もてるための哲学
小川仁志(著)
/PHP研究所
作品情報
フリーターだった著者が大学教授になれたのは、もてたからだ!「哲学」と「もてる」。一見、なんの関係もなさそうだが、本書で語られるのは「理屈と理論で成り立つ哲学をもちいてコミュニケーションのあり方について考える」ということ。なぜもてるとよいのか? 周りが元気になるだけでなく、自分の人生が成功に導かれることになる。人間関係は、トラブルの最大の原因にもなるため、ここがうまくいってさえすれば日常のほとんどは楽しく過ごすことができる。異性だけでなく、家族や職場の人たちとの人間関係がスムーズにいけば、プライベートの充実が図れたり、仕事でもなにかとチャンスが回ってくる。そうするためには、どう考えたらよいのか、どう行動したらよいのか、哲学を借りながらエピソードを交えて徹底的に解説する。
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商品情報
- シリーズ
- もてるための哲学
- 著者
- 小川仁志
- 出版社
- PHP研究所
- 書籍発売日
- 2015.03.13
- Reader Store発売日
- 2015.04.10
- ファイルサイズ
- 0.7MB
- ページ数
- 208ページ
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この作品のレビュー
平均 3.2 (6件のレビュー)
-
著者については、「哲学」という言葉をタイトルに冠したエッセイを粗製乱造ぎみに大量に刊行しているという印象があり、著者名とタイトルを見たときには読もうという気はまったく起こらなかったのですが、「まえがき…」をのぞいてみると、本書で言う「もてる」とは「人ったらし」のことだと述べられており、それなら谷沢永一の『人間通』(新潮文庫)のような内容かと思って、試みに読んでみることにしました。
たしかに、古今東西の思想家たちの言葉を引用しながら、コミュニケーションの技術について論じた本なのですが、本筋から離れる議論に入り込むことがしばしばです。天皇の権威についての著者の感想や、英語による発信力を身につける必要があるといった指摘などは、とくに本書でページを割いて述べる必要があることとも思えません。続きを読む投稿日:2017.11.15
タイトルからして電車の中でカバーかけずに読むのは憚れるのだが、内容は至ってシンプルに「もてる人間が持っている素養」を述べている。なお「モテる」で始まる同様の書籍とは全く別のものの様だ。筆者は若かりし頃…に苦労して大学に入り哲学を学んだ。そこで師と仰ぐ人物と巡り合い現在は大学で哲学の教鞭を執っている。
筆者もまた自身がモテると言う。それは見た目の善し悪しという外見的なものを指すのではなく(否定は特にしていないが)、内面的な部分を指してもてる要素であるという。どの様な人間が魅力的で他人から好かれる(モテる)か。これを哲学をベースに解説していく。
モテるためには5つの素養が必要と説く。何事にも熱心に真剣に向き合う「情熱」、相互に相手を認めることによって成立する「尊敬」、そして相手を信じて身を委ねる「信頼」、相手の言い分に耳を傾け、受け容れる「寛容」、そして確固たる信念のもとで自分を高めていくための「自信」。これらが人間関係や自身の中に生まれた時に、コミュニケーションをベースに成り立つ人間関係の中に「モテる」要素が生まれる。5つのキーワードを単なる日本語熟語としての理解に止めず、哲学を引いて具体的に述べられるため、哲学入門者にも満たない私の様な人間でも入りやすく、理論というか理解が形として本書から入ってくる。
また、本書を読み進める中で自身にどの程度当てはまっているか自分を点数づけしながら、足りない部分を補足していくための参考にもなった。決して言葉どおり異性からモテたい、という意味ではなく、筆者が自分の子供からも愛されるように、誰からも愛される人間になれるのである。
会社人としては、自分の上司や部下だけでなく、他部門の人々、お客様、外部の協力会社など誰からも好かれていれば仕事はしやすいに決まっている。
本書はこうした内面的な要素を「ただ単に」真似するだけでは、真に愛される人間にはなれないと哲学を教えてくれる。表面上の振る舞いは相手にすぐに見透かされてしまうし、まともに相手にはされない。私の周りにも普段からイライラしてばかり、昔はパワハラまがいの叱責も当たり前の同僚がいるが、ここ数年、いや最近ではやけに人当たり良さそうに話かけてくる。だが皆見抜いている。いかにも私たちやその方の部下を信頼して「すごいね」などと褒めようが、内心から滲み出る腹黒さや見返りを求める態度は、恥ずかしくなるくらい見え見えなのだ。話は逸れるが、何よりもまず、真に心から相手を「思いやる気持ち」を持たない限り、対人関係に於いて最良の状態=相思相愛にはなれないのだ。
本書はまさにその大切さを全ての文字から筆者の想いとして我々に語りかけてくる。続きを読む投稿日:2023.05.24
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