Jenkins、Chef、Redmine、Dockerで業務効率アップ 10倍速の開発・運用ツール(日経BP Next ICT選書)
日経SYSTEMS(編)
/日経BP Next ICT選書
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
失敗しない導入法とチームマネジメントを徹底解説
現在、ITの現場で「ツール革命」が起こっています。
開発現場、運用現場の悩みをピンポイントで解決するツールが次々と登場しているのです。
多種多様なツールがあり、どれもこれも非効率だった従来の作業をズバリ効率化します。
ただ、ツールは闇雲に使えばいいわけではありません。
星の数ほどあるツールから何を選ぶべきか、ツール同士をどう組み合わせるべきかは悩ましい問題です。
ツールはチームメンバーに使ってもらって初めて導入効果が出ます。
ツール活用を前提としたチームマネジメントも欠かせません。
本書は“10倍速”の業務効率の実現に本当に役立つツールを明らかにし、
その使い方、導入法を豊富な事例を基に解説します。
<目次>
■基本編■
【第1章】 調査で分かった ITの現場「新3種の神器」
【第2章】 開発・運用ツール利用実態調査 黄金コンビはこれだ
■実践編■
【第3章】 DevOpsツールで実現する タイムリー開発
【第4章】 開発、運用、利用部門の壁を壊し一丸になる DevOps―プロセス・組織編―
■導入編■
【第5章】 ツール導入の勘所
■解説編■
【第6章】 現場でホントに役立つツール
■特別付録■
【第7章】 大注目の仮想化ツール「Docker」
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商品情報
- 著者
- 日経SYSTEMS
- ジャンル
- コンピュータ・情報 - コンピュータ・インターネット
- 出版社
- 日経BP
- 掲載誌・レーベル
- 日経BP Next ICT選書
- 書籍発売日
- 2015.05.14
- Reader Store発売日
- 2015.06.01
- ファイルサイズ
- 206.8MB
- ページ数
- 212ページ
以下の製品には非対応です
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この作品のレビュー
平均 3.5 (3件のレビュー)
-
ずっとこんな本を求めていた。アジャイル開発やDevOpsを進めるには、具体的なツールが必要であり、そのツールを実際の企業の事例を交えて豊富に解説してあり、実務上のイメージをしながら学ぶことができた。
…
・Dockerとは
仮想化技術の一種で、Linuxの環境を複数のグループに区切り、それぞれ独立したサーバーのように利用可能にする。区切ったグループを「コンテナ―」と呼ぶ。ハイパーバイザー型の仮想化とは異なり、Linuxカーネルは共用する。ゲストOSを起動する必要がないため、オーバーヘッドが小さく、素早く起動できる。
・Serverspecとは
サーバーの構成を確認するテストフレームワーク。対象サーバーにSSHでログインして、インストールされたソフト、ソフトやOSの設定、起動しているプロセスなどが仕様通りかどうかを確認し、その結果を出力する。対象サーバーにエージェントソフトをインストールする必要がない点、テスト対象サーバーの構築手段、環境構築ツールに依存しない点が特徴である。
・中部電力のグループ企業の基幹系システム開発・運用プロジェクト
開発プロセスには、大規模システム開発向けのアジャイル開発手法であるDAD(ディシプリンドアジャイルデリバリー)を採用。さらに仕組みとして、米IBMのALM(アプリケーションライフサイクル管理)ツール「Rational Team Concert」を2013年5月に導入した。…
RTCを本格運用して以降、チームに目覚ましい成果が出ている。例えば、ビルドを自動化した2013年9月は200本のプログラムを改修してリリースしたが、設定作業ミスなどによる障害が1件もなかった。
RTCチケット管理だけに利用していた同年5月は、追加開発のプログラム本数は60本にとどまり、しかもこのうち10本は後で修正作業や顧客からの問い合わせ対応が必要になった。月間の改修本数を単純計算すれば、生産性を3倍超に高めた計算になる。
・DevOpsツールが効果を発揮するシーン
保守開発の現場の開発プロセスを詳しく見ると、DevOpsツールが効果を発揮するシーンは六つ挙げられる。(1)リリース作業、(2)テスト、(3)稼働状況の監視、(4)メンバー同士の連携、(5)ソースコードに対応する文書類の管理、(6)利用部門の要望の把握・管理である。
・回帰テストを自動で実行(TIS)
回帰テストは、バージョンアップのたび、すべてのソースコードに対して同じテストを繰り返し実行する手法だ。CIツールである「Jenkins」などを使って静的/動的テストを自動化し、漏れなくテストを実行するようにした。
・アサヒグループの人材ローテーション
体制の統合が難しい場合、人材をローテーションすることで複数組織間の協業体制を作る。これを狙っているのが、アサヒグループのIT部門だ。前述の通り同部門は大きく三つの組織に分かれているが、期限付きの出向などを実施し、同じ組織に長く居続けないようにしている。「複数の組織で働いた経験があれば相手への配慮もできる。協業が進みやすい」
・ITの現場で見られる残念な光景の原因
一つは、利用部門が既存システム改善(保守開発)の要望を十分に吟味しないまま依頼してくること。もう一つは、開発担当あるいは運用担当が依頼された要望をそのままシステム化してしまうことだ。つまり、既存システム改善における要件定義のやり方に、大きな原因がある。
・CIとは
アプリケーション開発においてソフトウェアを日常的に結合(ビルド)すること。開発支援ツールを使って、コンパイルやテスト、統合テスト環境へのデプロイ(配信)作用を自動化できる。
・CIのサイクルを現場に根付かせる
もともとCIは、アジャイル型の方法論の一つである「XP」で提唱されたプラクティスである。このため短い期間で開発・テスト・実装を繰り返すアジャイル型の開発プロセスと相性がよい。というより、アジャイルではCIの導入はほぼ必須だ。とはいえ、ウォーターフォール型の開発プロセスには適用できないかといえば、そんなことはない。ウォーターフォール型でも導入は可能で、同様のメリットが得られる。
基本的に、アジャイル型とウォーターフォール型でCIのプロセスやルールに違いはない。ただしデリバリーまで含めたCDと呼ぶ手法を実践する場合はアジャイル型の採用が基本となる。
・CIとCDの違い
CIとCDの違いは、デリバリーまで含めるかどうかだが、この違いは極めて大きい。ソフトウェアプロセスエンジニアリングの岡氏は、「CDではアジャイルの採用は必須。ユーザーを巻き込んだ受け入れテストも頻繁に繰り返す必要がある」という。
CIはプログラミング、テストのフェーズで開発チーム内で回すサイクルである。これに対してCDは、要求通りのソフトウェアであることを検証するフェーズが加わる。それが受け入れテストであり、受け入れテストを頻繁に繰り返すには、ユーザーがプロジェクトに積極的に参加しなければならない。また受け入れテストの仕様をテストの前に記述するというテスト駆動開発も実践する必要がある。これらを実践すれば、必然的にアジャイルとなるのだ。
・先の見えないプロジェクト
開発するソフトウェアの仕様がなかなか固まらない場合です。発注者と受注者のコミュニケーションを活発にして、段階的な開発で失敗のリスクを抑えます。こうした開発を実施したい場合に活用できるのが、ウォーターフォールにアジャイルの要素を取り込んだ「アダプタブル・ウォーターフォール開発」です。
具体的には、ソフトウェア開発をいくつかのバージョンに区切って段階的に開発します。各バージョンにはチケットを関連付けます。Redmineにはチケットの状況をバージョン別に一覧する「ロードマップ」機能があります。マイルストーン(バージョンの期日)ごとに、チケットの進捗や新たなタスク(チケット)がないかといった状況をロードマップで管理します。
・DevOpsとは
開発者と運用担当者が協力し合いながら、ビジネスの価値を実現していくという概念です。概念なので、定まった方法論があるわけではないのですが、一般的には「人の観点」と「ツールの観点」の二つの側面から開発と運用の現場を改善していきます。人の観点とは、ゴールの設定やコミュニケーションの見直しによって、開発者と運用担当者の組織間の垣根を無くすことです。…
IT現場を改善するツールは多岐にわたります。本連載では、バージョン管理ツールの「Git」、CIツールの「Jenkins」、ビルドツールの「Maven」、テストツールの「Selenium」、仮想環境構築ツールの「Vagrant」、プロジェクト管理ツールの「Redmine」、サーバー構築・設定管理ツールの「Chef」、統合監視ツールの「Zabbix」、ログ収集ツール「Fluentd」を取り上げてきました。
続きを読む投稿日:2018.10.08
ほとんどこの分野について知らない人が
ざっくりとした雰囲気を知るにはいい本だと思った。
テーマはいいんだけど、一つ一つのトピックが浅くて、
すでに運用を始めようとしている段階の人が読むにはちょっと物足…りないだろうと思う。続きを読む投稿日:2016.01.02
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