決定版 サイバーセキュリティ―新たな脅威と防衛策
ブループラネットワークス(著)
/東洋経済新報社
作品情報
「サイバー攻撃」など自分とは関係ないと思っているのなら、それは大間違いである。
スマートフォンやパソコンがこれだけ普及している今、サイバー攻撃は非常に身近な脅威となっている。
国家規模のサイバー戦争、大企業の情報漏洩やビジネスメール詐欺。国家や企業にとっては、存続が左右されることにもなりかねないサイバー攻撃であるが、こと個人にとっても見過ごすことができない問題となっている。
IoT時代を迎えて、すべてのものがネットにつながる状態になると、あらゆるもの、あらゆる場所、あらゆるタイミングでサイバー攻撃にさらされることになる。
それらを防ぐために、サイバーセキュリティ環境は今、どんな状況に置かれているのか。今、どんなセキュリティ対策がとられ、今後どうなっていくのか。
現在の複雑なネット環境、サイバー環境の中で、サイバーセキュリティはどうなっているのか。
そして、未来のサイバーセキュリティはどうなっていくのか。
コンピューターが苦手な人にもわかるサイバーセキュリティ入門の決定版。
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この作品のレビュー
平均 3.7 (8件のレビュー)
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主に、様々なサイバーセキュリティ事件の事例の紹介をもとに、サイバーセキュリティについて説明した本。
いかに、サイバーセキュリティが必要かということがよく分かった。初めて知ったけど、多くの国ではWMD(…核兵器や化学兵器などの大量破壊兵器のこと)にサイバー攻撃も含めてるらしい。今の時代、インターネットが動かなくなったらそれだけで社会生活に致命的なダメージを受けかねないからね。スマート化がすすむと、電気やガスなどのインフラだってインターネットで管理されるだろうし。さらにいえば、核戦争なら武器をつくれる財力のある国(先進国)が有利だけど、サイバー攻撃はネットワーク社会が成熟した国(先進国)が不利になる可能性があるのだとか。北朝鮮とアメリカが本気でサイバー戦争をしたら、アメリカのほうが莫大な被害を受ける可能性があるというわけか。
ブラックマーケットでは個人情報やSNSのアカウントを売っているらしい。2014年にはフェイスブックのアカウント情報が1円20銭、ツイッターのアカウントとメールアドレスは2円70銭で売買されてたのだとか。フェイスブックより匿名性の高いツイッターのほうが高いというのが意外なのだけど、今でもそうなんだろうか。
ビル・ゲイツやステファン・ゲーリー・ウォズニアックについてのハッカー列伝についても書かれてあってちょっと面白かった(ステファン・ゲーリー・ウォズニアックじゃなくて、スティーブ・ウォズニアックじゃないの? と思ったけど、調べたら元々はステファン・ゲーリーと名付けられたらしい)。
そういえば、サイバー攻撃事例の話に、ベネッセ顧客情報漏洩事件について書かれてあったけど、流出した顧客情報が3000万件にたいし、ピーク時の会員数は420万人ってなんだか不思議な感じだ。退会したなら個人情報も消せよと思わなくないけど、論理削除で対応してたりするのだろうか。
ところで、最後の「おわりに」を読んで、この本の著者の「Blue Planet-works」という会社がすごい気になった。もともと米国政府機関に導入されていた破られたことがないセキュリティ技術を買収して作った会社らしい。そんな企業が日本にあるなんて、結構日本のサイバーセキュリティの未来は安泰かもしれない。日本の政府も導入しているのだろうか。続きを読む投稿日:2019.05.25
読み易さを強く意識した内容で例え話や日常の実例を多く取り入れているが、ある程度その手の業界に近いところに片足突っ込んで、いくつか入門書を読んだ自分にとっては若干冗長さを感じた。一方でセキュリティ機能の…概略など、セキュリティに関わる技術や機能の触りだけでも具体的イメージを持つことができたのは、その読み易さ故だったとも思う。
後、著者が進めるセキュリティ技術自体(と終盤に記載されていた著者自身の歩み)にも興味を持ったので、折を見て著者の会社の動向を調べてみたいと思った。
以下、参考になった点のメモ。
・多くの国でサイバー攻撃をWMDに分類。
・パターンマッチング方式によるウイルス検出
新しく生まれるマルウェアは1日100万個以上、年4億個以上。
HD容量換算で5GB。毎日更新は現実的でない。
新しいマルウェアは最初に発見されてから約4時間が攻撃のピーク。その後は収束。
・サンドボックス方式
ひとまず他の場所には行かせず、砂場で泳がせて変な動きをしないか一定時間監視する手法。
パターンマッチング方式とレピュテーション方式を通過したファイルを対象にする。
・振舞検知方式
その後の行動を尾行し、妙なことをしたら退出させる。
過去の行動パターンデータからAI等で解析したコンピュータで怪しい行動を検知する。
・Blue Planet-works
ANAホールディングス、第一生命保険、電通、JTB、アメリカのセキュリティ会社などの出資を受けて設立。アメリカのBlue Ridge Networksのサイバーセキュリティ技術、人材、知財を全て買収。
検知をせずにコンピュータの不正動作を完全防御し、軽量かつアップデートも不要という製品をラウンチ。
続きを読む投稿日:2020.08.13
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