2020年からの新しい学力
石川一郎(著)
/SB新書
作品情報
「AI」「グローバル化」「教育改革」
予測できない未来に必須の「学力」とは?
●「テストで点数さえ取っていれば何とかなる…」の間違い
●教育現場の迷走とふりまわされる子どもたち
●3人に1人が問題文を理解できていない
●教育改革を阻むのは、保護者であるあなた自身
●子どもを伸ばす教師とダメにする教師
●20年後に残る仕事とそのために必要な学力
●子どもが身につけるべき3つのこと
2020年の大学入試制度改革の根底には、文科省による「知識の活用」を目指す大規模な教育改革が存在する。
しかし、新しい教育体制にすべての子どもがスムーズに対応できるとは限らない。
予想されるのが、これまで中間層にいる子どもたちが陥る学力危機である。
教育制度改革によって直面する問題とはなにか。
教育現場の実情を踏まえて、それにいかに対応していくべきかについて論じていく。
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商品情報
- シリーズ
- 2020年からの新しい学力
- 著者
- 石川一郎
- 出版社
- SBクリエイティブ
- 掲載誌・レーベル
- SB新書
- 書籍発売日
- 2019.09.05
- Reader Store発売日
- 2019.09.05
- ファイルサイズ
- 5.1MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
平均 3.8 (8件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
著者の校長としての経験から, 心の意味での「読解力」大切さと, 21世紀型教育に必要な要素「想像力」「デザイン力」「自分軸」を提案している。
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以下、メモ
ーーーーーーーーーーー
第2章
「思考力・判断力・表現力」には、読解力が欠かせない
思考力=あれこれ考える力
知識がをい人は、場合を尽くして最善の方法考えることができますが、少ない人が考えを広くめぐらせることができません。結局、読解力があって、インプット沢山している人が、思考力の高い人でしょう。
判断力=こうだと決める力
現在の状況、いくつかの選択肢、そのそれぞれを選んだときのメリットとデメリットを知り、それらを比較した上で取捨選択をしなければ、判断がつきません。読解力があり、良いインプットを沢山している人が、やっぱり判断力に優れた人でしょう。
表現力=様々なものをアウトプットする力
読解力が弱く、インプットが少ない人やずれたインプットしている人は、表現力が足りず、貧弱なアウトプットしかできません。
知識と思考は常につねにセット。どちらか一方だけではない
新井紀子
「まず読解力をつけるべき」
「読解力・論理力・コミュニケーション能力」の3つさえあれば、機械との競争には負けない」
強く推奨したいのは、やはり文字を読むこと、それもネットで情報をななみ読するような読み方ではなく、自分の力でじっくり読み込むこと
オススメ:夏目漱石「吾輩は猫である」「坊ちゃん」
Language artsのすすめ
「箇条書き」ができない社会人
新聞のコラムの要約
対象:中3くらいから
①意味内容に注目して全体をいくつかの段落にわける。
②それぞれの段落で何を言っているのか要約する。
③コラム全体でなにをいっているのか要約する。(要約は、1行あるいは2〜3行でまとめる)
ポイント
・新しく目にした言葉は、必ず辞書で意味を調べる。
・読めない漢字、書けない漢字は、なくしておく。
第3章
21世紀型教育の取り組み
カリキュラムポリシーの軸
①探究型学習(PBL)
②C1英語
③ICT教育
④リベラルアーツの現代化
⑤エンパワーメント評価
ディプマロポリシーの構築
「偏差値」や「大学合格者ランキング」以外の学校評価のものさしを作る
学校を見る際のポイント
・掲示物
・図書館
日本の学校教員は、世界でも異常なほど働き過ぎ
日本の中学校教師の仕事時間は週56時間(OECD平均38.3時間)
日本の小学校教師の仕事時間は週54.4時間
第4章
「面倒見の良さ」にひそむ危険
「なぜだろう」「こうだったら面白いのに」が失われる授業
・授業で重視されるのは、「シンプルに」「わかりやすく」「テストで点が取りやすい」こと
・計算の速さや正確性を競うよりも考え方や原理を重視する方向に
公文式のようなトレーニングと思考力をどう両立させるか
子供を「指導する」ことと「大事にする」ことは違う
先回りして障害らしきものを排除してはだめ
観点をしっかりと持つ
4つの教育観点
WHAT(何を)
HOW(どうやって)
WHY(なぜ)
HOW MUCH(効率性は)
3つの身につけてほしい力
「想像力」
課題「一応ピアノ水不足の村で湖まで8人の村人が行って水を詰めたらペットボトル47本分になった。8人で分けたい。どうしますか?」
①良質な問い
②クリティカルシンキングに誘う
③きちんと表現させる
「デザイン力」
あらゆるものを作っていくとき、様々な要素を取り入れるかどうか吟味しながら、上手く機能するように配置し、全体の計画を構想していく力
アートとサイエンス
この世界に自然によるさまざまな事象についての知識や学問がサイエンス、自然に対して人間が技や技術を駆使して作るのがアート
芸術や家庭科、保健体育といった科目は、まさにデザインし、表現する科目。表現の技術がよく問われますが、それよりも自分なりに心地よい表現、デザインをトレーニングすることを考えるととても重要な科目。
「自分軸」
「好き嫌い」と言う「感性」
自分の好き嫌いをよく分かっていない人が大勢いる。最終的に好き嫌いで物事を選ぶとき、何を選んでよいのかわからない。
自分の好き嫌いをよく分かり、自分の心や頭に従って自分らしく生きるのが、「自分軸」持った人。
一方で、「自分軸」にしたがって選んでいるようで、実は選ばされていないか、考えることが大切。投稿日:2020.03.19
日本の子どもの貧困層が10%という事実に驚いた。SDGsの中身も知ってるようで知らなかった。本当にこの世には知らないことが多すぎる。自分事として捉えることから始めよう。
投稿日:2022.02.09
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