クーデンホーフ光子の手記
シュミット村木眞寿美(編訳)
/河出文庫
作品情報
明治二十五年、東京牛込の町娘光子はオーストリアの伯爵ハインリッヒ・クーデンホーフに見初められ結婚、欧州に渡る。夫の急死により三十二歳で寡婦になった光子は、女手ひとつで七人の子を育て上げ、“黒い瞳の伯爵夫人”と称せられる。本書は死の直前まで綴った手記で、編者により初めて日の目を見た貴重な記録である。
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商品情報
- シリーズ
- クーデンホーフ光子の手記
- 著者
- シュミット村木眞寿美
- 出版社
- 河出書房新社
- 掲載誌・レーベル
- 河出文庫
- 書籍発売日
- 2010.08.04
- Reader Store発売日
- 2016.07.29
- ファイルサイズ
- 9.3MB
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この作品のレビュー
平均 2.3 (4件のレビュー)
-
ゲランの大ヒット商品、香水「ミツコ」。この命名の元になった
のがクーデンホーフ光子だとの話があるとか、ないとか。本当の
ところは不明なようだが。
明治時代の東京府。骨董店を営んでいた両親の下に生まれ…たのが
青山みつはオーストリア・ハンガリー帝国の駐日大使だった
クーデンホーフ伯爵に見初められた。
ふたりの結婚は東京府に初めて正式に提出された国際結婚だった。
この結婚は明治天皇並びに美子皇后にも祝福された。
結婚後、2年を日本で過ごし夫の故郷であるオーストリア・ハンガ
リー帝国へ渡るのだが、伯爵は39歳の若さで急死する。
急死した夫との日本からの長い旅路や父親がどんな人であったの
かを子供たちに伝えたいとう思いから、光子が娘に後述筆記させ
たのが本書の元になる手記である。
貴重な手記なのであろう。だが、非常に読み難い。それは物書き
ではない素人の手記だというのもあるのだろう。それに加えて
文中の「不明」は致し方ないとしても「省略」ってなんだろう。
これは訳者が意図的に省いたってことでいいのだろうか。「プロ
ローグ」で訳者自身が翻訳時の苦労を綴っているが、これって
冒頭に持って来る必要はあったのだろうか。
クーデンホーフ光子という人物の大まかなプロフィールを書いて
くれた方がよかったんじゃないかな。私は多少知っていたからいい
けど、光子をまったく知らない人には多分とっつきにくいと思うわ。
伯爵との間に7人の子供をもうけ、オーストリア・ハンガリー
帝国に渡った後は二度と日本の土を踏むことのなかった光子。
あの時代、唯一の頼りだった夫を亡くして日本人女性がヨー
ロッパで生きて行くのは並大抵ではなかったろうな。
手記からは子供たちへの思いが伝わるのだが、残念ながら実際
には光子と子供たちの仲は円滑ではなかったようだけれど。続きを読む投稿日:2017.08.21
このレビューはネタバレを含みます
いわゆる伝記ではなく、光子さんの堪能ではないドイツ語の手記を訳したものなので、文章がわかりにくく、話が行ったり来たりしすぎる。訳者の推測が入り過ぎだけど、そうしないと筋が通らないぐらい。光子さんがどう…とかは別として、翻訳しなければならないクオリティではない気が。
レビューの続きを読む
夫が若くて従順な妻である光子さんを自分好みに教育して満足していたことを、皮肉る個所がところどころあるのは、興味深い。でもちょっと「パパ自慢」に偏ってるかな。続きを読む投稿日:2012.02.06
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