長い老後のためのお金の基本 ──年金・貯金・投資がわかる
横山光昭(著)
/ちくま新書
作品情報
「年金は七〇歳まで出なくなる?」「定年後、一人二〇〇〇万円は必要」「老後破産」「下流老人」等々、老後の生活の不安をあおる情報が飛び交っている。どれがフェイクで、どれが現実なのか? 定年後のビジネスマンの標準的な家計を想定して、「年金」「貯金」「投資」「保険」「介護」「相続」のそれぞれ正しい知識を、ベテランのファイナンシャルプランナーが解説する。正しい情報を持てば、今、自分がとるべき道がみえてくる。
もっとみる
商品情報
- 著者
- 横山光昭
- 出版社
- 筑摩書房
- 掲載誌・レーベル
- ちくま新書
- 書籍発売日
- 2020.02.10
- Reader Store発売日
- 2020.02.21
- ファイルサイズ
- 11.3MB
- ページ数
- 208ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.5 (2件のレビュー)
-
2019年に話題になった「老後二千万円問題」を皮切りに、老後本当に必要なお金はいくらなのかを把握するにはどうすれば良いのか、資金を確保するためにやること三つ「(1)収入を上げる (2)支出を抑える …(3)資産を増やす」(p.21)のそれぞれについて、具体的に何が出来るか、最後に自分の死後のための相続対策について、簡単にまとめてある。
このコロナの自粛中に、もうちょっとお金の勉強をしようと思い、そしたら結局は老後のことを考えておこう、ということになって、こういう本を図書館で借りて読んでみた。たぶん定年間近になってから年金云々、資産云々を考えるよりは、こういうことを考えるにあたっては早ければ早い程良いという部分もあるだろうから、30代も半ばを過ぎてしまったおれは、そろそろ知って、実行した方がいいものもあるだろうと思う。
人がやっていておれがやっていないことの1つはたぶん、保険、だろうけど、テレビで盛んに宣伝している医療保険にはやっぱりカラクリがあるということが分かった。「『大きな会社の保険だから』とか『テレビでよく宣伝しているから』と安易に入ってしまう人がいますが、あれだけの広告料、宣伝費、外交員に払う手数料がどこから出ているのか、よく考えてみましょう。」(pp.61-2)ということで、医療保険に入らなくても「高額療養費制度」というのが、公的保険としてあるらしい。ただし、「多くの人がかかりやすい三大疾病に関しては、健康保険適用外の治療も受けると仮定して、ある程度の準備をしておいたほうがいいでしょう。私も医療保険には加入していないですが、三大疾病保険には入っています」(pp.64-5)ということで、差し当たっての留意点もちゃんと教えてくれるのが良い。あと、続くページでは「無料保険相談」とか「保険の見直し」についての話があるが、あのカラクリも分かり、なんか二度と利用したくない気持ちになった。でも何も知らなければ「無料」に釣られて、言われるがままになるかもしれない。そもそも門を叩いた時点で、アドバイス受ける気まんまん、金払う気まんまん、ということもあるのだから。そして「年金制度」について。「払った分は還ってこない」というのはおれも思うし、損だなあとも思っていたけど、「それでもなお、年金に加入しておいたほうが得なのです。なぜかというと年金制度には自分が障害者になったときには障害年金が、死亡した時には遺族に遺族年金が支給されるという保険的な側面もあるからです。」(p.95)ということだ。最近祖母が亡くなったけど、遺族年金なんてあったのだろうか??あとこの章ではiDeCoで年金に上乗せする話もあって、いいなあとも思ったけど、自分で調べてみると職場に証明書を出してもらったりという手続き上の手間があるらしい。うーん。ちょっと面倒かなあ…?そして節約についての章では「メタボ会計」と「ダウンサイジング」(p.108)の話が出てくるが、これも必要な時にはちゃんと出来るようにしておかないとなあ、と思う。「貯金がある家庭なので、毎月お金が足りなくなると、漫然と貯金からおろすという生活を続けて」いたという、「なまじ貯金があったりする」老夫婦の話(p.109)が、なんか教訓になる気がする。つまり1度、ある水準の生活をしてしまうと、なかなか切り詰められない、というか不必要に高水準の生活を選ぶ、ということがあるのかなあと思う。「とくに、年収八〇〇万円を超え、一〇〇〇万円近くになると、色々なことをやり始めてしまいます。でもそうやって『これくらい、お金をかけてもいいんじゃない?』とやっていくと、貯金があまりできません。なぜなら、ふくらんだ食費や教育費や住居費は、その後、減ることはなく、ほぼ固定的に出ていくからです。」(p.123)ということで、(このまま順風な人生を送れれば?)将来おれの身にも起こるかもしれない。あとは、お金を貯められない人の話で、「知識を得てもそれを行動に移しません」(p.113)という人は貯まらない、ということで、もはやダイエット出来ない人も英語も出来ない人も、全く同じということだと思う。
あとは老後の医療費や介護の話なんかは、おれというよりは親が必要になるかもしれないから「高額療養費制度」の申請?なんかも含めて、30代の自分でも勉強する価値はあるんじゃないかなと思った。サッと読めて、ポイントは分かるのでいい本だと思うけど、あとは実行するかしないかの差、ということだと思う。まあ、その前に「老後」まで生きる健康体と運も必要なのだけれど…。(20/08/27)
続きを読む投稿日:2020.08.27
老後、お金の心配をしないで暮らすためには、
1、収入を上げる 2、支出を抑える 3、資産を運用して増やす この3つが極基本的なことであるが、大事なのだと改めて感じた。
iDeCoは、所得控除が…ありなかなか良さそうだが、60歳まで解約出来ないので、そこが悩ましい所だ。続きを読む投稿日:2021.02.10
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。