デジタル革命時代における銀行経営
ボストンコンサルティンググループ保険グループ(著)
/金融財政事情研究会
作品情報
デジタルによる機会と脅威の荒波の中で、顧客本位のサービス業として、銀行は未来の姿をどう再定義すべきか。商品、オペレーション、人材など、先進的な取り組みを参考に、世界有数のコンサルティングファームが銀行の目指すべき道筋を描く。銀行の経営層、ミドル層、そしてこれからの銀行と金融サービスを担っていく読者に向けた一冊。好評既刊『デジタル革命時代における保険会社経営』に続く変革シリーズ第2弾!
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この作品のレビュー
平均 3.5 (2件のレビュー)
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実際に取り組んでいる人には既知のことが多いかもしれないが、ITだけを意識することなく幅広く把握したい場合に良い本だと思う。
投稿日:2021.01.11
大筋は目新しい主張はないものの具体例も挙げられておりよくまとまっている。
・「デジタルが本業」と言わしめるデータ活用
データ活用こそ銀行が生き残る道、これがなければ銀行はdisruptされていく、と…いう言説がこの本に限らず巷に溢れており、それは(主張と比べて速度は緩慢なるも)事実ではあるものの、具体的な活用が見えてこない。TMSの顧客宛サービスなどの銀行外の提供サービス、BaaSなどの新しい銀行サービス/提供の形を見て行く必要がある。本書でも紹介されているクロスセル提案については部・エンティティを跨いだグループ検討を、財務シミュレーションについては既存の精度向上を検討していきたい。
・顧客サービス向上という観点での事務改革
行内での活用という点では事務改革でデジタル化によるend to endの見える化を進めて局所的な改善にならないようにするという点は、事務改革に目的を限定せず顧客へのスムーズなサービス提供という観点で検討すべき。対顧チャネルvs事務で対立的になってしまうが、事務改革が顧客サービス改善につながる点を意識して銀行全体で改善をしていくべき。
決済面ではrealtime paymentが進んで顧客が一瞬でサービス提供されることを当然と捉えるようになってきているので(この点フロントの意見も受けて優先順位検証したい)、この点はより焦点が当たっていくのでは。
本来的には事務側で主導して欲しいし、特にSTP化にはシステム改修が不可欠なので予算面での折衝があるが、そういうこと言ってるから進まないので協力体制を敷くべきか。
・新しい目標に向けた目標設定: ダブルカウント
グローバルな組織・管理枠組みを作って国を跨いだ目標設定をする、海外収益については新しい目標設定になりまた既存の国別の設定と重複するがダブルカウントをする、という説明(一部意訳)は全くもって納得。伝統的にやっていることを各業務部門単位に展開していくという位置付けと捉えた。
・レグテック: 謎イニシアティブ
レグテックが本書でも紹介されており、マニュアル作業の自動化、コンプライアンス業務の標準化、エラーの削減といった業務効率化、先んじたリスクの特定によるパフォーマンスこうじょう、レガシーシステムの代替によるコスト削減、規制変更への機敏な対応による競争力強化が狙いとして挙げられているが、昔からレグテックが何を提供するのかよくわからない。この辺は引き続き調査。
・人事制度:ゼネラリストかスペシャリストか
多様化と変化の時代に対応できるよう人事制度の改革が必要、評価を管理ではなく育成に使う、という点は賛成するしどんどん進めていくべきなのだが、一方で銀行業務(どこもそうだが)が複雑化する中で専門人材の確保・リテインも必要。この両方をバランスよく行なってうまく繋ぎ合わせる必要があるのだが、人事評価がより業務で近いところで行われる点、所属部署は自部署人材を維持したいという誘因が働く点から、ゼネラリスト育成のキャリアプランの作成が難しいと感じる。結局は自分で考えて自分で作ってくしかないのだが、今それやると所属部署への裏切りみたいになっちゃうので、各部署が意識を変えるか人事が前に出るかしてくれないかなと思う。
続きを読む投稿日:2024.06.06
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