「読書の自由」を奪うのは誰か 「自由宣言」と蔵書選択
馬場俊明(著)
/青弓社
作品情報
「図書館の自由に関する宣言」が1954年に採択されたあとに起きた3つの侵害事件――県立山口図書館蔵書隠匿事件(1973年)と富山県立図書館『図録』事件(1986年)、船橋市西図書館蔵書破棄事件(2001年)をあらためて検証する。
この3館の「図書館の自由」侵害事件は、国家や警察権力などの公権力の介入によるものではなく、図書館と図書館員自らが犯した侵害事件である。それだけに、図書館界は大きく揺れ、論議を尽くしながらも、対処の仕方にはいまもって疑問符が残っている。
ひとたび問題に直面すると、「自由宣言」の理念と組織構造との間には対立が生じ、どのように対応すればいいのかの合意形成が困難になる。
これからも「図書館の自由」を堅守するために3つの事件の実情に迫り、問題点の概要と教訓を導き出す渾身の論集。
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商品情報
- シリーズ
- 「読書の自由」を奪うのは誰か
- 著者
- 馬場俊明
- 出版社
- 青弓社
- 書籍発売日
- 2023.11.28
- Reader Store発売日
- 2023.12.01
- ファイルサイズ
- 4.1MB
- ページ数
- 240ページ
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