
戦争漫画おすすめ17選!実話をもとにした作品からファンタジーまで【無料試し読みあり!】
【完結】かわいい絵で残酷な戦争を描く「ペリリュー ─楽園のゲルニカ─」
【完結】水木しげるが描く硫黄島の体験談「総員玉砕せよ!! 他 水木しげる漫画大全集」
- 【完結】数学の天才である主人公が、戦艦の建造に隠された陰謀を暴き出す 「アルキメデスの大戦」
- 【完結】手塚治虫が描く戦争漫画「アドルフに告ぐ 手塚治虫文庫全集」
- 女性たちにとっての戦争とは?実話を漫画化「戦争は女の顔をしていない」
- 戦争中の日本人の食にせまった漫画!「戦争めし」
- 昭和という激動の時代を生きた人々の思い 「昭和天皇物語」
- 【完結】戦時下の広島で少女は何を想う「この世界の片隅に」
- 【完結】愛と裏切り、信頼と疑念が交錯するストーリー 「スパイの妻」
- 戦場での日常生活が垣間見える 「艦隊のシェフ」
- 【完結】ユーゴスラビア侵攻を舞台に、少年の成長を描く 「石の花(KADOKAWA版)」
- 【完結】終わったはずの戦争は沖縄で続いていた「カジムヌガタイ」
- 【完結】戦争の非情さと、それに抗う人間の強さ 「不死身の特攻兵」
- 【完結】戦後の広島を懸命に生きる少年を描いた名作「はだしのゲン」
- 【完結】シベリア出兵を背景にした物語 「乾と巽―ザバイカル戦記―」
- 【完結】現代の自衛官たちがタイムスリップ!?「ジパング」
- 戦争はひとつじゃない!様々な視点に気付かされる戦争漫画
人間と人間が争うことの不毛さを知る、おすすめ戦争漫画17選!
さまざまな角度から戦争を描いた戦争漫画を17作品ご紹介します。男性・女性それぞれの視点で戦争の不毛さを描いた名作を集めました。いずれも一部無料で試し読みができるので、ぜひお気に入りの一作を見つけてくださいね。
【完結】かわいい絵で残酷な戦争を描く「ペリリュー ─楽園のゲルニカ─」
作品紹介
昭和19年夏、南太平洋の小さな島・ペリリュー島に配属された日本兵の田丸は、まるで楽園のような島の様子に驚いていた。サンゴ礁が隆起してできたという島の成り立ちを聞いて、思わずロマンあふれる冒険を妄想する田丸。彼は、日本に帰ったら今回の経験をもとに冒険漫画を描こうと思っているのだ。そんな彼の唯一の友だちは、同い年くらいの青年・小山くん。軍曹から殴られてばかりいた二人は、次の日から炊事係の荷運びを手伝うことになる。仕事内容が楽になりほっとする田丸だったが、小山くんは不満な様子。「僕はマジメにやってんだからっ」と怒られてしまう。もちろん田丸も無事に帰るため、マジメにやっているつもりだったが、そう告げると小山くんは驚いた表情で「僕らがこの島から生きて帰れると思ってるのかい?」と言ってきて……?
2016年から『ヤングアニマル』で連載開始された本作。デフォルメされた登場人物たちは一見かわいらしい見た目ですが、太平洋戦争末期に実際にあったペリリューの戦いをもとに、残酷なまでにリアルな戦争の様子を描きます。2017年には第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しました。ぜひご覧ください。
【完結】水木しげるが描く硫黄島の体験談「総員玉砕せよ!! 他 水木しげる漫画大全集」
作品紹介
昭和20年2月10日、硫黄島に雨が降った。穴掘りを命じられていた兵士は、恵みの雨とばかりに桶で雨を受けては喉の渇きを癒そうとする。硫黄島はその名の通り硫黄の島で、井戸を掘っても硫黄のにおいのする海水まじりの湯が出てくるほどなのだ。
その翌日、突如アメリカ軍が硫黄島に攻めてくる。小さな島にも関わらず、やってきたのは800隻の船に乗った六万人越えの大群。対する島内の日本人兵士は二万人ちょっとだ。初めのうちはなんとか対抗し、優勢にあった日本軍だったが、何度撃退してもめげずに、鋼鉄でできた戦車を何台も繰り出してくるアメリカの物量には歯が立たず、徐々に劣勢になってしまう。そんなある日、日本兵たちは、基地近くの丘の上にアメリカ兵士が星条旗を立てようとしていることに気付く。「撃て」と命じる隊長だったが、すでに弾はなく……?
1973年に書き下ろしの漫画として発表された本作。妖怪漫画で知られた水木しげるが、戦争の実体験を描いています。2007年には『鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~』のタイトルで本作の内容がテレビドラマ化されました。漫画は国際的にも評価され、2009年にはフランスで第36回アングレーム国際マンガフェスティバル 遺産賞を、2012年にはアメリカでアイズナー賞最優秀アジア作品賞を受賞しています。ぜひご覧ください。
【完結】究極のボーイミーツガール「ディエンビエンフー」
作品紹介
1965年、日系アメリカ人のヒカル・ミナミは何も知らないまま、陸軍報道部のカメラマンとして南ベトナムの地にやってきた。配属早々、カメラを構えて町を歩いていると、作戦帰りのアメリカ軍兵士たちに絡まれてしまう。まだ来たばかりで戦争らしいものは何も撮っていないと伝えるヒカルに彼らが見せたのは、息絶えた南ベトナムの民兵。ヒカルが思わず顔をしかめていると、同じく陸軍報道部のコンプトンが鋭い声で間に入ってくれた。しかし、今度は報道部を「人も殺せない腰ヌケ」とさげすむ兵士たちとコンプトンとの間に一触即発の雰囲気が流れる。「やめなさい。」そこに現れたのは、年配の男性。兵士たちの上司らしい。男性は部下の無礼を丁寧に詫びると、ヒカルたちにベトナムの戦争に介入してしまった米軍の立場についてどう思うか尋ねて……?
ライターや映像作家としても活躍する西島大介による本作は、ベトナム戦争を題材とした戦争漫画。 かわいらしい絵柄でファンタジー要素もありながら、戦争のどうしようもない悲劇が淡々としたタッチで描かれます。完結編となる『ディエンビエンフー TRUE END』とあわせて、ぜひご覧ください。
【完結】数学の天才である主人公が、戦艦の建造に隠された陰謀を暴き出す 「アルキメデスの大戦」
作品紹介
戦艦「大和」を阻止せよ!!! 日本の未来を1人の数学の天才が変える!? 時は1933年。日本海軍の中枢・海軍省の会議室で、次世代の旗艦を決める新型戦艦建造計画会議が開かれ、2つの陣営が設計採用を争う事に。これからの海戦を見据え、高速の小型戦艦を打ち出す“航空主兵主義”派に対し、海軍内で権力を握る“大艦巨砲主義”派の計画は、世界でも類を見ない超巨大戦艦の建造だった――!!
「アルキメデスの大戦」は、戦艦大和をめぐる設計競争を描いた作品です。数学の天才である主人公が、戦艦の建造に隠された陰謀を暴き出す様子がスリリングに展開されます。戦争の裏で繰り広げられる頭脳戦は、知的好奇心を刺激すること間違いありません。
物語は緻密な計算と策略が交錯し、戦艦という巨大なプロジェクトの裏に潜む人間模様を浮き彫りにします。戦争の影に隠れた経済や技術の駆け引きに興味がある方におすすめです。
【完結】手塚治虫が描く戦争漫画「アドルフに告ぐ 手塚治虫文庫全集」
作品紹介
昭和11年8月、報道関係者としてベルリンオリンピックの取材中の峠草平(とうげ そうへい)のもとに、ドイツに留学している弟・勲(いさお)から電話がかかってくる。オリンピックの騒ぎで良く聞こえないが、どうやら重大な話があるらしい。浮かれる草平と対照的に焦った様子の勲は、明後日の8時に下宿先に来るよう何度も念押し。大げさだと思いながらも草平は了解して電話を切る。
約束の日、棒高跳びの決勝が日没までずれ込んだ関係で、草平は約束の8時に遅れてしまう。急いで勲の下宿先までタクシーを走らせるが、到着したのは10時ごろ。しかし、扉を叩いても勲は出てこない。部屋に入ると、中は大格闘でもやらかしたかのように散らかっている。不思議に思い、窓から街路樹をのぞいた草平の目に、並木に引っかかったように死んでいる勲の姿が飛び込んできて……?
1983年から『週刊文春』で連載された本作は、漫画の神様とも呼ばれた手塚治虫による戦争漫画です。第二次世界大戦中のドイツを舞台に、ヒットラーの重要な秘密を巡ってストーリーが展開されていきます。第10回講談社漫画賞では一般部門を受賞しました。ぜひご覧ください。
女性たちにとっての戦争とは?実話を漫画化「戦争は女の顔をしていない」
作品紹介
1941年キエフ、ドイツ空軍による空爆が始まったころ、ワレンチーナ・クジミニチナ・ブラチコワ・ボルシチェフスカヤは孤児院で働いていた。初めての空爆に取り乱すワレンチーナを含む職員たちと対照的に、スペインからやってきた孤児たちは慣れた様子で庭に塹壕(ざんごう)を掘り始める。スペイン市民戦争を経験してきた彼らは、戦争が始まった時にどうすべきかをすでに知っていたのだ。
子どもたちを後方に送り出したワレンチーナは、看護師としての講習会を開く任務を果たすためぺンザ州へ。戦線に出て不足する医師に代わり、講習会の講師や試験官を行ったのち、いよいよ戦線に志願する。配属された先の野戦病院にいる看護師は少女ばかり。最年長としてテキパキと仕事を回していた彼女だったが、ある日、戦場の洗濯部隊政治部長代理に任命されて……?
本作は2015年にノーベル文学賞を受賞したスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチによるノンフィクション小説のコミカライズ作品。第二次世界大戦でドイツとソ連の戦争に従軍した女性たちの実際の体験談を聞き取ってまとめたものです。女性の立場から見た戦争の様子をぜひご覧ください。
戦争中の日本人の食にせまった漫画!「戦争めし」
作品紹介
太平洋戦争の時代、日本国民は「贅沢は敵だ」と教え込まれ、服や食事なども制限された生活を送っていた。しかし、実は食生活まで貧しかったわけではない。戦争末期の壊滅的な状況になるまでは、食事を楽しみ、味や栄養にこだわっていた兵隊たちも多かったのだ。
東京・早稲田のとある定食屋に勤めていた青年・山田は、一年前ほどに赤紙を受け取り、昭和19年12月、南の孤島・ブーゲンビル島に配属された。所属する小部隊は火山の影響で自然にできた洞窟に身を潜めながらなんとか生き残っていたものの、圧倒的な物量の多さを誇る連合軍を前に劣勢状態。そんな中、身体が強いわけでも銃が得意なわけでもない山田は、とある重要な任務を任されていた。それは隊員たちのご飯を作ること。いつ死ぬかも分からない極限状態の中、隊員たちにとって、食事こそが最高の娯楽で……?
2015年から『ヤングチャンピオン』などで連載された本作は、太平洋戦争中の兵士たちの姿を食事とともに描いた戦争漫画。2018年には大胆に脚色されTVドラマ化もされました。すべて1話完結の短編作品なので、すきま時間にも読み進められるでしょう。温かい気持ちになれる珠玉の作品たちをぜひご覧ください。
昭和という激動の時代を生きた人々の思い 「昭和天皇物語」
作品紹介
今世紀最大の話題作、ついに単行本化!!
大元帥陛下して軍事を、大天皇陛下として政治を一身に背負い
昭和という時代を生き抜いた巨人。
波瀾万丈という言葉では表せないほどの濃密な生涯に
半藤一利氏協力のもと、漫画界の巨人・能條純一氏が挑む--
「ビッグコミックオリジナル」誌で毎号にわたり衝撃を呼ぶ巨弾連載、
待望の第1集は、その少年時代が<br />大胆な解釈と圧倒的な画力で描かれる・・・!
「昭和天皇物語」は、昭和天皇の生涯を描いた作品です。戦争という大きな時代の流れの中で、彼がどのような決断を下し、どのように国を導いたのかが丁寧に描かれています。天皇という立場から見た戦争の姿は、私たちが普段目にするものとは異なり、非常に興味深いものです。
この作品を通じて、昭和という激動の時代を生きた人々の思いと、戦争の裏側にある様々な人間ドラマを知ることができます。歴史の教科書では学べない、深い洞察を得られるでしょう。
【完結】戦時下の広島で少女は何を想う「この世界の片隅に」
作品紹介
昭和9年1月、浦野すずは風邪をひいた兄に代わって、中島本町の料理屋「ふたば」へのりを担いで届けることになった。親切な砂利船の船頭に乗せてもらい、川を渡って町へ到着するが、肝心の「ふたば」の場所が分からない。途方に暮れていると、目の前に黒い頭巾のようなものを被った大男が現れる。大男はとっさに道を尋ねたすずを軽々と肩に乗せ、「これで探してみたらええ」と望遠鏡を手渡してくれた。高いところから見る町並みに感動していると、急に視界が反転。突然目の前に同い年くらいの男の子が現れたではないか。どうやらすずは、大男が背負っていた、かごの中に入れられてしまったらしい。「あいつは人さらい」「わしらはさらわれた人達じゃ」男の子の言葉に驚くすずだったが、頭に浮かぶのはおつかいと帰り道に買うはずだったお土産のことばかりで……?
2007年から『漫画アクション』で連載された本作。軍港のある広島県の呉市を舞台に、少女・すずの視点で戦争を描いた作品です。2009年には第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。2011年と2018年にはTVドラマ化、2016年には劇場アニメ化もされ国内外で高い評価を受けました。ぜひご覧ください。
【完結】愛と裏切り、信頼と疑念が交錯するストーリー 「スパイの妻」
作品紹介
銀獅子賞受賞作品、渾身のコミカライズ!!
太平洋戦争前夜。
神戸の貿易商・福原優作は物資を求めて赴いた満州で、
驚愕の国家機密を知ってしまう。
正義感から世界に公開しようとする優作に、妻の聡子は・・・・・・
戦火に秘された恋愛/サスペンス。
第77回ヴェネチア国際映画祭・銀獅子賞受賞。黒沢清監督作品、初のコミカライズ。
「スパイの妻」は、戦時下の日本を舞台にしたサスペンスフルな作品です。主人公の妻が、夫の秘密を知ってしまったことから始まる物語は、戦争の影響が個人の生活にどのように及ぶのかを鋭く描いています。戦時中の緊迫した社会情勢の中で、愛と裏切り、信頼と疑念が交錯するストーリーは、読み手を引き込むこと間違いありません。
この作品は、戦争が人々の生活や人間関係にどのような影響を与えるのかを深く探求しています。戦時下での個人の選択や葛藤を描きながら、平和の重要性を訴えかける内容となっています。戦争の影響を個人の視点から捉えたい方にぴったりの一冊です。
戦場での日常生活が垣間見える 「艦隊のシェフ」
作品紹介
第二次世界大戦中の太平洋。常に最前線にいた駆逐艦・幸風。その艦橋の真下に、武器を扱うわけでも、作戦に携わるわけでもなく、兵士たちのためにメシを作り続ける男たちがいた。彼らの名は烹炊兵。戦争のハラを支え続けた男たちの、超極限美食物語が開幕!!
「艦隊のシェフ」は、戦時中の艦隊で働く料理人の視点から戦争を描いた作品です。戦場という過酷な環境で、兵士たちに食事を提供することの重要性が描かれています。料理を通じて、戦争の中でも人間らしさを失わない姿が印象的です。
戦争中の食事という視点から、戦場での日常生活を垣間見ることができます。戦争の中にある小さな幸せや、人々の絆を感じたい方にぴったりの一作です。
【完結】ユーゴスラビア侵攻を舞台に、少年の成長を描く 「石の花(KADOKAWA版)」
作品紹介
第二次世界大戦、ナチスに侵攻されるユーゴスラビア。レジスタンスに参加した少年は戦争という極限状態で何を見て、何を考えるのか。漫画史に残る傑作、大判での待望の復刊。
「石の花(KADOKAWA版)」は、ユーゴスラビア侵攻を舞台に、少年の成長を描いた作品です。戦争の中で彼が経験する悲劇や、そこから得られる希望が丁寧に描かれています。戦争によって変わりゆく故郷と、変わらぬ人間の心がテーマです。
リアルな戦争描写と、詩的な表現が融合したこの作品は、読者に深い感動を与えます。戦争の中で生きる人々の強さと、彼らが見つける小さな希望を知ることができるでしょう。
【完結】終わったはずの戦争は沖縄で続いていた「カジムヌガタイ」
作品紹介
沖縄戦が集結してしばらく経ったある日、足を負傷し、洞窟に取り残されていた秋月は口の中に銃口を入れ、自害しようとしていた。しかし、弾はもう残っておらず、死にたいのに死ねない。そこに、区長とその孫娘・アユがやってくる。「早まったことをしてはいかん!」「戦はとうに終わった もうこんなのはたくさんだ」そう言うと秋月を洞窟から連れ出し、アメリカ兵に捕虜として引き渡した。
それからしばらく経ち、沖縄戦終結から1年が過ぎる頃、アユは母親と一緒に薪をかついで道を歩いていた。すると、道の向こうから米軍の車が。母親は急に顔をこわばらせたかと思うと、自分が逃げなさいと言ったら一目散に逃げるようアユに言い聞かす。息を潜めながら車とすれ違う二人。なんとかやり過ごせたかと思った次の瞬間、車はクラクションを鳴らしながらUターンしてきて……?(『カジムヌガタイ』より)
2001年から『モーニング』で連載された本作は、沖縄戦の真実を描く6つの作品を収録した短編作品です。2003年には、第7回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で大賞を受賞しました。唯一の地上戦の場となった沖縄。そこに生きた人々の怒りや悲しみが痛いほどに伝わってくる作品です。ぜひご覧ください。
【完結】戦争の非情さと、それに抗う人間の強さ 「不死身の特攻兵」
作品紹介
話題の新書、全身全霊のコミカライズ! 太平洋戦争末期に実施された”特別攻撃隊”により、多くの若者が亡くなっていった。だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、9回の出撃から生還した特攻兵がいた。飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。
「不死身の特攻兵」は、戦争の狂気と人間の生存本能を描き出した作品です。この漫画は、特攻隊員として送り出された主人公が、数々の危険をくぐり抜け生還する姿を描いています。彼の不屈の精神と、戦争の中での人間の本能的な生存への渇望がリアルに描かれており、読者に強い印象を与えます。
この作品は、戦争の悲惨さをリアルに伝えつつも、同時に人間の持つ希望や勇気についても考えさせられます。特攻という過酷な運命に立ち向かう主人公の姿は、戦争の非情さと、それに抗う人間の強さを伝えてくれます。戦争の歴史を学びつつ、感動的な人間ドラマを味わいたい方におすすめです。
【完結】戦後の広島を懸命に生きる少年を描いた名作「はだしのゲン」
作品紹介
昭和20年4月広島、中岡家の畑では、元=ゲンと進次の兄弟が父親とともに麦を育てていた。いつものように、麦みたく踏まれても踏まれても強く生きるよう説く父親。ゲンと進次がもう聞き飽きたと笑って聞き流し、ゲンコツを食らうまでがワンセットだ。その帰り道、歌いながら帰路を急ぐ三人の耳に、空襲警報が飛び込んでくる。慌てて自宅に戻り、母親や兄姉とともに防空ずきんを被って防空壕に駆け込むゲン。しかし、お調子者の彼は、直前まで航空機にヤジを飛ばし続け、緊張感がない。満足に食事もできず、お腹を空かしてばかりの毎日にゲンは飽き飽きしているのだ。空襲が収まり、外に出てくると早々に、学校の集団疎開で田舎へ行く兄・昭(あきら)をうらやましがる始末だ。一度でいいからお米を満腹になるまで食べたいと呟いては、母親を困らせていて……?
1973年から『週刊少年ジャンプ』で連載された本作。作者・中沢啓治自身の被爆経験をもとに生まれた作品です。踏まれても踏まれても懸命に生きるゲンの姿を通して、繰り返してはならない戦争の悲惨さを描いています。アニメ映画化や実写映画・ドラマ化もされ、多くに人に愛されている日本を代表する戦争漫画です。ぜひご覧ください。
【完結】シベリア出兵を背景にした物語 「乾と巽―ザバイカル戦記―」
作品紹介
安彦良和、最後の新連載!! 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが、作家生命を懸けて最後に挑む巨編! 今から100年前、大正の日本が選んだ「シベリア出兵」という道の中、ロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽。戦争のど真ん中を熱く生き抜いた男達の生き様を描く!
「乾と巽―ザバイカル戦記―」は、シベリア出兵を背景にした物語です。異なる立場の二人が、戦場で出会い、友情を育む過程を描いています。
戦争の悲惨さだけでなく、人間の持つ強さや優しさが描かれており、読者に深い感動を与えます。歴史の中で、個人がどのように生き抜いたのかを知ることができる作品です。
【完結】現代の自衛官たちがタイムスリップ!?「ジパング」
作品紹介
200×年6月、エクアドル争乱に巻き込まれた邦人の命を守るため、4隻の自衛艦が横須賀基地を出発した。艦隊はハワイでアメリカ海軍と合流した後、エクアドル沖で演習を名目に部隊を展開させることが決定している。これを受けて日本の世論も2つに割れていた。必要な軍事的派遣だと考える人もいれば、戦後の日本が一貫し避けてきた武力行使を意味し、憲法を違反する行為だと訴える人々もいるのだ。
出港4日目、4隻のうちの一つ『みらい』はミッドウェー付近に差し掛かっていた。ミッドウェー島の西北には低気圧があり、どうやら大きな台風に巻き込まれそうだ。しかし、35年以上の海軍歴を持つ艦長は、台風とも異なる見たこともない雲の形に違和感を覚えていた。同じ頃、副長はレーダーに他の3隻が映っていないことに気付き、焦りを感じていて……?
2000年から『モーニング』で連載された本作。現代の海上艦隊が海戦直前のミッドウェーにタイムスリップするストーリーです。2002年には第26回講談社漫画賞一般部門を受賞、また2004年にはTVアニメ化しました。壮大なスケールで、現代を生きる私たちに平和を問いかける作品です。ぜひご覧ください。
戦争はひとつじゃない!様々な視点に気付かされる戦争漫画
軍人の立場、従軍記者の立場、市民の立場など、さまざまな視点から戦争を描いた戦争漫画を10作品ご紹介しました。いずれも漫画だからこその表現で、私たちに戦争の悲惨さ、平和の大切さを教えてくれる作品です。日本だけでなく、さまざまな国の立場で戦争を知ることで、より深く争いのむなしさを理解できるのではないでしょうか。
戦争漫画をもっと読みたいという方は、Web上でいつでも読めるReader Storeがおすすめ!今回、少しでも興味を持った作品があれば、ぜひチェックしてみてください。
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