文学
オツベルと象
あらすじ
ある日、お金持ちのオツベルのところに白い象がやってくる。オツベルは象をうまく騙して、奴隷として過酷な労働を課す。そうとは露知らず、初めは労働を楽しんでいた白象だが、徐々に体が弱っていってしまう。毎晩藁をたべながら話しかけていた月に別れを告げると、月は助けの手をさしのべる。かくして強欲なオツベルはその報いを受けるが、白象は喜ばなかった。それは、白象はオツベルを改心させることができなかったからだとも、そこまでも報復は望んでいなかったからだとも言われている。ここにあるのは、勧善懲悪だけではない心の置き所。あなたなら、どんな思いでオツベルをみるだろうか。

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