「家族の幸せ」の経済学~データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実~
山口慎太郎(著)
/光文社新書
作品情報
「赤ちゃんには母乳が一番。愛情たっぷりで頭もよくなる」「3歳までは母親が子育てすべき。子もそれを求めてる」出産や子育ては、このようなエビデンスを一切無視した「思い込み」が幅をきかせている。間違っていることを、あなたやその家族が取り入れる必要はまったくない。こういうとき、経済学は役に立つ。人々の意思決定、そして行動を分析する学問だからだ。その研究の最先端を、気鋭の経済学者がわかりやすく案内する。
もっとみる
商品情報
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.5 (84件のレビュー)
-
最初はまあそうだろうなって内容から始まって。
マッチングアプリによって出会いの機会が広がるとかね、女性は男性に経済力を求めて、男性は女性に容姿を求める、とかね。( ˙˾˙ )チッ
以下、メモと雑感。…ネタバレ含みますが、作品は楽しんでいただけると思います!
「母乳育児」に関する研究結果はとても興味深くて。結局、母乳の方がいいんじゃん、という残念な気持ちと、母乳育児がSIDSを減らしているという衝撃の事実!
ミルクで育った子どもと、母乳で育った子どもに、16歳時点での知能発達に差異が見られなかったとしても、母乳で育った子どもが、6歳時点での知能テスト・先生の評価がよいのなら、幼少期に自己肯定感をあげる一助になるかもしれない。
一方で、行動面で母乳育児の効果を認められなかったこと、知能発達の評価が長期的には有効でないという結果は、一部のお母さんを安心させる。
日本の男性の育休制度がとても素晴らしいということ。諸外国からの評価はとても高いのに、使う人がとっっっても少ないという現実。
父が育休を取ると、収入は減る。けれど、子どもが16歳時点で、育休を取らなかった父の子どもと比較すると、偏差値が1アップしている。生後1年間の親子のふれあいが、その後の長期にわたる親子関係に大きな影響を及ぼす。また、最初の、たった1ヶ月の育休で、ライフスタイルが変化して、家事と育児に使う時間が増える。
母の育休については、3年はとりすぎ。日本はちょうどいい。だから、父が育休を取って収入が多少落ちても、そこは母がフォローできるよね。
心理学社会学では、子を持つことが離婚につながりやすいと言われているけれど、経済学では夫婦関係が安定するという研究結果が出た。
どんな立場で論じるかによっても結論は違うんだ。
幼児教育の知能面に関する効果は8歳時点でほぼ消失。しかし40歳まで調査を続けると高校卒業率を上げ、就業率を上げ、所得を増やした。生保受給率、警察の逮捕率も減らす。問題行動を減らせるようになった!
それは犯罪を減らすことになるので、幼児教育をしたことで受ける利益が、本人だけでなく、社会全体の利益となる。
4大卒の母と比べて、学歴が低い(高卒未満)と、子育ての幸福度はマイナス、しつけの質もマイナス、保育園に通うことで、子育てストレスを大きくマイナスへ、幸福度をプラスへ。また、攻撃性と多動性も、大きくマイナスとなった。
個人的には、やっぱり母乳神話はほんとだったんだー、という残念な気持ち、
学歴が子育てに深く関係しているという裏付け。
幼児期に、心身の発達を満たしてあげること、それが約40年後に上記にあげたような効果をもたらすのであれば、費用対効果抜群!
医療費とか、生活保護費、収監費用の低下につながるわけだから、高齢化に伴って高齢者にかかるお金がクローズアップされがちだけど、やっぱり子どもにお金をかけないと。
保育園は、これだけ社会に寄与する存在で、それなのに、お給料が壁となって、保育園ができても保育士が集まらない。これだけの人材を作り出す専門職であるにもかかわらず。それが、なんだかとても悔しい。
少子化なのに、待機児童がいるというこの国に、昨日からスタートした幼児教育・保育の無償化はどれほどの効果を生み出してくれるのか…続きを読む投稿日:2019.10.02
正直、最後まで読みきれなかった。
データをもとにしていることは分かるが、あまりにも淡々としすぎていてつまらなかったのかもしれない。
ただ、さまざまな「良い」とされてきているが、本当なのか?という事象…について知りたい人は読むと楽になるかもしれない。続きを読む投稿日:2024.02.26
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。