承認欲求―「認められたい」をどう活かすか?
太田肇(著)
/東洋経済新報社
作品情報
日本人はお金により動機づけられる「経済人」である以上に、人から「認められたい」という承認欲求で動く「承認人」であるとの自説を展開した前著『お金より名誉のモチベーション論』は各方面で話題を呼んだ(日経新聞、朝日新聞、日経ビジネスなどが書評)。その応用編ともいうべき本書では、どのようにすれば承認欲求を刺激して人を動かし、組織を活性化できるか具体策を提示する。また逆に従業員の立場から、どのようにすれば、上司など周りから反発を受けずスムーズに認めてもらえるのかについても説く。これまで、成果主義など金銭的欲求による動機づけに偏りがちだったインセンティブ手法に、新たなブレイクスルーをもたらす内容となっている。
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この作品のレビュー
平均 3.5 (16件のレビュー)
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仕事のモチベーションとして
この本が紙で出版されたのは、自分がこのレビューを書いている(2013年の)6年前になりますが、その6年の間にも「承認欲求」のあり方が大きく変化してきたように思います。
まず、<認められたい><評価され…たい><貢献できていると感じたい>という日常の中の欲求として考えられてきたのが、<目立ちたい><注目・脚光を浴びたい><他人のしないことをしたい>という方向に変容し、実際に限度を超えた悪ふざけをする人たちも現れてきました。
また、ニコニコ動画やTwitterの利用者が増え、悪ふざけが手軽に公開できるようになり、同様に手軽に拡散されるようになっています。その結果「承認欲求」という言葉自体がネガティブな意味を持つようになってきています。
自分の中にも(前者の意味での)承認欲求があり、仕事のモチベーションにも直結しています。システム開発の仕事をしていますが、自分が携わったシステムが実際に使われ、よい評価をもらえれば、それだけで仕事を続けてよかったと思えますし、<貢献したい>という気持ちがとくに強いのかもしれません。
ですが、そういった欲求を表に出しづらいのが日本社会の特質でもあり、近年はその傾向がより強くなったように感じます。個人情報の自己防衛とも絡んでいるのか、とにかく自分を消してしまうような活動や、社会の中に埋没して傍観者然としていることが最善であるという考え方が増えているのではないでしょうか。
本書は仕事のモチベーションを保つ方法論として読んでいました。仕事の達成感や有能感を得るには、あるいは上司の立場から部下を褒めて伸ばすにはどうすればよいか(部下はいませんけれど)など、個人を埋没させるのではなく、一人一人別々の人格を持った人間としてどのように承認し、モチベーションを高めていくかを考えていければと思います。
このレビューを書いている時点では試験の結果が出ていませんが、中小企業診断士として様々な企業にアドバイスする立場になることを考えていますし、その中では従業員のモチベーションを高めるため、言い換えれば承認欲求を満たすため、どういった働きかけが有効かも、あわせて考えていきたいです。続きを読む投稿日:2013.10.23
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人が元来持っている承認欲求を如何にしてうまく突いて、ヤル気を引き出すか?が書かれた内容。
承認欲求を「表」と「裏」とに分けて、著者の持論が展開されており、
正に大学教授が書いたと思えるようなアカデミッ…ク寄りの内容の本ではあった。
一般的な意味で「人に認められたい!」という承認欲求は本書では「表」。
人のヤル気を引き出す手段は当然色々あると思うが、
大変手っ取り早く、かつ効果的にという観点から、承認欲求を引き出すことの有用性を感じた。
中でも日ごろから良いと思った行動や成果をほめること。
これはすぐにでも取り掛かることができるものであり、心がけようと思った。
面接の時にも必ず求職者さんに承認欲求を自己評価してもらっている。
当たり前ながら、ゼロ(持っていない)の人はいない。
ここをうまく使うことはある意味必須とも言え、本書に書かれた内容も上手く使っていきたい。続きを読む投稿日:2021.05.01
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