デービッド・アトキンソン 日本再生は、生産性向上しかない!
デービッド・アトキンソン(著者)
/飛鳥新社
作品情報
日本経済の「伸びしろ」は、生産性大改革にある。
この非効率を直せば、GDP1・5倍=600兆円突破など楽勝だ!
先進国最下位に落ちぶれた日本の生産性。昭和の常識に縛られた結果、国際競争力がどんどん失われています。
とりわけ融通がきかない日本の観光サービス。顧客の要望に柔軟に対応できず「上から目線」が目立つ。著者は数々の政府委員や
顧問を務める中で、問題の所在を見定め、働きかけていきました。すると、少しずつではあるが、業界は変わり始めたのです。
観光業の進化を起爆剤に、サービス産業改革を成し遂げれば、「失われた25年」の遅れの9割は取り戻せる。
そう確信した著者が、日本経済再建の新たな処方せんを書きました。
「日本型経営」や日本人の特殊性をいくら言挙げしようと、まったく成長できていないことは、平成の経済低迷で実証済みです。
決めたことを実行できない、他人の時間を盗む、ことなかれ主義、論理的思考が苦手、クレームに弱い…企業経営と政策提案の
現場で見た、「日本病」克服の道を語ります。
<目次より>
第一章 非効率大国ニッポン
第二章 観光をサービス産業改革の起爆剤に
第三章 危険な「海外で人気の日本文化」幻想
第四章 論理的思考と変化が大の苦手
第五章 形式主義と事なかれで「失われた二十年」が長引く
第六章 感情論を止めて今すぐ実行を
結論 変化を受け入れられる国へ
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この作品のレビュー
平均 3.8 (9件のレビュー)
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外国人から見た日本。素直な意見。
観光業や伝統産業について、その接客のマズさ、特にルール至上主義で融通利かず、クレームに対して大多数を無視して禁止項目の乱立、そんな風にリスク回避思考が強いためにIR…誘致や富裕層向けホテルの発想にも到らない。
日本は勤勉さや技術力に自信があるようだが、GDPの成長との相関関係は証明されておらず、データサイエンスによるEBPM(証拠に基づく政策立案)ができていない。だから、自分たちが「おもてなし」を目的に海外旅行をした事がないにも関わらず、外国人には日本の「おもてなし」を目的に日本に来てくれる事を期待してしまう。クールジャパン政策。お客さんではなく、社内の論理を重視する会社のように、ピントがズレている。それが日本の実態だと言われている気がして、同意せざるを得ない。
筆者は日本が嫌いな訳ではない。これには間違いなさそうだ。ただ、日本人の勘違いした自画自賛の態度は頂けないのだろう。これもよく分かる。
ところで、肝心な生産性の話は?一人当たりGDPのランキングで世界30位の日本。しかし、生産性を示すデータとして、この結果を見て生産性が低い、生活残業、無駄な会議が問題と切るならば拙速であり、筆者に前述の論をお返ししたい。長寿、少子、女性就業率で労働(年齢)人口が少ないために、総人口比で一人当たりGDPは下がる。著者が言うようにデフレ環境もあるし、最も目立つのはサービス業の生産性の低さ。単に働き方だけでは、結論は出せない。
ただ、会議や残業、IT活用度の低さについて言いたい事は分かる。同じ事を何度も発言する人、それでも理解しない人の多さ、それ故に資料作りに熱が入るような、この社会全体に蔓延る悪しきスパイラルよ。ルール至上主義についてもそう。自分で考える、自分の意見を持つという軸が無いから、表現力も理解力も、応用力も育たないのだ。組織が意見を聞かないから、それを持とうという努力もしなくなる。年功序列による政治力ヒエラルキーの勝ち抜き戦。その頂点界隈に、意見できず。日本だけでも無いが。ファクトと信じた検索結果を基準に生きていく事の弊害。現代病、徐々に。続きを読む投稿日:2022.05.05
読んでて、たしかに、なるほどな、となる。
現在の日本で生産性が低いことなど、様々な要素が「高度経済成長期」の社会の在り方と結びつけられている。
この「良かったときの日本」から「落ち目の日本」になってい…ることを自覚して、早急に手を打たないといけないのだと思う。続きを読む投稿日:2022.06.28
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