武器としての人口減社会~国際比較統計でわかる日本の強さ~
村上由美子(著)
/光文社新書
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先進諸国が加盟するOECDの各種統計を読み解くと、日本は非常に「残念な国」である事実が浮かび上がってくる。労働生産性、睡眠時間、女性活躍推進、起業家精神・・・・・・。さまざまな分野で日本は最低レベル。しかし見方を変えれば、少子高齢社会、労働力不足であるからこそ、他国にはない大きなチャンスが隠れていることが見えてくる。負の遺産を最強の武器に変えるため、豊富な統計をもとに、日本がとるべき戦略を考える。
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この作品のレビュー
平均 3.3 (17件のレビュー)
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国際比較統計ということで大局的すぎて具体的に何がどうということが腹落ちしないまま読み終えてしまった。日本人は能力はあるのだから、特に女性や高齢者やニート層などの埋もれた人材を活用し、日本の技術を生かす…システム、政策を取り入れていけばそれが強みになるということだったのかな。埋もれた人材の活用は大いに賛成。仙台市でも人口1パーセントが生活保護を受給していて、多額の税金を垂れ流している現状。今や通勤しなくてパソコン一つアイデア一つで仕事ができる時代。こうした人材を活用して社会に役立てていくことは必要。女性については、子育て世代を支援する仕組みが必要。保育士の所得向上と保育園の教育システム構築が望ましいかな。小学校の学童保育も在り方を考えて欲しい。無償化よりも質の向上と子供の受け入れに柔軟な対応ができる仕組み作りを望むかなぁ。本書は人口減少が武器になるというよりは、人口減少でも悲観しなくていいよというレベルの本だったように思う。何かワクワクするような視点の転換が起きるような本ではなかったことが少し残念だった。続きを読む
投稿日:2019.01.19
このレビューはネタバレを含みます
上智大学>スタンフォード大学院>国連勤務>ハーバードMBA>ゴールドマンサックスと輝かしい経歴の著者が優しく統計をベースに、これからの日本の人口減社会というピンチをどのようにチャンスとしていくかという…事が書かれている。
レビューの続きを読む
女性の能力を使いこなせていない、他国と比べても個々の学力は高い、生産性は低い、中高年もなかなかレベルが高い等々をデータを基に説きつつ、労働力が減る中、社会的な反対を受けずにオートメーション化等を進められるだろうというのが基本的な流れか。
ただし、性差別ではない能力による人の活用であったり、イノベーションを起こし易くするための社会インフラであったり、起業しやすくすべしと誰かがどこかで何年も何年も言い続けてきたような結論になっている。確かにおっしゃることは非常に合理的ではあるが、男女機会均等法といった法的枠組みが出来ても、大半の人々は均等であることを拒絶し続けてきた社会の集合知の低さを完全に無視してしまっている。
これらが感覚的に理解できて能力がある人には日本に止まってまで社会的非合理と闘う理由も見つからないし、理解できない人にとっては今のままであるべきと捉えていると思うので、やはりどうしようもない・・そんな気になってしまう本ではあった。
P.34
オランダも過去40年間、ほぼ一貫して労働生産性上位5カ国に入っています。オランダの場合は、正規雇用と非正規雇用の壁を取り除いて労働市場の流動性を高めたことが、生産性の改善につながりました。一つの企業に1年以上勤務すると、勤務時間を短縮できるパートタイム社員になることが権利として補償されているのです。そのためオランダでは、パートタイムの管理職も珍しくありません。オランダの女性就業率が高い理由として、このような労働市場の仕組みが挙げられます。続きを読む投稿日:2020.07.15
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