超高齢社会の基礎知識
鈴木隆雄(著)
/講談社現代新書
作品情報
少子高齢化が叫ばれて久しいが、高齢者の身体的特徴や健康度をどれだけ把握しているといえるだろうか。著者は長寿研究の代表的機関に長らく勤務し、世界的調査研究にも従事してきた経験から、高齢者という集団の特徴を科学的に明らかにしていく。医療技術が進歩しても、ヒトは必ず死ぬ。死を前提にしたうえで、著者は、これまでの病気を完全に治癒する医療のありかたから、地域社会で支え癒す福祉への転換を促す提言をおこなう。
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商品情報
- シリーズ
- 超高齢社会の基礎知識
- 著者
- 鈴木隆雄
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社現代新書
- 書籍発売日
- 2012.01.20
- Reader Store発売日
- 2012.03.16
- ファイルサイズ
- 1.3MB
- ページ数
- 208ページ
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この作品のレビュー
平均 3.9 (14件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
超高齢社会の基礎知識をまとめた本。
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そもそも高齢、高齢社会の定義とは何か、という点から、なぜ高齢社会になったのか、老化とは何か、などを様々なデータをもとにまとめており、非常に分かりやすい
また、個人的にも健康を維持するためにどうするか、
どのように死を迎えるか、という万人が考えるべき
テーマが改めて提示されている
●ポイント
・福祉などを語る際に北欧の国々が題材にされるが、
その国は人口500~900万人程度なので、参考は難しい
・今後日本は単身高齢者が増えていく
2009年:23% →2030年:38%
特に女性は67%が単身(未婚、死別、離別)
・大都市特有の団地での高齢化対策が必要
地方はすでに高齢化が進んで、割合は変わらない
ただしコミュニティ消失の可能性が出ている
・日本人はなかなか死なない国民(医療の発達)
だが、必ず死ぬ。生老病死の中で死が遠い存在
もっと「死を想う」必要がある=メメント・モリ
ラテン語で自分が(いつか)必ず死ぬ事を忘れるな
→「いつ、どこで、どのように死を迎えるか」
各人が真剣に考え、答えを出すテーマ
・生活習慣病の予防策は、ほぼ飽和状態
・老年症候群は年齢のせいと思いこみ、病院へ行かない
ケースが多い。また病院側もマニュアルがなく整備が
されておらずに対応できないのが現状
・介護サービスだけではなく、介護予防サービスが
存在するが、利用率は低く、低迷
・歩く速度が健康と比例
移動が最初に衰える生活機能であることが多い
・予防策
転倒予防プログラムにより改善が大きく見られる
尿失禁も下腹部の近力を鍛えることで改善
認知に関しても脳の動きを活性化せる運動により
発生率を低下させることが判明
・社会的な繋がり
老化では、まず社会的な繋がり、知的活動、自立的な
日常生活の順番で衰えていく
社会的な繋がりを維持させるかは課題
・介護視点での衰え
歩行→排泄→食事の順番で衰える
・超高齢社会では「歩行」をいつまで維持するかが
最も重要なテーマとなる投稿日:2017.12.09
漠然としか認識していなかったこの国の一面を、くっきり明確にしてくれる一冊です。「高齢化社会」と「高齢社会」と「超高齢社会」の違いにはじまって、高齢者を対象にとるべき対策<病気予防>と<介護予防>の区別…とその境界年齢、
はたまた性差によって異なる陥りやすい疾患、などなど、統計データを駆使し、現状から今後の動向までクリアに解析。グラフの意味を知れば、(その意味する内容の重さはさておき)その曲線が美しくさえ見えてしまいます。
今ある長寿は、戦後50年以上かけて実現した医療・衛生面と栄養面の向上の賜物。
でもどんなに予防しても必ず必要となる介護について、制度や運営の構築に50年かけてはいられない。客観的でコンパクトな解説に、ぐいぐい引き込まれました。続きを読む投稿日:2017.11.08
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