いいね! ボタンを押す前に――ジェンダーから見るネット空間とメディア
李美淑(著)
,小島慶子(著)
,治部れんげ(著)
,白河桃子(著)
,田中東子(著)
,浜田敬子(著)
,林香里(著)
,山本恵子(著)
/亜紀書房
作品情報
〈ジャーナリスト、研究者、エッセイストらが、今のネット空間を徹底解説〉
炎上しない、人を傷つけない、無意識に差別しないため、どんな点に気をつければいいのか、SNSユーザーの基礎知識が満載!
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生活になくてはならないスマホだけど、SNSではいつも誰かがケンカしているし、何か言ったら絡まれたりする。
「エコーチェンバー」「フィルターバブル」「アテンション・エコノミー」……。
ネット空間にはもともと人を孤立化させ、分断してしまう仕組みが組み込まれている。
──だけど私たちがスマホを手にして日は浅い。デジタルな時代は始まったばかりだ。
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インターネットが広く使われるようになってから、まだたったの30年ほど。
現在主流のSNSの誕生やスマホの普及からは20年も経っていない。
私たちは今、デジタル人類史の旧石器時代を生きている。(本文より)
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【目次】
■小島慶子……私たちはデジタル原始人──序論にかえて
■浜田敬子……眞子さまはなぜここまでバッシングされたのか」
■李美淑………炎上する「萌えキャラ」/「美少女キャラ」を考える
■田中東子……なぜSNSでは冷静に対話できないのか
■治部れんげ・山本恵子・白河桃子……なぜジェンダーでは間違いが起きやすいのか
■林香里………スマホ時代の公共の危機──ジェンダーの視点から考える
■〈特別対談〉君塚直隆×小島慶子……イギリス王室と皇室は何が違うのか?
■〈特別対談〉山口真一×小島慶子……ネット世論は世論ではない
■〈コラム〉石川あさみ……子ども向けアニメーションとジェンダー表現
■浜田敬子……あとがき
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商品情報
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この作品のレビュー
平均 4.0 (2件のレビュー)
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メディア表現とダイバーシティーを抜本的に検討する会を(MEDI)の一作目、足をどかしてくれませんか
はまだ読んでいない。
自分もSNSとの関わり方に反省と戸惑いが多く、また、特に悪い方の、声が大きい方…の少数者の言説やネットを超えた実力行使など、スマートなネット社会になっていないことへの怒り、無力感、戸惑いもあり、皆が当たり前にスマホをもちSNSを使いながら貧困や困窮や困惑を覆い隠していることや、国境越えた犯罪集団のツールとして活躍していることなど踏まえ、興味深い論説とインタビュー読んだ。
ハンナアーレントが引かれ、
公共的領域に必須な価値として提示した複数性plurality
全体主義に対置、対抗する概念
他者の存在を共に生きることが人間、人間性であり、複数性のある世界に公共の空間は成立し民主的合意形成に至る活動が可能になる、と。
ネットで繋がる空間の中で、またネットがあるから実世界でのつながりがおろそかになったり気を許せるものでなくなり、バラバラにされた個人、他者と共存しようとする力が押し戻されかえってバラバラの個人が他者不在の全体主義へ向かうのではという警告。さもありなんとと思う。
小島慶子がいう我々はまだデジタル原始人尖った石で斧を作ったが良き使い方や斧の向かう先、その帰結がわからない原始の荒野にいる、ままですでにいくつものテクニカルなアップデートを経験し消化不良のままアップデートされていくのか
浜田敬子の皇室バッシング報道をめぐる考察ネット記事が営利目的で配信されるなか変化していく皇室報道と女性皇族バッシング、英国王室の学びと現状の違い
など、間違いが起きやすいジェンダーを様々な現場で試行錯誤しながら変えていこうとする取り組みや、表現の自由などを盾に展開される誤った、というか人権意識がない表現の自由のやからたちとの攻防、など、なかなか興味深い。
スマホを手に金魚より短い集中力しか維持できない人間、これを読みながらも、度々スマホが気になり気づけばTwitterを見てしまう自分も中毒であり、また、一つ一つの言葉やネット世界でのあり方を検証、自省しながら使っていくしかないと改めて感じた。
労作、力作、読ませていただきありがとう。今後もジェンダーとメディア論展開して拡散していただきたい。
続きを読む投稿日:2023.02.12
若干これ自体がゴシップ感ないかね?と思う部分もある。
が、後半の、実務的な内容(なぜジェンダーでは間違いが起きやすいのか)は、新発見(Netflixのリスペクトトレーニング)もあり、面白かった。
…『スマホ・デトックスの時代』読もう。続きを読む投稿日:2023.02.20
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