[証言録]海軍反省会 2
戸髙一成(編)
/PHP研究所
作品情報
秘蔵されていた、日本海軍中堅幹部の肉声として話題を呼んだ、「海軍反省会」。本書は、その、第11回から第20回までの議事録を収録した、「証言録」第2弾である。この巻には、軍令部からは、暴走と思われていた、山本五十六連合艦隊司令長官の作戦指導。潜水艦戦に関しては、潜水艦勤務の経験のない参謀が潜水艦作戦を指導していたこと。そして、回天特攻の背景について、第六艦隊参謀であった鳥巣健之助氏の憤りを交えた激しい証言。また、海軍砲術の大家と目されている黛治夫氏の、日本海軍の砲戦に関する克明な報告など、多くの証言が含まれている。今回も、戦史ファン・研究家にとって、読みどころ満載の一冊となっている。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- [証言録]海軍反省会
- 著者
- 戸髙一成
- 出版社
- PHP研究所
- 書籍発売日
- 2011.01.01
- Reader Store発売日
- 2015.11.06
- ファイルサイズ
- 5.1MB
- ページ数
- 470ページ
- シリーズ情報
- 既刊10巻
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.7 (3件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
私が生まれた頃に行われていた、
レビューの続きを読む
海軍の主軸(今でいうミドル層)の方々による、反省会の発言集。
海軍組織の問題点を赤裸々に語っている。
教育、人事、派閥、対陸軍との関係性等、すこし言葉を変えれば、
どこかで聞いたことある話である。
(要所要所で、思うところはあるけど、ちょい「右」がバレちゃうので差し控えます。)
「GMとともに」を読んだ時思ったが、
改めて「抱える問題はどこも同じ」と感じた。
組織って重いですなぁ。
あと、発言集ゆえ、話の流れがあっちゃこっちゃ行くので、非常に疲れる…。
抄録集出ないかな…。投稿日:2011.06.24
本書は「海軍反省会」の2巻目で、内容は「戦略」「戦闘」多岐に渡るが、海軍内部でも「日本は負けるぞ、必ず。今のような航空兵力で勝てると思うかと地団駄踏んだ」幹部がいたとは驚いた。
もちろん戦後だいぶ…経ってからの発言ではあるが、本書の、時には露骨な迫真の論議を読みながら、巻末の発言者の当時の階級と年齢、兵学校卒業年次を逐一照らし合わせる読書作業は実に充実した時間となった。
発言者の立場と個性・主張がそれぞれわかるようになると、一層面白かった。
「戦闘」についての詳細な論議や「情報」「兵站」「特攻」「砲術」「潜水艦」等々の多岐に渡る論議も、それぞれ興味深く読めた。やっぱり「専門家」である。内容は深いが、古い見解に固執している参加者も中にはいる。
それにしても、本反省会の提唱者である「野元氏」や他の参加者の凄さである。
発言当時、70代から80代の高齢でありながら、これだけの内容を語る「知性」。
当時の「日本海軍」が第1級の人物を集めていたことが伺える。ひとりひとりは決して愚かではなかったということは、やはり「負ける戦い」に突入していった理由は、別のところにあったのだろうか。
しかも「野元氏」はこの反省会の内容に危機感・不満をもち、「反省会運営方法の見直し」すら提案している。しかし、この「反省会」を積極的に発表して歴史に活かすことは全く考えていなかったようである。
結果的に、このテープが発掘されてはいるが、彼らは貴重な歴史の教訓が「年寄りのよもやま話」で終わってしまう事への危惧は持たなかったのだろうか。
まだまだ、次巻が楽しみである。本書を高く評価したい。続きを読む投稿日:2013.03.22
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。