日本ローカル放送史 「放送のローカリティ」の理念と現実
樋口喜昭(著)
/青弓社
作品情報
地域性や各地の文化・風土を重視するテレビやラジオのあり方を指す「放送のローカリティ」は、放送と民主主義の関係を支える重要な理念として参照されてきた。
一方で、戦前から通底する行政手法、地方紙や自治体を中心にした戦後の運営主体、中央集権的な(キー局中心的な)放送ネットワークなどにより、放送と地域の関係は常にきしみも見せてきた。
戦前のラジオ放送から戦後のテレビの登場、ローカルテレビ局の開局と系列化、BSデジタル放送の開始、地上デジタル放送の移行という歴史をローカル放送の制度・組織・番組という視点から検証して、放送のローカリティの理念と実態が乖離してきた実情を明らかにする。
多くの史料を渉猟し関係者にインタビューをして、放送と地域の近・現代史を実証的に描き、今後のローカル放送のあり方を指し示す。
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商品情報
- シリーズ
- 日本ローカル放送史
- 著者
- 樋口喜昭
- 出版社
- 青弓社
- 書籍発売日
- 2021.08.05
- Reader Store発売日
- 2022.02.25
- ファイルサイズ
- 25.4MB
- ページ数
- 380ページ
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この作品のレビュー
平均 5.0 (1件のレビュー)
-
偶然。里見修「言論統制というビジネス」を読んで、現在の地方紙一県一紙という新聞業界の「当たり前」のルーツに触れ、日本のメディアの歴史への視野がひろがったタイミングで本書が飛び込んできてくれました。近所…の図書館の新着コーナーに『日本ローカル放送史「放送のローカリティ」の理念と現実」の書名が…即、借り出し!「言論統制というビジネス」も新着コーナー本だったのですが、いま現状のエスタブリッシュなメディアの「来し方」についての研究が盛り上がっているのでしょうか?自分のことを決してメディアとは認めないプラットフォーマーの存在感の巨大化、コンテンツの置き所としての通信放送融合のはじまり…レガシーメディアの「行く末」を考えるにあたって「来し方」を知ることはナイスタイミング?ライトチャンス?そして本書を読んで、地方テレビ局の誕生にあたって、エリア毎の新聞社、そして電通が大きな役割を果たしていることにも改めて納得。いわゆる「吉田秀雄モデル」というものをそれぞれの事例で知ることが出来ました。それが国の産業政策と結びつき、地方の資本の論理と連携し、今に至ることも知りました。一方、人口減少社会の中でそのモデルが効かなくなっていることも事実。そのとき、中央と地方の結びつきで語られる地方局の在り方を、もう一度足下から見直す可能性の議論の出発点にもなりうる本だと思いました。グローバル経済とローカル経済を分けて議論するという視点がありますが、グローバルコンテンツとローカルコンテンツの棲み分け理論がさらに深まるといいと期待します。続きを読む
投稿日:2021.11.14
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