フェミニズムはもういらない、と彼女は言うけれど
高橋幸(著)
/晃洋書房
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「もうフェミニズムに頼らなくても、女性だって活躍できる」
「女性差別がなくなった現代において、フェミニズムの時代はもう終わった」
と彼女は言った。
では、私やあなたの心のどこかに張りついている「女であることの不安」はいったいどこからくるのだろうか。
――「女らしさからの自由」と「女らしさへの自由」、どちらも実現できる世界をともに目指すために。
「ポストフェミニズム」という視点から、若い世代の性別役割分業や性行動の意識調査のデータを分析。さらにSNSにおけるハッシュタグ・ムーブメントや、雑誌『Can Cam』による「めちゃモテ」ブーム、「添い寝フレンド(ソフレ)」経験者などへの調査を通じて、現代社会における「女らしさ」のゆくえを追う。
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この作品のレビュー
平均 4.0 (4件のレビュー)
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ロマンチック・ラブ・イデオロギーの終焉、
アセクシャルに興味があり
『現代思想』2021年9月号に辿り着いた。
表題は「〈恋愛〉の現在」。
非常に面白かった。
冒頭で高橋幸と永田夏来の対談があり、
そ…の中で高橋が本書について語っている
「私があの本でやろうとしたのは、
ゼロ年代後半からの恋愛・性行動と
『女らしさ』をめぐる態度の変化を
ポストフェミニズムという観点から
論じることによって、
一つの”時代論”を提示することだった」(P28)
ポストフェミニズムについては
「現在社会においては男女平等が
ある程度達成されたので、
もうフェミニズムは必要ない」と
「フェミニズムの成果を当然のものとして
享受しながら『男性強者に同化』して
女叩きをする女性たち」(本書ページiv)
という負のイメージしかなかったが
本書での
「フェミニズムを批判するという形で、
『女性』として声を上げる
彼女たちの主張には、
何か切実なものがあるのではないか」(iv)
という指摘は画期的だった。
もう一つ、『現代思想』から高橋幸はソフレに
ついて語っていたが、「性交なしの添い寝」が
主題として描かれた作品として、
でマンガ『シマシマ』(山崎紗也夏)を
上げた(P163)のには、膝を打った。
すっかり忘れていたのだった。
「自分の性欲の表出形式を調整する
という新しい『男らしさ』意識を持つ男性」
(P165)
確かに『シマシマ』のランやマシュに
そんな感じを覚えたものだ。
「フェミニズムにおいては、
性別役割としての女らしさが社会的に
強化されていくことは、
それが個人を抑圧する可能性があるため、
多くの場合、否定的態度がとられている」(P79)
P77周辺の性別役割と性的魅力を分節化して
説明するくだりは個人的に画期的な指摘だった。続きを読む投稿日:2023.10.17
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