ダン・カーター 自伝
ダン・カーター(著)
,ダンカン・グレイブ(著)
,野澤武史(著)
,児島修(著)
/東洋館出版社
作品情報
順風満帆に映る彼のラグビー人生は決して平たんなものではなかった。度重なる怪我、若手の台頭、その中で起こる日々の葛藤。本書にはカーターの成功と失敗の歴史が刻まれている。それは、私が描いていた彼のイメージからはかい離していた。プレーから推測する彼のイメージは、もっと冷静沈着なものであったが、その仮説は間違っていた。ダン・カーターは、我々と同じように苦悩・煩悶し勝利に一喜一憂する一人のラガーマンであり、誰も真似できないパフォーマンスを発揮する唯一無二のラグビープレーヤーである。どちらの切り口も彼を的確に表現している。(野澤武史氏の解説より)
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商品情報
- シリーズ
- ダン・カーター 自伝
- ジャンル
- スポーツ・アウトドア - スポーツ
- 出版社
- 東洋館出版社
- 書籍発売日
- 2016.07.01
- Reader Store発売日
- 2016.07.29
- ファイルサイズ
- 14.4MB
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この作品のレビュー
平均 5.0 (1件のレビュー)
-
(2016/8/25)
この自伝を読んでから、去年のワールドカップを見たかった!
というのが最初の読後感である。
実際にはこの自伝には2015年のワールドカップのことも描かれているので、
ありえないこ…とではあるのだが、、。
もっと言えば、私は今シーズンからスーパーラグビーを見始めたのだが
(日本のサンウルブズが参戦したので必然的にそうなったわけだが)
その前年から、つまりこのダン・カーターがクルセイダーズに所属しているときから、
見ていたかった、と思わせた。
この自伝を先に読んでいれば、いま体験しているラグビーの世界がもっと深いもの、
厚みのあるものになったろう、そう思わせる自伝なのだ、この本は。
というよりダン・カーターというラガーマンは。
その風貌を見てもわかるように、ちっとも威圧的でない、いかつくない、
神経質でシャイなイメージのダン・カーター。
盟友リッチー・マコウとは全然違う。
見たとおりのナイーブさがこの自伝には随所に描かれている。
その割に時折羽目を外し、、たいてい酒が原因だが、危ない目にも遭っている、お茶目なところもある。
そんな男がなぜかいったんジャージに袖を通し、ラグビーボールを持つと、
スーパースターになる。
肉体労働で糊口をしのいでいた男があれよあれよという間にクルセイダーズ、オールブラックスの一員となる。
シンデレラボーイのようだ。
実際は相当鍛錬していたのだろうが、そういうことはあまり書いていない。どこまでシャイなのか。
係わる人がまた豪華。
クルーデンやバレット等まさに今旬なオールブラックスなど新旧の現役選手はもちろんだが、
ロビー・ディーンズ、マーク・ハメット等コーチ陣もおなじみでかつ豪華。
この本を読みながら、トップリーグのプレファレンスを見ていたので、ディーンズが出てきて不思議な思いだった。
明日から始まるトップリーグに感慨ひとしお。
世界一のラグビーが、コーチも選手も相当日本に流れ込んでいる。これはありがたいことだ。
カーターは2015年ワールドカップでオールブラックスを優勝に導き代表を引退し、
スーパーラグビーも退きフランスのチーム、ラシン92に行ってしまった。そこでもまた準優勝するあたりが凄いが、
満身創痍、もう純粋な意味での一線ではないのだろう。
DVDに焼いた2015ワールドカップの決勝をもう一度見直そうかな、そんな風に思わせる自伝だった。
最近出たラグビー自伝ではマコウのもの(出版は最近だが、2011W杯までのの内容)と、サクラセブンズ山口真里恵さんがあったが、
一番面白かった!山口さんごめん!
http://www.toyokan.co.jp/special/book/dancarter/
序文
プロローグ 栄光と原点
第1章 暗くなるまで遊び続けた
第2章 ティーンエイジ・キック
ファイナルイヤー・ダイアリー 1
ロンドン、二〇一四年一一月四日
第3章 若き冒険の日々
第4章 カンタベリーの更衣室
ファイナルイヤー・ダイアリー 2
ロンドン、二〇一四年一一月一一日/オークランド、二〇一四年一二月一日
第5章 夢の舞台へ
第6章 どこにも通じていない道
ファイナルイヤー・ダイアリー 3
クライストチャーチ、二〇一五年一月二六日/クライストチャーチ、二〇一五年二月一五日/クライストチャーチ、二〇一五年二月二二日
第7章 大勝利とニアミス
第8章 ワールドカップの夢
ファイナルイヤー・ダイアリー 4
クライストチャーチ、二〇一五年五月二一日/オークランド、二〇一五年六月三日
第9章 痛い目に遭いながらビジネスを学ぶ
第10章 甘くて苦いサバティカル
ファイナルイヤー・ダイアリー 5
オークランド、二〇一五年七月六日
第11章 オールブラックスのつまずきと復活
第12章 二〇一一年二月二二日
ファイナルイヤー・ダイアリー 6
オークランド、二〇一五年八月五日
第13章 歴史がつくられるのをスタンドから見ていた
第14章 結婚式、ピーク、故障
ファイナルイヤー・ダイアリー 7
ウェリントン、二〇一五年八月三〇日
第15章 引退したい
第16章 パトリオット・ゲーム
ファイナルイヤー・ダイアリー 8
スウォンジー、二〇一五年一〇月一二日/サリー、二〇一五年一〇月二六日
謝辞
解説続きを読む投稿日:2024.06.27
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