この作品のレビュー
平均 3.4 (97件のレビュー)
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私は、2年に一度、ボランティアではありますが、市の発行するこどものための選書本の編集委員をやっています。
主な任務は2つ。
①予め図書館で選ばれた(図書館員未読のものも多い)候補本の中からおすすめの…本を選び、
②その本を読んでみたいと思われるような紹介文を書く、
ことです。
なんと文字数は119文字。絵本や低学年対象の児童書であればなんとかなるかも知れませんが、背景が複雑なことが多いYAにはきつい作業。おまけに翻訳ものは地名や人名に文字数をとるんです(涙)。
今回で5回目の作業中ですが、今回こそは、他の編集委員さんたちの手間を取らせない完成度の高い文章を書きたい、そのためにツボを抑えた、読者の興味を喚起するあらすじの書き方を知りたいと思って本書を手に取ってみた次第です。
いやいや次元の違う世界でしたね。
実は私、学生時代から国語が大の苦手で(そんなのでよく編集委員なんかやっているなと言われそうですけど、これが実に楽しいのです)、高校3年生の娘の模試の現代国語読解問題の解答にも納得できないことが多いありさまなんです。
そんな国語音痴で、おまけに高校生までは読書嫌いで読書量も少なかったので、題材となっている本はほとんど未読。ですから、本書に掲載されている書評が理解できないところも多々ありました。
普段、ビジネス本が多いですが、小説を含めて大人の本を読むこともありますし、日常生活で、読解力がなくて苦労した経験もさほどないので、この本の難解さには舌を巻きました。
例えば「あとがき」。
連載から刊行まで時間がかかったことを述べた上で「こうして読み返してみると、内容的にはさほど古びた感がないことに安堵しています。が、それは、つまり、たった1年を経たぐらいでは、書評をめぐる状況には何の変化もなかったという証左でもありましょう。しかし、内容に関してはちがいます。少なくとも、ここ20年においては、ニッポンの書評には変化があったのです。」
とありますが、ごめんなさい、私にはその変化した「内容」が何を指しているものなのか読み取れませんでした。
いやぁ、でもね、
「自分が理解できていないだけなのに、「難しい」とか「つまらない」と断じる。……自分が内容を理解できないのは「理解させてくれない本のほうが悪い」と胸を張る。……」と書かれては、いやもう何も言い返せないですね。
……書評が、難しいものであることだけは理解できたような気がします。
私自身も気になっていたことではありますが、ネタバレと批判については、今まで以上に気をつけようと思います。
でも、たとえは、挿絵と本文や、本文中の内容どうしに矛盾があったりとかすると、混乱しますよね。特に文字に慣れていない子どもはその傾向が強いので、そういうところは注意して、安心できるものを手渡したい。そのためにこの本にはこういうところがあるんですよと未読の方にはお伝えしたいという思いもあるんです。
本の紹介記事を読むのは、何読もうかな?できればおもしろい本が良いなと思っているときだと思うんです。そんなときに、”自分にとって”信頼できる情報を与えてくれる、自分と感性の合う書評家さんなりレビュアーさんがいてくれるといいですよね。
そのためにも、「伝え方」には注意しつつ、やっぱり自分に正直に書くことはしていきたいなと感じました。
第15講「トヨザキ流書評の書き方」の付箋の付け方ポイントが、私も同じだったので嬉しくなりました。ただ、私の場合は、ほとんど図書館の本なので、書き込みやマーカーはできないんですけどね。
著者の書評講座も一度受けてみたいですね。ボロボロになるのは目に見えているんですが。続きを読む投稿日:2020.06.25
YouTubeで著者のチャンネルを拝見して、書いたものを読みたくなって。
「ネタバレ」がいけないという意識がエンターテインメント作品や海外作品、純文学にまで及んだのを1980年代のミステリー・ブームに…原因を求めている。
雑誌書評欄でミステリー系の本が多く取り上げられ、ミステリーでは絶対的規範であったネタバレの禁止が一般書籍にまで適応されるようになった推測している。
具体的な統計をとったものではないが、長く雑誌の現場で働いてきた著者の体感として尊重すべき意見であろう。続きを読む投稿日:2022.05.19
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