なぜ、残業はなくならないのか
常見陽平(著)
/祥伝社新書
作品情報
2016年9月に労災認定された「電通過労自死事件」により、長時間労働の是正に関して世論が動いた。これは日本の企業全体の問題だからである。とくに、所定外時間労働「残業」には労働社会の問題が凝縮されている。本書では、この問題を深く掘り下げ議論、政府が進める「働き方改革」についても、その矛盾を鋭く指摘する。すべての働く日本人に、気付きを与える一冊。
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商品情報
- シリーズ
- なぜ、残業はなくならないのか
- 著者
- 常見陽平
- 出版社
- 祥伝社
- 掲載誌・レーベル
- 祥伝社新書
- 書籍発売日
- 2017.04.01
- Reader Store発売日
- 2017.06.16
- ファイルサイズ
- 7.3MB
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この作品のレビュー
平均 3.5 (17件のレビュー)
-
うちの会社のワーク・ライフ・バランスの取り組みで、Outlookの予定表に、次週の出勤時間と退勤時間を入力するという取り組みがあった。
結果、毎週定時出社、定時退社の時間を入力した。
思いついた…人には申し訳ないけど、クッソ下らない取り組みだった。
月間スケジュールで見たときに、「0920出社・1830退社」の予定が表示されて、本来の予定が見えなくなった。
アホかと。
もちろん、今ではやめている。
さて、働き方改革は世間での注目ワードだ。
働き方改革を受けて我が社(の今の部門)はどうなかったかというえば、水曜・金曜は定時退社デー。
この二日に残業すると、翌日めっちゃ怒られる。頭下げて謝ることになる。
ちなみに、この二日以外はいくらでも残業し放題(というわけではないが)である。実質。
仕事の忙しさには波がある。
先週は水曜日に突発的に忙しくなり、頭がフル回転して今日中に何とかこの仕事を終わらせたい!
と力入れ始めたときには水曜日の定時退社デーだ。強制終了。
経験上、忙しくて、でもそれをやるエネルギーが十分にあるとき、頭がカンカンになって集中力が普段の何倍にも跳ね上がることがある。
そういう時にはいくらでも残業をし、逆に仕事がなくてパソコンに対面しながら白昼夢を見てる日はさっさと帰るべきなのだ。
それがあるべきフレックス勤務だと思う。
毎日八時間半職場にいるのが仕事ではないだろう。
仕事をやるときは思いっきりやる、ないときは帰る。
仕事したくねぇ~、会社行きたくねぇ~、今晩会社に隕石落ちねぇかな~(現在の俺の状態)。
大学のサークル同期、大学の友人、利害関係の全くない自箇所外の同僚、飲み会をすると会社の愚痴合戦になるのは、非常に日本的だ。
俺だって、働かないで生きていけるなら働きたくないでござる。
労働=苦痛。労働はある意味で懲役に等しい。
労働とは何なのか。
俺が思うに、働きたくて働いてるやつは、この世の中にほとんどいない。
なぜか。
中高大学ときて、卒業後に一斉に就職する。
仕事したいかしたくないかは関係ない。
そして就職後に、ハァ俺の人生こんなはずではなかった。定年まで働き続けるのか。と毎日を過ごす。
そして、それが日常になり、そんな感情を心の底にしまい込むか、果ては耐えきれずドロップアウトするか。
じゃあどうすればよいのか。
本当に、働きたいと思ったときに働く。
逆に、もうこの仕事でやっていくのはやめようと思った時に、辞める。
その単純なことを許容する社会の流動性の実現だ。
「そんなこと実現できるわけがない」
「そんな甘ったれで生きていけるわけがない」
それを実現できる、生きていける世の中に変えていくのが働き方改革なのではないかと思う。
働き方改革=残業規制改革になっていないか。
残業規制では本書で指摘する通り、サービス残業を誘発する。
規制すればするほどに、残業はなくならない。
人口減少が叫ばれて、その対策は打つ手なしだ(31才独身男性の俺が言うのもなんだが)。
どうせ社会は縮んでいくんだから、サービスレベルも仕事量も、だんだんと減らしていきませんか。
簡単に言えば、もっと手を抜き、息抜きもしませんか。
成熟社会なんだから、もっと落ち着いて、度量も広く暮らせませんか。
そういった社会を夢見て、俺は明日からの仕事に震えて眠るのだ。
あ~、会社行きたくない。続きを読む投稿日:2018.10.08
自分の働き方にも直結するテーマでもあり、とても深堀りされていた。
働き方改革もやればいいというものではなく、本当に効果があるのか、副作用がないのかなど、多角的に考える必要があることを学んだ投稿日:2023.04.17
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