死と向き合う言葉
呉智英(著)
,加藤博子(著)
/ワニの本
作品情報
悔いなく死ぬためには、死をどう考えればよいのか?「死とは何か」あの哲学者や思想家、宗教家や文学者は死をどう考えてきたのか。今こそ「死に方」と「生き方」を先賢たちの死生観から学ぶ。当代一の知識人と文学者が、古今東西の名著を紐解き、死の本質を語り尽くした書。「呉智英先生は、語りに語ってくださった。まるで、思いついたことは全て今ここで言っておきたいのだというように。その中には、ここで呉先生が語らなければ、もしかしたら永遠に忘れ去られてしまうかもしれないというようなレアな話もある。だから、読者の中には、死の議論の筋道を見失う方や、これではまるで読書案内本のようだと感じる方もおられるに違いない。でもそれこそが、最終章で私たちの考察が辿り着いたことなのである。生きて死を見つめ続ける力を支えるのも言葉、死んでしまうという有限性の克服となるのも言葉であった。この本は呉先生が、末期の言葉のように、遺言のように、辞世の句のようにして語られた言葉を記したものである。そしてそれは、先生と私が互いに老いを実感するようになったから、今後の生き方と死に方をじっくり語り合ってみようという企画が立ちあがった頃には、全く予想もできなかった事態へと世界が変容し、否応なく、より鋭利な思考へと向わざるを得ない差し迫った死の議論となったのである。」(「あとがき――遺される言葉 加藤博子」より抜粋)まえがき 死、この不条理なもの 呉智英第一章 「死への問い」を問う第二章 物語で描かれる死第三章 死後に継ぐもの第四章 捨身第五章 霊魂のつらなりあとがき――遺される言葉 加藤博子【先賢たちの死生観】カミュ、サン=テグジュペリ、ミヒャエル・エンデ、ニーチェ、ドストエフスキー、釈迦、孔子、荘子、イエス、平塚らいてう、宮澤賢治、ユヴァル・ノア・ハラリ、柳田國男、ノヴァーリス、小泉八雲、上田秋成、折口信夫、深沢七郎、ハイデガー、三島由紀夫、手塚治虫、水木しげる、宮崎駿、江藤淳、西部邁、ポー、大竹晋、岡崎次郎、本居宣長、荻生徂徠、沖田×華、カズオ・イシグロ、木下恵介、ゲーテ、小林秀雄、シェリー・ケーガン、親鸞、シュタイナー、平敦盛、高山彦九郎、谷川健一、谷崎潤一郎、つげ義春、橋田壽賀子、福沢諭吉、プレスリー、フランクル、法然、正宗白鳥、マルクス、ヤスパース、山折哲雄、ユング、オスカー・ワイルド、ビアズリーetc.
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商品情報
- シリーズ
- 死と向き合う言葉
- 出版社
- ベストセラーズ
- 掲載誌・レーベル
- ワニの本
- 書籍発売日
- 2021.03.10
- Reader Store発売日
- 2021.03.12
- ファイルサイズ
- 5.7MB
- ページ数
- 220ページ
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この作品のレビュー
平均 3.0 (3件のレビュー)
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この本は呉先生が、末期の言葉のように、遺言のように、辞世の句のようにして語られた言葉を記したものである。そしてそれは、先生と私が互いに老いを実感するようになったから、今後の生き方と死に方をじっくり語り…合ってみようという企画が立ちあがった頃には、全く予想もできなかった事態へと世界が変容し、否応なく、より鋭利な思考へと向わざるを得ない差し迫った死の議論となったのである。(「あとがき―遺される言葉 加藤博子」より抜粋) まえがき 死、この不条理なもの 呉智英
第一章 「死への問い」を問う
第二章 物語で描かれる死 第三章 死後に継ぐもの
第四章 捨身 第五章 霊魂のつらなり
あとがき―遺される言葉 加藤博子【先賢たちの死生観】
カミュ、サン=テグジュペリ、ミヒャエル・エンデ、ニーチェ、ドストエフスキー、釈迦、孔子、荘子、イエス、平塚らいてう、宮澤賢治、ユヴァル・ノア・ハラリ、柳田國男、ノヴァーリス、小泉八雲、上田秋成、折口信夫、深沢七郎、ハイデガー、三島由紀夫、手塚治虫、水木しげる、宮崎駿、江藤淳、西部邁、ポー、大竹晋、岡崎次郎、本居宣長、荻生徂徠、沖田×華、カズオ・イシグロ、木下恵介、ゲーテ、小林秀雄、シェリー・ケーガン、親鸞、シュタイナー、平敦盛、高山彦九郎、谷川健一、谷崎潤一郎、つげ義春、橋田壽賀子、福沢諭吉、プレスリー、フランクル、法然、正宗白鳥、マルクス、ヤスパース、山折哲雄、ユング、オスカー・ワイルド、ビアズリーetc.続きを読む投稿日:2024.03.27
「死」について、過去の名作の著者等がどんなふうに捉えていたのかを、呉さんと加藤さんが対談形式で語るもの。カミュやエンデ、サンテクジュペリ、ニーチェ、孔子といった海外の知性から、柳田國男、宮沢賢治、折口…信夫など、日本の事例まで取り上げている。テーマは面白いのだが、この対談が言いっぱなしというか(だから対談なんだけど)、思いつきの羅列という印象、酔っ払っているのかと思うような箇所すらあり、ちょっと期待と違ってた。「死」というテーマでさまざまな作品を読み解くのは面白い取り組みであり、別の本を探してみようと思いました。続きを読む
投稿日:2022.02.26
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