心を練る 佐藤一斎の霊言
大川隆法(著)
/幸福の科学出版
作品情報
この人がいなければ、明治維新は起こらなかった!
弟子は佐久間象山、横井小楠!
孫弟子に吉田松陰、坂本龍馬!
西郷隆盛も愛読し続けた『言志四録』、その著者である儒教の大家が特別指南。
現代の情報消費社会の問題点を喝破し、日本に必要な「志」と「智慧」を語る。
何をどのように学ぶかで、人生が決まる
「学徳」こそ智慧・勇気・行動の泉
人間学を深め、心を練り上げる大切さ
■■ 佐藤一斎の人物紹介 ■■
1772~1859年。儒学者。美濃岩村藩士。34歳で朱子学・林家の塾頭となる。その後、幕府から昌平黌儒官(総長)を任命されて朱子学を教えつつも、知行合一を説く陽明学に傾倒。門人に佐久間象山、横井小楠等、その流れに吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬等がおり、明治維新の原動力となった。主著『言志四録』等。
目次
まえがき
1 江戸後期の大儒者・佐藤一斎を招霊する
2 なぜ、「幕府側」と「維新側」両方の人材を育てたのか
3 佐藤一斎が語る「学問の力」
4 現代人に向けて「情報と学問の違い」を喝破する
5 佐藤一斎に「志」と「人間学」の真髄を訊く
6 佐藤一斎が語る「人材の条件」とは
7 日本の「政治・マスコミ・外交」をどう見るか
8 大儒者・佐藤一斎の「偉大なる過去世」
9 「志を持って、自らを磨き込め」
10 明治維新の起点となった佐藤一斎の霊言を終えて
あとがき
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この作品のレビュー
平均 5.0 (1件のレビュー)
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(2016年6月5日読了)
佐藤一斎様(以下、敬称略)は、江戸時代の偉大なる儒学者の一人であり、吉田松陰の師匠である佐久間象山の師匠である。表は朱子学、裏に陽明学という組み合わせが一斎の儒学であり、明…治維新はもちろん、現代においてもその重要性は少しも衰えていない(なお、朱子学を学んだ者が幕府の役人、陽明学を学んだ者が革命家となり、明治維新においては敵同士だったわけだが、一斎は、両方の師にあたる点が興味深い)。
「一燈をさげて暗夜をゆく、ただ一燈をたのめ」という言葉は、一斎のものであった。基本的な考え方は「後天的な学び」というものを重視し、人間は主にそれによって形作られるというものである。学問の前では四民平等
一斎の重視するものはまず「古典」すなわち時間の流れに耐えて生き残った考え方であり、これを携帯し、繰り返し読むことをすすめる。
これに対して、スマホやインターネットに対しては批判的である。浅い知識でもって「知っている」という感覚に陥る危険性を一斎は指摘し、学問を深めることの必要性を説く。この点も、大いに共感する。
結局、学問をそれだけやることで鍛えられるのは「人間力」であり、時代に流されないで「自分はなぜここにいるか」を考える力である。この主張はまさに本書「心を練る」という題名に表れている。
同時に、これは善悪を判断する力ともなる。今の日本政府にこれが足りない点も、その通りだと思う。
子路が「自分の勇気は竹やりのごとき鋭さを持つ」という趣旨のことを述べると、孔子が「それに矢じりをつけて飛ばすとどれほど遠くまで飛び貫くか、これが学問である」と答えたエピソードも紹介された。これも教訓に富み、心に残る内容だ。
はじめに中江藤樹をおいて、最後に佐藤一斎を置いたという点の計画も明かされた。エルカンターレの参謀と名乗り、釈尊の教育役をつとめたかのような記述もあったが、正体は明かされなかった。しかし、相当偉大な方であることに間違いはない。
「心を練る=心を磨いて光らせ、神仏の領域に入る」という言葉も、心にとどめたい。
(追記)平凡な教師は自分と似たもののみを教育する、優秀な教師はそれぞれの生徒の「逸材性」を引き出すとあった。人に合わせて自由自在であったという釈尊の対機説法にも通ずるところがあろうか。「次元の高さ」をうかがわせる。自分もそのような高みに到達できるよう、努力したいと決意した。続きを読む投稿日:2016.06.05
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