女女問題のトリセツ イラつく女への7つの対処法
黒川伊保子(編著)
/SB新書
作品情報
動物界最長の子育て期間を余儀なくされる人類の女性たちには、「わかる、わかる」で繋がって互いを守り合おうとする本能がある。
そんな中、一人勝ちする美人も、価値観の違う相手も危険なので、脳に赤信号が灯る。それが「イラつく」の正体だ。
いわば女性脳が健全な証拠。女の友情は、ちくりと痛いのが当たり前なのである。
その「イラつく」をうまく飼い慣らして、女の友情を全うするためのトリセツ。全女性必読の書。「脳科学」×「女子の人間関係」をテーマに、「トリセツ」シリーズでおなじみの著者が実践的アドバイスをする一冊
もっとみる
商品情報
- 著者
- 黒川伊保子
- 出版社
- SBクリエイティブ
- 掲載誌・レーベル
- SB新書
- 書籍発売日
- 2022.09.05
- Reader Store発売日
- 2022.09.05
- ファイルサイズ
- 2.2MB
- ページ数
- 192ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.5 (11件のレビュー)
-
女女問題、、、面倒だなって思う人が近くにいて。
自慢タイプのマウントさんで、聞いてるだけだからいいんだけど、常にマウントを取る気持ちがわからなくて、この本に答えがあるかも!と思い手に取りました
この…間読んだZ世代にも繋がる、共鳴反応の格差にも触れていて勉強になりました!
色々な本にも書いてあるけど、適度な共感が大切!
脳の働きだと知ってるだけでもストレスが減るね!続きを読む投稿日:2023.12.08
このレビューはネタバレを含みます
女女問題を語る上で、排卵を促す女性ホルモン「エストロゲン」の影響が外せないようだ。
レビューの続きを読む
周産期には最弱の生き物になってしまう女性は、外敵や危険を察知するため、エストロゲンの分泌開始と共に「自我の肥大」と…「猜疑心」が女性脳を席巻する。すると他者のちょっとした一言に敏感に傷ついたりする。さらに、動物界で最長の子育て期間を有する人類の女性は、昔から女性グループの中で子育てを行うことでお互いに子供の生存率を上げ合っていた。そのために「ひとりでいられない」「誰かに大切にされて、安心したい」という感覚が備わっている。その果てに「誰かと一緒にいたい」「その誰かに、誰よりも大切にされたい」と欲するようになった、と著者は述べる。
また群の中では、生存率を上げるために周囲からの一方的な支援を受けたいがため、誰よりも愛される必要があり、群れの中で「一番大切な存在でありたい」と欲し、一番は無理でも、せめて「周囲で一番愛されている人の傘下にいたい」と思う傾向があるらしい。「群れたいくせに、一番になりたい」という矛盾の上に成り立っている女性のグループ。思春期の仲良しグループや、子育て世代のママ友グループなどに底通する特徴が垣間見えるようだ。
また「群れて、守ってもらいたい」ので、他人からの評価に敏感になる。それは逆に自己肯定感の低下につながり「いい子、いい人、いい女」を演じるようになる。すると、どうせ他人の評価に身を委ねるのであれば、自ら感じたことを自覚しても無駄であると脳は判断してしまい、自分の「好奇心」が働きにくくなってしまう。すると女性は「生きる意味」を周囲の労いや感謝、賞賛に見出すようになる。これは生殖本能が薄れた40代後半以上に特に顕著になり、それらがないと自己価値を見失ってしまう傾向にある、と筆者は語る。
エストロゲンに振り回される女性の生きづらさがヒシヒシと伝わる本書。例え子供を産まないと決断したって無差別に付きまとうエストロゲン。その働きを知り、自身も周囲も理解しあって共存していくしか無さそうだ。
あと印象的であったのが、育児中にスマホに集中する母親が増えたために、ミラーニューロン不活性型の人類が増えているという話。
スマホ以前では、育児期に母親とよく目を合わせて、笑い合い、話しかけられ、手遊びしたりして過ごしていたため、ミラーニューロンが働き、当たり前のように「微笑み返す」「手を振り返す」といった共鳴反応の体験ができ、コミュニケーション能力を培っていく。
その体験が減ったスマホ以降では、反応の薄い子供が増えたり、先輩の背を見て仕事を覚えるのが苦手になってきている。先輩の所作が車窓からの風景のようにしか見えず、先輩が「何をしているか」を脳が感知せず、「あ、手伝わなきゃ」という発想が起こらないらしい。
著者はこれは進化であるとし「なんでやらないの(手伝わないの)?」とイラつくよりも「これやってね」と言うようにしたら最近の子は素直にやってくれるとアドバイスする。指示しなくても動いてくれた部下から、指示すればちゃんとやってくれる部下に、世の中のトレンドは変わってきているのだろう。続きを読む投稿日:2024.04.23
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。