子供の死を祈る親たち(新潮文庫)
押川剛(著)
/新潮文庫
作品情報
親子間の溝はますます深くなっている。自室に籠もり、自殺すると脅して親を操るようになった息子。中学時代、母親の不用意な一言から人生を狂わせ、やがて覚醒剤から抜け出せなくなった娘。刃物を振り回し、毎月30万も浪費するひきこもりを作ったのは、親の強烈な学歴信仰だった……。数々の実例からどのような子育てが子供の心を潰すのかを徹底的に探る。現代日本の抱える病巣を抉る一冊。
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商品情報
- シリーズ
- 子供の死を祈る親たち(新潮文庫)
- 著者
- 押川剛
- ジャンル
- 教養 - ノンフィクション・ドキュメンタリー
- 出版社
- 新潮社
- 掲載誌・レーベル
- 新潮文庫
- 書籍発売日
- 2017.03.01
- Reader Store発売日
- 2017.08.09
- ファイルサイズ
- 3.6MB
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この作品のレビュー
平均 3.9 (15件のレビュー)
-
「『子供を殺してください』という親たち」を読む前にこちらを読んでしまった。
引きこもりの子供を親が殺した
精神疾患を疑われる子供を監禁した親が逮捕された
家庭内暴力がひどい子供と無理心中した親
親兄…弟、家族を皆殺しにした子供
など…
最近のニュースでもよく報じられている。
著者の押川剛さんはそんな引きこもりや立てこもりの子供たちを保護し、病院や施設に移送する「精神障害者移送サービス」を立ち上げ自立・更生支援にも関わっている方。
この本では6つのケースが取り上げられている
DVで奴隷化した家族
ゴミ屋敷と化した家
ひたすら「金」を無心する子供
精神的に病み、ひきこもってしまった子供
など…
どのケースも本当に読むのがつらく思うほど
読んでいる私が思うぐらいだから、実際に関わった押川さんは、それ以上に、親や子供たち、行政などに歯がゆい思いをしつつ、つらい思いを感じつつ、それでもどうにかしたいと関わってきたのだろうな…
子供にちゃんと向き合わない親
自分の価値観を押し付ける親
そして「いい子」であろうと無理をする子供
反抗期のない子供
「お金」主義の子育て
過干渉の親、無関心な親
引きこもりやたてこもりなどの多くに「家族の問題」が関わっているという。
これを読んで「うちには関係ないよ」
なんて言える人っているんだろうか…
子育てに正解も不正解もない
「うちはちゃんと子供に向き合ってるから」
なんて自信をもって言える親は少ないのではないだろうか?
「座敷牢」と今の「引きこもり」や「立てこもり」は似ている
家族以外に「恥ずかしいもの」を見せないようにした座敷牢
自ら家族とのコミュニケーションを断ち、その空間でしか生きられない「引きこもり」「立てこもり」
事件が起きてニュースになると「引きこもり」「立てこもり」の子供が悪いっていう意見も多い。かばう気もないけど子供だけの問題じゃない。これは家族全体の問題。子供が家族にSOSを出しているのに家族が気が付かないふり、見ないふりをしているんじゃないかな…
私は子供を育ててことがないから説得力がないかもだけど、時々心配になるような親子を見たりする。
この本が著す親子関係の問題は、今の日本、今の人間社会が抱える病巣…なのかもしれない。続きを読む投稿日:2020.08.29
かなり重いです。読んでとてもためになる内容だと確信していますが、あまりにも辛くて2回は読めないかな…と思いました。
これから親になる人、家族関係について悩んでいる人、自分は幸せな家庭を築けると信じて…いる人などできるだけ色々な人にワンエピソードだけでも良いから!読んでいただきたいです。お願いです。続きを読む投稿日:2023.01.09
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