直木賞受賞第一作
猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。
高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。
ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。
小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。
持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。
そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。
誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか・・・・・・。
「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。
直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!
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商品情報
- シリーズ
- 〈図書委員〉シリーズ
- 著者
- 米澤穂信
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 集英社
- 掲載誌・レーベル
- 集英社文芸単行本
- 書籍発売日
- 2022.11.04
- Reader Store発売日
- 2022.11.04
- ファイルサイズ
- 0.8MB
- ページ数
- 368ページ
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 3.7 (268件のレビュー)
-
『薔薇の名前』に栞は必要か?
読み始めて最初に気になったこと。
中断して確認すると、スピン(紐の栞)は付いている。
文庫本だったらもしやと思ったが、文庫化されてなかった。
1990年刊行で91年版の『このミス』1位の名作は、…30年以上たっても単行本のままなのか。
次に気になったのが、栞が厚すぎないか、ということ。
押し花はラミネート加工されている。
しかも押し花にはシートも付けて。
それだけで厚みがどれくらいになるかわからないが、天地や小口から見れば何か挟まってるのは丸わかりだろう。
ペラペラめくらないと存在に気づかないというのは、あまりにも不自然だ。
「木を隠すなら森の中、栞を隠すなら本の中」。
確かに。
図書館で借りた本に前の人の栞が入っていたことはあった。
でもそれは新刊買ったら入っているような薄い紙の栞だけど。
ただ栞をお守り代わりの「切り札」とする、作品のモチーフは気に入った。
それに学校という閉じられた空間、チャイムに縛られた時間など、学園ミステリ特有の雰囲気もなかなか。
シリーズ物の続刊だったと後から気づいたが、未読でも愉しめた。
ただちょっと気になったのが、「僕たちは、松倉を先頭に、僕を最後尾に並んでいる」という文章。
何度読んでも違和感が抜けないんだけど。
本書を読んでいて、直前に読んだ『言語はこうして生まれる』の主張の何に不満を感じたかが明確になった。
会話は、参加者同士が繰り広げる即興のジェスチャーゲームで、お互いが共有している記憶や知識、創造性に支えられているというのは確かにそうなんだけど、共感をベースに、相手の考えを理解しながら同調する協調行動というのは果たしてそうなのか?
本書の登場人物たちが繰り広げるのも、互いの考えの読み合いだが、時にカマをかけ、嘘をつき、沈黙を答えに変える、そんなベクトルの異なる共同作業だった。
さも知っている口ぶりでも話すことも嘘の範疇に入るなら、そんなカジュアルな嘘を一日何回も言っている気がする。続きを読む投稿日:2023.06.11
-
松倉・堀川コンビの関係は前作同様にクールで良い感じ。学校の図書館を舞台にしているだけに静寂の中の会話は緊張感が独特で、作品の特徴になっているようです。
前半は話の進み具合がゆったりしていますが、後半は…テンポも早くなって一気読みでした。
次回も期待して待っています!続きを読む投稿日:2024.05.26
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