
こちら葛飾区亀有公園前派出所 98
秋本治
週刊少年ジャンプ
パソコン話は今読むと面白い
この巻からこち亀ではパソコン話が異常に増えます。 「こち亀は100巻まで」という話を聞きますが、雰囲気が決定的に変わったのはこの巻からだと私は思っています。 作中に登場した用語の解説ページまで設けて、徹底したパソコン話が3話も収録されており、 当時は何を言っているのか意味不明だったこの3話は、今読むと意味がわかって面白い。 「アイコン」だとか「クリック」だとか「CD-ROM」だとか、もはや当たり前の用語にまでしっかりと解説がついているのは今見ると結構ニヤニヤできます。 それでも当時はパソコンを持っていなかっため、雰囲気しか感じ取れず何だかよくわからないけど凄そうという認識しかありませんでしたよ。
0投稿日: 2013.10.03
美味しんぼ(1)
雁屋哲,花咲アキラ
ビッグスピリッツ
改めて1巻を読むのも面白い
無精ヒゲを生やしてガラの悪い山岡さん、 あどけない顔が可愛らしい栗田さん、 ラスボスオーラが漂いまくりの尊大な態度を取る海原雄山に、 やけに大物な雰囲気のする大原社主など 丸くなる前の強烈な個性を持った美味しんぼキャラが楽しめます。 今の美味しんぼとはノリが違い、殺伐とした内容だと感じますが、これはこれで面白いです。
0投稿日: 2013.10.03
うちのメイドは不定形
静川龍宗,森瀬繚,文倉十
スマッシュ文庫
ニャル子さんの二番煎じにあらず
クトゥルフ神話をベースに、萌え化したクトゥルフ神話のキャラが出てくるという、清々しいまでに某有名ラノベの二番煎じみたいな内容ですが、話の方向性は違います。 最後にちょこっとバトルがあったりもしますが、基本はどこかズレた発言や行動をするメイドのテケリさんとの日常話がメイン。恋愛描写もとくになく、ちょっと妙だけども淡々とした日常が描かれています。 あと、メイドのテケリさんが可愛い。物凄く可愛らしい(重要)。 このラノベの面白さは、メイドのテケリさんが可愛い、という部分に結構比重があります。 それと原案の人がクトゥルフ神話について何冊も著作を持っている人だけあって、クトゥルフネタも豊富ですね。 某有名ラノベ程度のクトゥルフの知識しかなくても結構楽しめました。 なお、余談になりますが、 テケリさんはその某有名ラノベと、そのアニメの二期にちゃっかり登場していたりします。
2投稿日: 2013.10.02
