「英語公用語」は何が問題か
鳥飼玖美子(著)
/角川oneテーマ21
作品情報
楽天やユニクロの「英語公用語化」宣言後、さまざまな企業で英語に対する議論が高まっている。企業における英語の必要性は? ビジネス英語教育はどうあるべきか? など、本物の英語を知る著者が緊急提言!
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商品情報
- シリーズ
- 「英語公用語」は何が問題か
- 著者
- 鳥飼玖美子
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川oneテーマ21
- 書籍発売日
- 2010.11.01
- Reader Store発売日
- 2012.06.08
- ファイルサイズ
- 1.1MB
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この作品のレビュー
平均 3.3 (23件のレビュー)
-
楽天・ユニクロの社内英語公用語宣言、武田薬品の新卒採用基準TOEIC採用など、昨今のビジネスシーンでは英語に関する話題に事欠かない。
大学生に近い場で仕事をしていると『TOEICを"やらなきゃ"』とい…う空気をひしひしと感じる。
会社の方針がそうなったということであれば、社員やその企業への就職希望者はそれに従わざるをえないが、
ただ、今日本の社会に蔓延する、日本人が持つ、そういった『英語を妄信的に信じる』風潮・意識に対して一石を投じる一冊。
本当に日本のビジネスマンが英語を話せる必要があるのか?
その信仰が進んだ先にある世界について、言語学・社会学の視点から話す。EUが掲げる多様言語性を例として持ってきたのはなるほどと感じた。
また多くの企業が評価基準として掲げるTOEIC700〜730点とは一体どのようなものなのか。その実態と信憑性についても記されている。
後半では通訳者・教育者の視点から、そうは言っても必要となる英語学習の具体的な考え方や教育現場の実態についても語られている。知的欲求を駆り立てない英語学習の現実についてはなるほどと思ったし、『リーダーの英語』として紹介された歴代首相の悪しき実例については、笑えない現実だが笑わせてもらった。
著者はただ一方的に「英語公用語化はダメだ!」とも「ビジネスマンい英語は必要ない!」とも言ってるわけではない。ただその必要性や弊害、日本の教育システムも含めて再考の必要があると提唱している。
日本人の「英語は話せたほうがいい」という漠然とした意識を改めて見つめ直すための良い一冊だと思う。続きを読む投稿日:2011.01.26
このレビューはネタバレを含みます
このころはたしかに「英語公用語化」論争盛り上がってたな。全体的には内容は散漫。英語を学んできた身としてはごもっともな話ばかりでそれほど新しい発見はなかった。やはり「英語公用語化」を叫ぶ人々は、逆に英語…、または語学がわかっていない。文部科学省、そしてその背後の多くの日本国民もそう。第5章「英語教員はもっと発信を」は耳が痛いが、ではどういう発信を目指せばよいのかはっきりしない。p.137「英語を使えないという個人的なうらみつらみが<世論>を形成し、「仕事で使える英語」への転換を後押ししたことは間違いない」そうそう。そしてそのうらみつらみは学校の成績が優秀だったのに英語が話せない「エリート」たちが特に厄介だと思う。英語が話せないのは頭の悪さや教育の非効率性ではなく、その人が十分な時間と労力をかけていないというだけのことだ。もちろん他教科、スポーツ、芸術と同じで、学校外の自分の時間の中で、ということだ。企業の「公用語化」騒ぎはすっかり聞かなくなったが、人々の英語に対するメンタリティーは変わっておらず、文部科学省の「教育指導要領」の中にしっかり残っている。続きを読む
レビューの続きを読む投稿日:2020.05.19
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