
孤独な深窓の令嬢はギャルの夢を見るか【電子特別版】
九曜,椎名くろ
電撃文庫
抜群の安心感があるラブコメ
抜群の安心感がある九曜氏のラブコメ最新作。 ハーレム要素でモテまくる主人公は要らない。 巻毎にヒロインが変わる展開、その陰で不遇に泣くヒロインも居ない。 派手なアップダウンな展開も要らない。 真っ直ぐな男子と女子の何気ないやり取りにクスッとしてしまう。 それがいい。 既刊の『佐伯さんー』や『放課後の図書室ー』のように きっと繰り返し読むだろう。
0投稿日: 2024.07.22
初恋だった同級生が家族になってから、幼馴染がやけに甘えてくる 【電子特典付き】
弥生志郎,むにんしき
講談社ラノベ文庫
この先難しいテーマをどう描ききるか
ダブルヒロインのラブコメで話の序章としては及第点かなと思います。 ただ、片方が半分とはいえ血の繋がりのある実姉という設定はかなりハードルが高く、どのような話に展開するか手腕が問われる気がします。 LGBTの理解が進む世の中とはいえ、法律だけでなく生物学的に祝福されない、結ばれることが許されないヒロインをどうケアするか。読み手を納得させられる話に期待したいです。
0投稿日: 2022.12.10
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん5
燦々SUN,ももこ
角川スニーカー文庫
もうここまでかもしれません。。。
4巻でボルテージを上げ、4.5巻で最高潮に達した流れが、 冒頭で瞬殺されました。 他の読者は分かりませんが、私は酷いショックを受けました。 ページを読み進めることも辛く、 もう政近に失望して感情を重ねることは出来なかったです。 その感情は最後まで覆ることはありませんでした。 タイトルヒロインだけに結び付けるなら 中途半端なハーレム設定をしなければ良いのにと 思わずには居られなかったです。 期待していましたが、私はもうここまでかもしれません。
0投稿日: 2022.12.03
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4.5 Summer Stories
燦々SUN,ももこ
角川スニーカー文庫
この本が私のマーシャ推しを確立させた。
この本は必読の書です。 4.5巻という立場ですが、サイドストーリーというハンパものではなく、生徒会メンバーの夏のイベントが第4巻で収まりきらなかった内容で本編に匹敵する充実さ。 このタイミングで良かったです!! 中でも第4巻のエピローグに必然性を持たせる話は、 本作の推しを確定させるのに充分な破壊力でした。 タイトルヒロインだろうと関係ない。 ポっと出に負けたらあかんのです。 作者自らがハードル上げたようにも見えますが、 そこは頑張って頂きたいです。 第5巻が非常に楽しみです。
0投稿日: 2022.09.09
義妹生活6【電子特典付き】
三河ごーすと,Hiten
MF文庫J
今後の展開が待ち遠しくなる回!
人肌が恋しくなる師走。 誕生日、クリスマス、年末年始。 二人を中心に家族や友人の関係に深みが増してきます。 特に沙季と真綾のやりとりが好きです。 丁寧に描写される悠太と沙季の心模様は心地よいですが、 サブキャラの恋愛模様はよほど注意して繋ぎ合わせないと 追跡が難しいです。 そこがまた面白い! 丸は?真綾は?読売さんは? 伏線の掘り起こしに1巻から何度も読み直しました。 次巻がとにかく待ち遠しいです!
0投稿日: 2022.09.03
義妹生活【電子特典付き】
三河ごーすと,Hiten
MF文庫J
ハーレムものと一線を画す恋愛ストーリー!
『義妹生活』 タイトルが表す通り、主人公『悠太』と義妹『沙季』の物語です。 構成が1日の出来事単位、それが悠太視点、沙季視点から描かれます。 これがテンポよく心の機微が紡がれていき、読者を引き込んでいきます。 サブキャラで魅力的な男性・女性の登場人物が出てきますが、それぞれいい味を出していてこちらの心が揺さぶられます。 読み進めるうちに気付くでしょう。 あ、好きだ。 まだ手に取っていない方に自信をもってオススメします。
0投稿日: 2022.08.28
ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕
三雲岳斗,マニャ子
電撃文庫
いいえ、先輩。わたしたちのケンカ、です。
アニメから入ってきましたが、原作も面白いです。 だいたい1巻で1つの物語が完結し、いい意味でのパターン化が徹底されているため、キャラクター像にブレがないです。 適度な伏線とその回収でストーリーに幅を持たしているので、流行りのハーレムものとはいえ楽しめるかと思います。 第1巻は導入部ですが、主人公の古城とヒロインの雪菜、ときどき那月ちゃんの掛け合いでニヤっとくるものがあれば、 続巻を読み進めて損はないと思います。 アニメから入ってくる人も、アニメでカットされている表現が補完されストーリーに厚みが出るのでオススメです。
2投稿日: 2013.12.27
