建築ジャーナル (2016年12月号)

特集
地方で働く面白さ　2
建築学科の学生にインタビューしたところ「地方で働くイメージがない、仕事もないのでは？」という声が・・・・・・。就職動向を見ても、新卒生が首都圏に流出する傾向がある。本特集では、地域で活躍する9名の働き方を紹介し、次の世代が働くフィールドとしての「地方」について考える。彼らはみな、地方特有の人との距離の近さや、眠っているストックをうまく活用し、能動的にまちにかかわり、まちをつくっている。地方では受け身ではいられない。自分の力で切り開き、自分なりの方法でまちをつくっていける。そんな魅力が「地方」にはある。

「地方で働く面白さ」より

■ある時、ある場所スケジュール　2, 3, 18, 19

＜花巻＞宮沢賢治の理想郷「イーハトーブ」をつくる｜木村清且（木村設計A・T）　4
＜新潟＞地域活動曼荼羅｜伊藤純一（伊藤純一アトリエ）　6
＜常滑＞「選択する」よりも「つくること」｜水野太史（水野太史建築設計事務所・水野製陶園ラボ）　8

■ご当地の職能
　善光寺門前町のリノベ基地｜倉石智典（MYROOM）　10
　廃材の再利用で地域資源・経済の循環を促す｜東野唯史（ReBuilding Center JAPAN）　12

＜浜松＞「地方」はどこにあるの？｜橋本健史（403architecture [dajiba]）　14
＜岐阜＞まちの当事者として仕事をつくる｜末永三樹 大前貴裕（ミユキデザイン）　16
＜福山＞ホームを拠点としたインターローカルな活動｜前田圭介（UID）　20
＜鹿児島＞地方ならではの設計手法｜二俣暁徳（アカツキ建築設計）　22

■能動的に動けば「地方」は応えてくれる　23

業界を読む［30］「地域活性化」のトピック7
「jimoto（地元）」を発見した若者たち｜指出一正　24

シリーズ 年間テーマ　居住の夢［12］
完璧な住まいを求めて。「ビラシリーズ」の生みの親が語り遺したこと｜藤崎圭一郎　34

兼松紘一郎が巡る建築家模様［48］この地と共にある建築―益子一彦｜兼松紘一郎　27

五十嵐太郎の先読み編集局［95］建築にできない批評的な空間の表現｜五十嵐太郎　29

これだけは見ておきたい日本の住宅12選
日本の住空間―原点と現代をつなぐもの編［12］
融合する諸井家住宅｜冨永祥子　30

美しき設備デザインの世界［最終回］
建築を人の身体と比較すると｜野々瀬恵司（日建設計）　32

10 Minutes Story　映像で遺す建築アーカイブ 東海編［最終回］
まちのなかで住まいをつくる　光崎敏正がつなぐ人々｜加藤悠介　38

進撃の建築家 開拓者たち［4］開拓者02 岡 啓輔
蟻(アリ)鱒(マス)鳶(トンビ)ル｜布野修司　44

仕事場［24］佐々木善樹建築研究室／佐々木善樹
下町浅草の一軒家　週末はカフェに　48

まちの胃袋［60］上町食堂のかつおのたたき 高知県高知市｜山崎 亮　50

【情報ポスト】
＜読者の視点＞連鎖する災害・東日本大震災と台風10号［三舩康道│ジェネスプランニング］　40
＜読者の視点2＞設計業務における英語でのコミュニケーション［吉田知剛│光井純＆アソシエーツ建築設計事務所］　41
＜福島＞ふくしま建築集団・復興公営住宅プロジェクト［遠藤知世吉│遠藤知世吉・建築設計工房］　42
＜京都＞住宅地のパチンコ店建設阻止［小野暁彦│京都造形芸術大学教授］　43

インタビュー
「未完成な場所」求む!／冒険遊び場・天野秀昭氏に7つの質問52



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