「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
作品情報
ささいなことが気になって疲れる人へ――
自分もHSPである専門カウンセラーだからこそ教えられる「超・実践テクニック集」!
◎まわりに機嫌悪い人がいるだけで緊張する
◎相手が気を悪くすると思うと断れない
◎細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる
◎疲れやすく、ストレスが体調に出やすい
⇒そんな「繊細さん」(HSP)たちから、「人間関係も仕事もラクになった!」と大評判
予約殺到の「HSP(とても敏感な人)専門カウンセラー」による初めての本です!
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この作品のレビュー
平均 4.0 (242件のレビュー)
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わたしがまだ赤ちゃんだったころ、些細な音ですぐ泣いて起きてしまうわたしに、家族は様々な工夫をしていたそうだ。
例えば、30分毎に音を鳴らす柱時計の音を消したり、いつ鳴り出すかわらかない、じりじりと音を…立てる黒電話の上に座布団を置いたり。
この作品によると、「繊細な人と繊細でない人では、脳の神経システムに違いがあ」り、「繊細な人は赤ん坊の頃から刺激に反応しやすい」ことがある調査によって分かっているという。例えば、「繊細な赤ん坊は刺激に対して鋭く反応する」という。
改めて母に、他にどんなことに反応していたかを聴くと、やはり音が中心で、寝ている時に障子を閉める音なんかにも反応していたらしい。泣くまでいかなくても、音に対してすぐに体が動くなどの反応があったらしく、寝ている時に障子を閉める音にまで反応するというのは、我ながら大変な子どもだっただろうなと思う。
自分で自分のことを「繊細である」ということは気恥ずかしいところがある。だってそれって自惚れてるみたいだから。けれどそんな風に思ってしまう「繊細さん」に対して本書では、「繊細な人が持つ『繊細さ』は、性格上の問題ではなく生まれ持った気質の可能性が高い」と記載されている。
つまり繊細であることは自惚れでも何でもなく、体質に近いもの。「花粉症です」と言っているようなもの。生まれつきであるならば、赤ちゃんだった頃の自分の反応も頷ける。
繊細な人はどうしても様々なことに気付いてしまう体質。なのでそれに「気付かないふり」をするのではなく、「繊細なままで生きるアプローチ」つまり「繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」を、本作品は教えてくれる。
わたしが従事していた児童福祉の業界では、大変な状況にいる子どもへの「気付き」を「センサー」あるいは「アンテナ」なんていう呼び方をしていた。例えば「何かこの子、まだ話しきれてないことがあるな」「あの子、大丈夫と言っていたけど何か困っていることがありそうだったな」と思うことはしょっちゅうで、この「何かある」という感覚がセンサーであって、そのセンサーを研ぎ澄ませて、常に子どもを注意深く見守ることでアンテナができる。わたしは何が自分のセンサーに反応したかをうまく言葉にできなくて、それを嘆いていたけれど、ありがたいことに、チームのメンバーはわたしのアンテナを信頼してくれていた。今思えば、この感覚は誰でも持っているものではないし、自分はそれなりに自分の感覚を活かせる世界を選んで働いているんだなと思う。
シルバーウィーク中にサクっと読むことができた。
わたしは「第3章 人間関係をラクにする技術」にフォーカスを当てて読んだ。
うーん、でも。やっぱりちょっと思ったのは、「じゃあどうすればいいんだ!!」ということもあって。例えば、配慮のない人と関わる時、確かに感覚の違いを意識することで関わりが楽にはなるけれど、配慮のない言動や行動をとられた瞬間はやっぱり傷つくし、ストレスが高まるとどんどん、センサーの調子は悪くなる。
この低気圧とPMSと連休明けの激務はまぎれもなくわたしをストレスフルにしたし、そんな中で自分のアンテナが様々な生徒の行動や言動をたどる。やはりこの体質は、様々なことが気になってしまうもので。そして、アンテナさえ故障していなければすごく役に立つこの仕事でも、そのアンテナが故障してしまうと、わたしの場合、「自分がダメなんじゃないか」とか「死にたい」というネガティブ妄想まっしぐら。せっかく連休中に本を読んで、「これからまた仕事始まるけど、なんとかなりそう!」と思っていた気持ちがへし折られたような、そんな気持ちになってしまった。
昔より「ありたい自分」と「今の自分」の溝が少なくなってきたとはいえ、完全に溝を埋めることなんてできない。作中にあったように、「気付くこと」と「対応する」は別もの。それをすぐ実践できればよいのだけれど、「気付いたら対応しないといけない自分」が「ありたい自分」だから、対応できなければそれは「ありたい自分」じゃない。そんな「今の自分」に凹む。
自粛中にトレーニングしたマインドフルネス、つまり、ありのままの自分。結局はここなんだな。「ありたい自分」と「今の自分」と分けている時点で、まだまだ全然マインドフルじゃないし。
この作品のタイトルは「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本ですが、わたしには”驚くほど”の部分は不要でした。繊細さに対する気付きと日々の対応にはとてもいい作品だと思います。でも、それ以上のこじらせを抱えている人には、ちょっと物足りないかもしれません。続きを読む投稿日:2020.09.24
この本を読んで
もっと気楽に生きていい
色んな考えの持つ人がいるから
人と比べなくていいと思えた
また悩んだときに読み返したいと思った投稿日:2021.02.15
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