この作品のレビュー
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オランダ村、ハウステンボス が発想され作られていく経緯が、パワフルでスピーディに語られる前半だけでも、魅了されます。
単なるエンターテイメント中心のミュージアムパークではなく、自然と共存する場所。
そ…こから出る排水やゴミなどを徹底的にリサイクルして外部に出さない。
しかし、その運営はうまくいかず破綻しそうになる。
ハウステンボスは、なんとか地元の自治体や住民が がんばって存続している。
後半は、日本各地での 自然と共存したまちづくりの活動にかかわる池田武邦氏のことが綴られる。
明治の開国時、戦後の復興時、欧米文明を取入れ 日本は近代化し世界に並んできた。
しかし、そのやり方をいつまでも続けてはいけない。
日本の自然、風土に根ざした文化を大切にした生き方、国づくりをしていく。
そういう池田氏やその周りの人々 さらに著者の 熱い思いが伝わってきます。
長崎県 西海市 西彼町 風早郷 琵琶ノ首鼻 = 風早郷1424 → URLはこちら http://p.tl/rxtV 『Yahoo!地図』 :
ナガサキケン サイカイシ セイヒチョウ カザハヤゴウ
長崎県西海市西彼町風早郷1424 → URLはこちら http://p.tl/HPBd 『Google Map』 :
著者の言葉 → URLはこちら http://www.jia-kanto.org/members/bulletin/2009/10/11.html 『JIA Bulletin 2009年10月号/F O R U M 「温故知新」 先達から学ぶ』 : 超高層から茅葺きへ 池田 武邦
・ URLはこちら http://p.tl/VvUZ 『池田武邦先生を囲む会 | Facebook』 :
・ Google 検索 URLはこちら http://p.tl/X1Cx 『邦久庵 池田武邦』 :
2013/11/10 予約 11/13 借りて読み始める。 2014/3/6 読み終わる。
内容と著者は
内容 :
日本高層建築の黎明をリードした池田武邦は、
ある吹雪の日を境に、ハウステンボス、アクロス福岡など、
自然の摂理に従った建築へと180度の方向転換をする。
彼は何を見つめ、何と戦ってきたのか? その半生を追う。
著者 : → URLはこちら http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E6%AD%A6%E9%82%A6 『池田武邦 - Wikipedia』 :
『URLはこちら http://www.oms-net.jp/ayu201209.html 『長月の鮎のお薦め』 :
副題が「ハウステンボスにみる池田武邦の作法」であり、尊敬してやまない池田武邦氏のことを更に知ることが出来ると喜び勇んでページを繰った。
長崎県大村湾の奥まった地に位置する琵琶ノ首鼻地区にある池田氏の別荘「邦久庵」を訪れたのは今から4年前。きっかけは1枚のハガキの写真だった。後輩が撮った邦久庵からの大村湾の美しさに見とれてしまい、茅葺きの家が見たいと後輩に熱望したせいで池田氏ご夫妻との面談が叶った。
庵の周囲を池田氏自ら案内してくださり、裏手にある自然石積みにされた海岸に立ち、寄せては返す波の音を心地よく聴いた。茅葺きの家は神社の社務所を思わせる簡素な作りで板張りの部屋の真ん中に炉が切ってあり、高い天井から下がる自在鉤には鉄瓶がかかっていて、その口からしゅんしゅんと湯気が吹き出ていた。囲炉裏を囲んでお互いに心を解きほぐしたせいだろうか、池田氏の口から茅葺きの家を作るに至った顛末を聞くことが出来て望外の幸せを味わった。
「超高層建築のビル内で仕事をしていると、暑さ寒さ、昼と夜の境目がはっきりしません。或る年の暮れ、ワイシャツの袖をまくり上げて仕事をしていて、帰宅しようとエレベーターで地上階に降りて初めて雪が降っていることに気づいた。エアコン、照明などすべての空間が人工的な快適さで守られている近代の暮らしにハッと天の声を聞いた瞬間でした」。池田氏はすぐさま、人と自然が共生する環境づくりの第一歩に踏み出し、選んだのが琵琶ノ首鼻での茅葺きの家づくりだった。
ハッと気づいたらすぐ実行に移す。いったんやり始めたら最後まで全力を尽くす。勇気ある一人の男が辿ってきたオランダ村からハウステンボスまでの果敢な挑戦の歴史が手に汗握る読み物となってここによみがえった。』 続きを読む投稿日:2019.01.12
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